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今年の確定申告 ~プラン編~

今年もやってきました、確定申告のシーズンです。

確定申告をするようになって、早十数年。

「もう、そんなになるのかぁ・・・」という感じです。

去年との違い

私の確定申告内容の今年と去年との主な違いは、個人年金の給付金があること、特定口座の投資信託を売却したことの2点。

つまり、本来の不動産収入に加えて、今年はこれらが加わり、収入・所得が増えたということ。

ただ、私、これまで所得よりも所得控除の金額の方が多く、課税金額がマイナス、つまり課税される金額は0だったので、所得税はずっと0、住民税も所得割は0、均等割だけだったんです。

(※ 所得税の基礎控除は48万円、住民税の基礎控除は5万円少ない43万円ですが、私の場合は住民税の43万円でも、課税される金額はマイナスになってました)

これ、庶民にとってはホントにありがたい!

そして、このマイナスの金額はそれなりにあったのですが、これまではそれを埋める所得がなかったので、ずっとマイナスのまま申告していました。

もったいないと言えば、もったいないですよね。

なんですが、昨年、個人年金の給付も始まりその分所得が増えました。

ですが、それでもまだマイナス。

そこで考えたのが、特定口座の投資信託のひとつを売却して、新NISAの原資にすること。

ちょうど、売却益がマイナスの枠より少し少ないくらいの投資信託があったので、それを12月中に売ることにしたんです。

源泉徴収分が還付されるはず

私が売却する投資信託は源泉徴収ありの特定口座なので、所得税(15.315%)と住民税(5%)の合計20.315%が源泉徴収されます。

ですが、個人年金と投資信託売却の所得が増えてもまだ課税される所得がマイナスなので、確定申告することで投資信託の源泉徴収分の所得税と住民税が還付されることになります。

ちなみに、所得税は確定申告後に還付されることは知っていましたが、住民税はいつ還付されるのか理解していませんでした。

で、調べてみたところ、自治体から書類が送られてきて、それに記入して返送後、還付されるようです。

よし、これで所得が増えても、これまでどおり所得税は0、住民税も均等割のみ、源泉徴収分は全額還付される!

「今回はこの作戦(?)で行こう!」ということで、特定口座の投資信託のひとつを去年の12月に売却完了。

国保に影響が?・・・・

で、年が明け、ユーチューブなどで確定申告の動画を見るようになって新たにわかったことがありました。

それは、確定申告することで還付金が戻ってきても、住民税や国保の保険料がそれ以上に増えたり、配偶者控除や扶養控除の適用からはずれることもあるので、そこまでシミュレーションして判断しなければならない、ということ。

所得が増えるので住民税が上がるのはわかってたけど、私の場合は課税される所得がマイナスなので関係ないはず。

そして、配偶者控除や扶養控除はそもそも関係ない。

ですが、国保のことはノーチェックでした!

確かに、国保の保険料って、6月ごろ自治体から納付書が届いて初めていくらなのかわかる、といった具合でしたねぇ。

国保の保険料の計算方法

で、今回初めて国保の保険料の計算方法を調べてみたんです。

均等割、平等割、所得割という3つのカテゴリーがあります。

  • 均等割は、被保険者一人あたりの金額
  • 平等割は、1世帯あたりの金額(平等割は廃止されている自治体もあるようです)
  • 所得割は、(所得-基礎控除43万円)× 各保険料率 

それぞれ医療分、後期高齢者支援分、介護分に分かれ、それらの合計が国保の保険料になります。

具体的には、私の自治体はこのような詳細になっています。

医療分後期高齢者支援分介護分小計
均等割26,5909,2709,28045,140円
平等割17,9726,4594,54428,975円
所得割6.5%2.31%1.81%10.62%
※(所得-基礎控除:43万)× 各保険料率

どちらがお得かシミュレーション

実際に計算して、確定申告する場合としない場合で、どちらがお得かシミュレーションしてみます。

国保に関しては、均等割と平等割は定額で所得の大小に関係ないので、影響があるのは所得割の部分です。

まず、投信売却の売却益は約15万円でした。

  • この場合の源泉徴収金額は、15万円×20.315%=30,472円
  • 増える国保の所得割の金額は、15万円×10.62%=15,930円

源泉徴収金額の方が、増える国保の保険料より14,542円(30,472-15,930)多いので、確定申告して還付金を受ける方がお得、ということになりました。

(源泉徴収の税率:20.315%-国保の所得割の合計:10.62%=9.695%分、還付金の方が多いということですね)

ということで、予定通り確定申告することにしました。

私の場合は非常にシンプルだったのですが、上場株式の売却益の確定申告については、損が出た時の損益通算や繰越控除の場合などはちょっと複雑です。

ぶっちゃけ、このあたりの仕組みはユーチューブなどを見るとその時はわかった気になるのですが、自分で説明しろと言われると、ちょっと自信ありません・・・・(汗)

ま、もし損が出た時にもう一度勉強し直します(苦笑)

節税って、むずかしいけど大事

というわけで、今年の確定申告は少し所得が増えたものの課税される金額は相変わらずマイナスなので、所得税は0、住民税は均等割のみで、投資信託の売却で源泉徴収された税金が還付される予定です。

そして国保の金額は若干増えますが、還付される金額の方が多いのでお得、というシミュレーションの結果となりました。

14,542円はそんなに大きな金額ではないかもしれないけれど、還付されると思うと、やっぱりちょっとうれしいものです。

もっと言うなら、還付金もさることながら、よくわからず敬遠していた税金のことを自分で調べて知識を得たことにも、小さな達成感を感じているのかもしれません。

ふり返ってみると、会社員時代の確定申告は、とにかく早く終わらせたい一心でした。

そもそも私は税金に関して苦手意識があって、毎日の仕事で疲れているのに貴重な休みの週末を苦手な確定申告の作業に費やすのが、正直、苦痛以外の何者でもありませんでした。

ただ、そんな私も会社員を辞めてからは時間に余裕ができたこともあり、ふるさと納税をやったりiDeCoの拠出金を満額まで増やしたりなどの地味な節税対策をやるようになりました。

少しは進歩しましたかね(苦笑)

その結果、課税される所得がマイナスとなり所得税は0、住民税も均等割のみという状態になった時は、会社員時代の税金の差に我ながらビックリ。

まぁ、収入・所得の額が全然違ってたというのもあるのですが、それでも、いかに会社員が源泉徴収という形で最初から搾取されているか、しみじみ実感しましたねぇ~

その後も所得税0、住民税も均等割のみという年が続きましたが、だからと言って増える所得がなかったのでずっとそのままだったんです。

で、今回不動産収入の他に収入が増えることになったので、どうやったら節税につながるのか、更に真剣に調べたという次第です。

思うに、今も会社員のままだったら、こんなに節税のこと真剣に考えていませんでしたね、きっと。

(私の場合、自営業とはちょっと違うけど)自分の税金を合法的にある程度コントロール(=節税)できる立場になって初めて、苦手なことでも勉強する気になるものですね。

ちなみに・・・・

ちなみに、65歳以降年金をもらいながら生活していく上での、最も効果的な節税パターンを考えてみました。

実際にできるかどうかは、ちょっと置いといて(笑)

私が考えた最強の節税パターンは、非課税世帯の範囲の年金をもらって、足りない分はNISAからとりくずす、というもの。

まず、非課税世帯に該当する年金収入は、1級地(東京などの都市部)に住んでいる65歳以上の年金受給者の場合、単身は年金収入が155万円以下、夫婦世帯は211万円以下となっています。

ですが、実際問題として単身155万円、夫婦世帯211万円で生活するにはちょっと苦しい・・・・

そこで、この年金で足りない分は、NISAから取り崩していく、というわけです。

このやり方だと、年金の税金は非課税、とりくずしたNISAも本来非課税なので確定申告する必要ももちろんなく、結果、税金は0になります。

ただし、より余裕のある生活をしようと思ったら、NISAでそれなりに増やしておく必要がありますね。

このあたりは、人それぞれ、それなりに努力や時間が必要です。

4%ルール

資産のとりくずしで有名なやり方に、4%ルールというものがあります。

資産の4%を常に定額でとりくずず方法と、資産を常に定率の4%でとりくずす方法があり、定率で取り崩す方が資産は長持ちするようです。

シミュレーションサイトもありました。

これ、便利ですよ。

定額にしても定率にしてもNISAでそれなりに増やしておく必要はありますが、もしそれが可能なら、このパターンが老後は最強ではないですかね。

仮に年金が非課税枠を超える場合でも、足りない分はNISAをとりくずすことで、収める税金は年金で源泉徴収された分だけですからね。

それに、年金収入が330万円未満なら公的年金等控除が110万円まで使えますし、人によってはその他の所得控除も使えます。

使える所得控除の金額が多ければ、課税される所得の金額が少なくなるので、とりくずすNISAの金額も少なくてよいことになりますよね。

余裕のある生活のために

「やっぱり、NISAの非課税ってすごいパワーだなぁ」と改めて感じた次第です。

今年2024年から新NISAと称して、

  • 非課税保有期間が無期限
  • 最大利用額が1,800万円
  • 売却した分は翌年に再利用

という神制度にバージョンアップしましたね。

なるべく早く始めて、複利の恩恵に預かるのが得策だと思います!

確定申告やNISA、その他諸々の節税対策、私のような庶民でもやるとやらないとでは大違い。

いや、庶民だからこそやるべきなのかもしれません。

苦手だからと言って敬遠せず、なによりも自分が余裕をもって心地よく生活するために、調べたり勉強したりすることって、大切ですね~

これ、今回の確定申告で得た教訓!