この冬の電気代高騰対策として、電気代を消耗する家電のエアコン、冷蔵庫、照明の使い方を工夫した12月。
それらの節約の結果、1月に請求された電気料金は・・・
脅威の3万円越え!
なんと、33,582円!
雪国でもなく、大家族でもなく、気候の温暖な広島で一人暮らし、そしてそれなりに節電したにも拘らず脅威の3万円越え!
ネットを見ていると、一人暮らしの方でも3万超えという情報も目にしていましたが、いくらなんでも3万超えなんて・・・・
ちなみに昨年1月の料金は24,098円なので、40%増、金額にすると1万円弱増えています。
一方、使用量は昨年が1,066kwh、今年は939kwhで、約12%くらい減っています。
つまり使用量は12%減ったのに、料金は40%増!
いやいや本当にカンベンしてほしいです。
ちなみに、昨年の24,098円も一人暮らしだとかなり高額です。
今までは、こんなに電気料金が高額なのは、古い戸建ゆえの暖房効率の悪さとほとんどの家電が古いからだと思っていました。
母が一人で暮らしていた頃も、冬は確か2万円くらいでしたし。
ですが、如何せん、3万円超えは高すぎる!
なのでこの機会に、電気料金の詳細を色々見てみることにします。
電気料金の明細
1月の電気料金の明細はこんな感じで、金額が大きいのは夜間料金の9,693円と燃料費調整額の14,103円。
燃料費調整額
燃料費調整額の14,103円には驚きますが、これは、原油、LNG、および石炭の燃料価格の変動によるもので、電力会社が決めるため消費者の我々にはどうしようもありません。
でも、この燃料費調整額の上限を撤廃している電力会社もあるようなので、それに比べるとまだマシなのかもしれません。
夜間料金
次に高額なのが夜間料金の9,693円。
我が家が契約しているのは、23時から8時までの夜間料金が8時~23時までの昼間に比べて約1/2くらいの料金単価の「エコノミーナイト」というプランです。
昼と夜で違うのはエアコンの使用の有無くらい。
昼は極力使わず、夜間料金の時間帯は22時から24時くらいと6時から7時半くらいの合計3時間半程度です。
「昼間の1/2程度の料金で3時間半程度しか使わないのに、なぜこんなに高いの?」と思い、時間別の使用量を見てみました。
時間別使用量
すると、このような感じで、23時から翌2時3時までの使用量が圧倒的に多いことがわかりました。
23時から2時、3時ってほとんど寝ている時間で、エアコンも1時間くらいしか使っていない時間帯なのになぜこんなに使用量が多いのか?
すぐに頭に浮かんだのが、電気温水器。
確か、夜間にお湯を作るシステムだったはず。
あいつの仕業に違いない!
23時から2時まで、1時間あたり大体150kwhから160kwh、昼間は1時間あたり20kwh前後なので7倍から8倍の使用量です。
電気温水器ってこんなに電気を使うんでしょうか?
電気温水器の使用量
それで電気温水器の料金について調べてみると、値上げ直前の2021年9月の情報ですが、我が家が契約している中国電力の電気温水器の電気代は、「電化Styleコース」で年間の電気代は約91,200円というデータがありました。
(我が家と同じプランではありませんが、一応目安とします)
別の情報で、「2020年10月~2021年9月と翌2021年10月~2022年9月の低圧(従量電灯)の電気料金は、前年比120%ほどで推移している」といいうものがありました。
これらを元に2021年10月~2022年9月の夜間料金を計算すると、91,200円×120%=109,400円。
1ヶ月9,120円となり、我が家の2023年1月の夜間料金の9,693円とまぁまあ一致しています。
やはりこの爆高の夜間料金は、電気温水器の仕業でした。
あの電気温水器もかなり古いので、電気代もそれなりにかかっているんでしょう。
お湯を作るための電気料金とはいえ、電気温水器に約1万円もかかっているとは・・・・
ビックリするのもさることながら、なんだかトホホな感じです。
エコキュートに変える?
この電気温水器の電気代、なんとかしたい!
それには、電気代が電気温水器の1/3程度のエコキュートがオススメらしい。
ですがエコキュートは、初期費用の相場が工事費込みで40~60万円程度とまぁまぁ高額。
これでざっくり計算してみると、(初期費用によって異なりますが)我が家の場合、今の電気温水器よりもお得になるのは10年前後かかるようです。
10年かぁ~
今の家にあと10年住む予定はないので、エコキュートへ変える案も今のところちょっと現実的ではない感じです。
残念。
他のお宅との比較
そもそも1月の電気代33,582円、我が家が特別高額なのか、同じ料金プランの他のお家と比べてどうなのかも見てみました。
この表の一番下の平均値が、同じプランのお宅の過去3年間の平均使用量です。
ですが、2023年1月に関しては939kwhと 920kwhでほぼ同じです。
ということは「我が家の1月の使用量が特別が多いということではなさそう」と一瞬思ったのですが、ただ、他のお宅の家族の人数はこの表からはわかりません。
少なくとも全てが一人暮らしとは思えないので、そう考えるとやっぱり我が家は電気代爆高です(反省)。
対応策は・・・
この電気代爆高、個人がチマチマやる節電以外に、根本的に料金を安くする国の施策はないのかと思っていたら、「政府の負担軽減策(2割程度)が適用され、2月から9月は7円/kwh、10月は3.5円/1kWhの補助がある」そうです。
1キロワット時当たり7円値下げということは、1月の939kwhで計算すると6,573円。
これは大きい!
しかし、しかし!
中国電力は4月1日から31.3%の値上げを経済産業大臣に申請しており、その申請はほぼ認定されるようです。
これって、元の価格を政府が2割負担した価格から31.3%値上げされるのか?
それとも、元の価格から差し引き11.3%が値上げされるのか?
前者だと約5%の値上げ、後者は文字通り11.3%の値上げになります。
願わくは、前者の5%であってほしい・・・
ですが、いずれにしても、政府の軽減策が終わる11月(10月使用分)からは31.3%がそのまま値上げされるわけで、そう考えると次の冬が恐ろしい・・・
結局、消費者の私ができる(やった)対応策としては、
- 引き続き、コツコツ節電する
- 電気温水器の設定温度が「高」80度だったので、「中」70度に下げてみた
- 古いエアコンを買い換えるか、再度検討する
- 電力会社の「冬の節電プログラム(1月~3月分)」に参加
- 支払を口座引き落としから楽天カード払いにして、楽天ポイントをもらう
これくらいしか思い浮かびません。
ちなみに、契約プランの変更も考えたのですが、今の「エコノミーナイト」が最もお得で、このプランは現在新規の契約は受け付けていないため、他のプランに変更すると元に戻せないので、結局今のままの方が良さそう、ということがわかりました。
元々高めの我が家の電気代、寒い寒い今年の冬、いつもよりがんばって節電しているにもかかわらず、燃料費調整額と電気温水器のせいでさらに爆高!
どうにかしたいけど、結局値上げからは逃れられそうもない。
そうなると、他のものを節約したり、収入を増やしたり、ポイ活や資産運用を頑張るしかなさそうです。
というわけで、「結局できることをコツコツやるしかない」という結論に到った次第です(苦笑)。