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プレミアム付商品券の期限で学んだこと

コロナ感染の経済対策で、各自治体がプレミアム付商品券などを発行してましたよね。

私の住む市でも、25,000円で30,000円使える商品券を発行しており、我が家の場合は2セット購入できたので、25,000円×2=50,000円分を購入。

50,000円で60,000円分使えるので、10,000円のお得です。

大きいですよね。

え、使えない?

で、先日いつものスーパーで商品券を使って払おうとしたら、「これ、もう使えないんですよ」とレジの方に言われました。

「へ?」と一瞬よく理解できなかったのですが、レジの方が「期限が2月28日までなんですよ」とおっしゃるのです。

「え?3月末までじゃなかったっけ?」と思って、商品券を指差すレジの方の人差し指の先を見たら、確かに「有効期限:令和3年2月28日」と印刷されているではありませんか!

「ひぇ~、3月末までだと思ってたよ!」と心の中で叫んだものの、時既に遅し。

仕方ないのでポイントカードのチャージ分で支払った後、レジの方が「もったいなかったですね」と憐れんでくれました(苦笑)。

あと何枚残ってたっけ?

買った商品をエコバッグに詰めながら、「商品券、家にあと何枚残ってたっけ?あぁ~、やってしまった・・・・」と自己嫌悪。

改めて考えると、確かに、商品券を買ったときは「2月28日までに使わなきゃ」って思ったことを思い出したのですが、なぜかいつのまにか、自分の中で3月31日にすり変わってたんですよね・・・。

たぶん、私の中ではマイナポイントの期限の3月31日の方が強く印象に残っていて、いつのまにか商品券の期限も3月31日になってたんだと思います。

よくある思い違いのパターンです(苦笑)。

それに、普通こういう期限て、年度末つまり3月末が多くないですか?

ま、今さら何を言っても仕方ない。

家に帰って、何枚残っているか確認したら、16,000円分残ってました。

最初は「16,000円も残ってる!」とすごく損した気になったのですが、冷静に考えると、これまでに使った金額が44,000円。

購入価格が50,000円なので、実質損した金額は50,000円-44,000円=6,000円。

6,000円でもかなり大きいのですが、なぜか、あっさり「ま、仕方ないか」とそれほど悔しい気持ちになりませんでした。

悔しくない気持ちを分析

なんであんまり悔しくないんだろう、と自分なりに分析してみました。

  1. 自分が間違って思い込んでたんだから、自分のせいなので仕方ない
  2. 損したのが自分(のお金)で、他人に迷惑をかけてなくてよかった

①については、その通りですよね。

誰のせいでもない、自分のせいなんですから。

②については、この類の思い違いって、若い頃はあまりなかった気がするんです。

特に仕事に関して、会社員時代、50歳をすぎた頃から、大小含めこの類の思い違いでヒヤッとすることが増えていたような気がします。

とりあえず、事前に気づいたり、小さいミスで済んだりしていましたが、そのうち、重要な仕事でミスして会社に損害を与えてしまうんじゃないか、と不安を感じるようになりました。

これも老化現象のひとつなんでしょうね。

情けないけど、仕方ないです。

年をとったからこそ

でも、年をとったからこそ、人間は間違った思い込みをしたり、それによってミスをするもんなんだ、ということが身をもってわかるようになったし、さらにそのことで他人に迷惑をかけなくてよかった、と思えるようになったともいえます。

これって、年をとることで、視野が広がったってことなんですかね。

若い時には若い時しかできないこともたくさんあって、それもすごく素晴らしいことなんですが、だからといって、年をとったらもうあとはしぼんでいくだけ、ってわけじゃないですよね。

若い時には見えなかったものが少しずつ見えてくるのだとすると、これからもっと年をとってもしぼむどころか世界は広がっていく、ってことになりませんか?

6,000円は損したものの、そんな風に前向きに感じられて、なんだかちょっと「年をとるのも案外良いのでは?」と改めて思えてちょっぴりうれしかったりして。

この先も、思い違いや失敗はあると思いますが、それも含めて前向きに楽しんでいきたいと思います。

あ、それと、物事はしっかり確認する、ってことも改めて肝に銘じます(笑)。