2月8日に行われた衆議院選挙、ほぼ全てのメディアの事前予想を大きく上回る自民党の圧勝でしたね。
一方の中道改革連合は、見る影もないほどの壊滅状態、という結果となりました。
メディアの事前の予想は・・・・
選挙前の各メディアの予測は、概ね、「自民党と維新の与党で300議席をうかがう、中道は半減、国民民主党は横ばい、参政党とチームみらいが躍進」という内容が多かったように思います。
選挙前の記事「衆議院解散総選挙。どうなる?高市内閣!」はこちら
まぁ、全体の方向性、個別では国民民主党、参政党、チームみらいについてははずしてはいませんが、なんと言っても自民党の圧勝、中道の惨敗については、各メディアの予測をはるかに超えるものでした。
具体的な結果は
個別の具体的な結果は以下のとおりです。

出典:読売新聞オンライン
自民党の歴史的大勝
まずは自民党ですが、自民党だけで316議席、全議席が198議席だったのでなんと118議席増。
当初は自民と維新で300超という予想がほとんどでしたが、それを大きく上回る自民単独で316議席という結果。
これは戦後初、歴史的大勝と各社で報じられています。
こちらの記事に議席数の過半数、安定多数、絶対安定多数、3分の2のもつ意味合いが詳しく説明されているのですが、その中でもこの316議席という数字は、衆議院の3分の2の310議席を超える議席数です。
3分の2を超えると、(憲法改正を除いて)衆議院で可決した法案が参議院で否決された場合でも、衆議院で出席議員の3分の2以上の賛成で再び可決すれば、法律として成立すると定めているそうです。
つまり、高市さんがやりたい政策、法案はほとんど成立する可能性が極めて高いということですかね。
ただ、高市さんは、衆議院の3分の2の議席を使って強引に政策を進めていくやり方はされないのではないか、つまり、参議院での少数与党の状態から、参議院でも過半数をとって、衆参両院で可決する手順を踏んで進めていきたいと考えているのではないか、と言われているようです。
一方の中道は・・・
対する中道は167議席から118議席減って、49議席です。
この49議席のうち、旧公明党が28議席あるので、旧立憲の議席は21議席のみ。
ちなみに、私は中道のこれまでの議席数は立憲148+公明24=172議席だと思っていたのですが、上の読売新聞オンラインでは167議席となっているので、Copilotに聞いてみました。
Copilotの回答は、「この167議席という数字は、実際に所属していた議員数で、選挙中に無所属化、離党、他党への移籍などが発生していて、これにより、実際の議席数は172ではなく167としてメディアでは発表している」ということでした。

そして、この167議席のうち旧立憲の議席数は146議席といいうことなので、146議席から21議席に減ったということになります。
単純計算すると約85%減!
大幅減どころの騒ぎじゃないですね。
壊滅状態です。
この壊滅状態の数字が如実に示しているのが、旧立憲の幹部陣、ベテランの落選です。
旧立憲の幹部と言っても、正直私はあまり詳しくないのですが、党首の野田さんや幹事長の安住さん、(イオンの)岡田さんくらいはわかります。
個人的な印象ですが、特に選挙期間中の安住さんの演説の動画を見ていて感じたのが、政策や日本をどうしたいかなんてほとんど語らずに、自民党の批判ばかり。
また、コートのポケットに手を入れたまま演説、どう見ても明らかに上から目線、横柄な態度でしたね~
「こんな人に投票する人なんているの?」と思いましたよ。
そうしたら案の定、自民党の森下千里候補に大差で敗北。
比例の復活もなく、落選。
野田さんは当選しましたが、イオンの岡田さん、小沢さん、枝野さんなどベテラン勢があいついで落選しました。
あ、新潟の米山さんも。
多くの世論と同じように、私も彼らのことを国会議員として適切な資質があるとは思っていなかったので、今回落選してくれて、あるべき姿に少しは近づいたと感じています。
彼らの支持者の方には申し訳ないですが。
腹落ちした分析
この自民党圧勝の結果の要因として、各メディアでは、高市旋風、いわゆる高市さんの圧倒的な人気、支持率によるものと解説している所が多いようです。
もちろん、高市さんが有権者からの高い支持を得ていたことは間違いないのですが、それだけではなく、私がよく見ている選挙ドットコムという動画の中で、JX通信社の米重さんという方がデータを使ってもっと適切に説明されていました。
米重さんの分析は、時系列としては、選挙後の結果に対するものではなく、選挙戦の中盤から終盤にかけて、自民が大勝、中道が劣勢というメディアの事前の予測に対して行われたものです。
そして実際の選挙結果を見ると、この動画の米重さんの分析がすごく的を得ているのではないかと腹落ちしました。
米重さんは最近テレビなどにもよく出ておられるようなのですが、独自情勢調査による選挙予測を行っており、私がよく見る選挙ドットコムのユーチューブでも、毎回非常に定量的、論理的な分析でなるほど、と思わされます。
内容の詳細はこの選挙ドットコムの動画(注!音声が発生します)を観ていただきたいのですが、かいつまんで説明すると、
- 当初の多くの予測は、自公連立の時は公明の組織票の(例えば)2万票が自民にあったが、中道となれば、その2万票は旧立憲に移り、実質4万票の差がついて中道が自民党に勝つ可能性もある、とされていた
- しかし、前回の参院選で立憲、公明へ投票した層が今回中道に投票するか調査した結果、投票日が近づくと公明は中道に投票する層が増えているが、立憲は減って、他党に投票する層が増えている。
- 通常、投票日が近づくに従って、前回その党に投票した層は増えていかなければ勝ちにはつながりにくい

出典:選挙ドットコム(注!音声が発生します)
- (最初の説明の)公明の組織票の2万票は確かにあるのだが、それは、あくまでも立憲に投票する土台の票がしっかりあった上で、それに上乗せされることで、立憲が勝つという仕組み
- 従って、土台の立憲の票が減って少なくなってしまうと、いくら公明の組織票が上乗せされても当選ラインには届かない
という分析です。
ちなみに選挙後にはこれと同じような分析をされている方はいたのですが、私が米重さんをすごいと思うのは、選挙後ではなく、選挙前の各社の「高市旋風による自民党大勝」という予測動向に「本当に高市さんの人気だけが理由なのか?」と疑問を持ち、それに関して仮説を立て、定量的なデータ(上のグラフ)をもとに分析されたことです。
投票日前までの各社の自民党大勝の分析は、高市人気によるというものがほとんどで、米重さんのように、高市人気以外の要素を定量的にデータで示す分析をされているところはあまりなかったのではないでしょうか。
と、私は米重さんの分析は非常に論理的だと思うのですが、一方の画面右側の元朝日新聞社の今野さんも、すごくわかりやすく野球のルールになぞらえて説明されています。
それは、ランナーが3塁にいれば、スクイズや犠牲フライをすることで確実に1点入るが、そもそもランナーが3塁にいなければ、いくら確実にスクイズや犠牲フライをしても点は取れない、というものです。
これ、わかりやすいですよね。
つまり、お二人の分析は、高市さんの人気が圧倒的なのはもちろんだが、それだけではなく、一方の旧立憲の支持があまりにも低すぎたために、そこに公明の組織票が加わっても全く勝負にならなかった、というものです。
これ、すごく納得感があります。
そして、結局、この旧立憲の支持のあまりの低さは、中道が選挙目的で急ごしらえで作った新党で、旧立憲がそれまでの自党の政策とは逆の旧公明の政策に選挙のためにすりよる、という明らかに筋の通ってない実態を有権者が見抜き、総スカンを食ったということを明確に表しているのではないでしょうか。
ある意味、有権者をバカにしているとさえ感じます。
高市さんへの期待!
というわけで、高市さんの圧倒的な支持、人気に加えて、中道のあまりのダメダメさがあわさっての、自民単独で3分の2という歴史的大勝という結果となった今回の衆議院選。
私は高市さんには今後も続けて政策を実現してほしかったので、自民党が勝って安定的に政治を運営できる状態になったことは喜ばしいのですが、いかんせん、勝ちすぎた為に、ほんとはもうお呼びでないというか、正直落選してほしかった議員も生き残っていますよね、誰とは言いませんが。
反高市として有名どころの議員はもちろん、他にも隠れ反高市派の人たちはかなりいるんじゃないでしょうか?
この人たち、今回は高市人気のおかげで当選できた人も少なからずいるはず。
自民党が安定したのはいいけれど、それは自民党の中に高市さんの政策を邪魔する議員が隠れているということも意味します。
高市さんにしてみれば、痛しかゆし、というところなのではないでしょうか。
ですが、まずは、自民党単独で3分の2を取れたのですから、高市さんには臆することなく思い切って日本の為に自分の政策を前に進めてほしいと思います。
ただ、この高い支持率がずっと続くわけではなく、期待したほどに成果が出ていない、と国民に判断されれば、支持率は落ちていくこともあるでしょう。
ですが、高市さんご自身はそんなことは百も承知のはず。
高市さんには私が彼女に感じている「まっとうさ」を持ち続けて、日本列島を強く、豊かに、前に進めていってほしいと思っています。
とにかく、今の閉塞感から脱して、強く豊かな日本の姿を見てみたいものです。