先日、身の回りにあったお金の出来事を3つほどお知らせしました。
その中のひとつ、賃貸に出している東京のマンションのことについて進展がありました。
その時の記事はこちら
定期借家契約へ変更
これまでの経緯（以前の記事のマンションに関する内容）をざっくりお伝えすると・・・・
これまでの借主の方が11月末で退去することになり、次の募集を開始することになりました。
ただ、時期は未定ですが、将来的に東京に引っ越す予定なので、その際は自分が住もうと思っています。
なので、そのことを考えて、次は2年の定期借家契約にすることにしました。
普通の賃貸契約だと自分が住みたいと思っても、その先も借主さんがずっと住み続ける可能性もありますが、2年の定期借家であれば、少なくとも2年たてば契約が終わるので、計画が立てやすいですからね。
管理会社の担当者曰く、定期借家契約の場合、普通の賃貸契約より家賃が低めになるとのこと。
まぁ、期間が決まっているのでそうなるのが普通ですよね。
ですが、実際に彼らから提案された新家賃は、現在の家賃より5～10％ほど高めの家賃でした。
（つまり、「これまでの家賃が市場価格より安かった」ということですな）
「5％アップだとすぐに反応がありそう、10％アップでもチャレンジする価値はあり」と、担当者の方がおっしゃるので、これまでの家賃が安かったということもあり、まずは10％アップのチャレンジ価格でやってみようと思いました。
募集開始！
家賃以外の主な条件に関して管理会社から提案されたのは、定期借家の場合、
- 礼金はなし
- 敷金は（2ヶ月ではなく）1ヶ月がほとんど
とのことでした。
「礼金はないのかぁ」とは思いましたが、「月々の家賃が10％上がるならその方がメリットあるのでよしとする、敷金に関しては退去時に返却するので1ヶ月でも問題なし」と判断。
というわけで、2年の定期借家契約、家賃は今の家賃の10％アップで募集を開始してもらいました。
ぶっちゃけ、どの程度の反応があるのか全く見当がつかなかったし、「ま、一番良いのは10％アップだけど、それで決まらなくても今の家賃よりいくらかでも上がればよしとしよう」くらいに考えてました。
入居の申し込みが！
こんな感じで最終的に諸々の条件を決定してから、2～3日後にネットで検索してみたら、ありました、ありました。
10％アップの家賃で私のマンションの賃貸の募集が出てました。
こういう賃貸マンションの広告って、これまでは自分が借りる方の立場で検索してましたから、貸す方の立場で検索するのって、なんか不思議な感じでしたね。
そしてそれから数日後、管理会社からメールが。
「入居の申し込みがあり入居審査まで完了したので、オーナー（私）の方でも問題ないか確認してほしい」とのこと。
なんと、この間、約1週間！
予想外の早さにビックリしました！
その時点では、まだそれまでの借主さんが入居されていたので、内覧をしないで申し込みをされたようです。
「内覧をしないで決めるって、そんな人、いるんだぁ」と思いましたが、いるんですねぇ・・・・
なんらかの経緯でわたしのマンションを知っている方なのかもしれません。
管理会社の入居審査をパスしている方ですし、私の方でも特に内容に問題はなかったので、契約に向けて手続きを進めてもらうことにしました。
実際の契約は、今の借主さんが退去され、諸々の設備、内装工事、クリーニングなどを終えた後、入居は1月下旬頃の予定です。
ホッとしていたら・・・・
こうして、10％アップの家賃にも拘らず、次の入居者さんが思いのほか早く決まり、ホッとしていたところ、今度は、管理会社が契約しているメンテナンス業者から書類が届きました。
退去後の内装工事に関する見積もり書とその同意書のようです。
そうです、そうです、退去→入居だけですむわけではありませぬ（苦笑）
新しい方の入居の前に、設備の修理、メンテナンス、クリーニング、内装工事などをしなくてはいけません。
「一体いくらくらいかかるんだろうなぁ」と恐る恐る書類を見てみたところ・・・・・
なんと、約64万円！
「10年以上住んでおられたので、少なくとも20～30万円くらいはかかるだろうなぁ」程度には覚悟していたのですが、なんと倍以上の64万円！
いやぁ、ビックリしましたね～
正確に言うと、実際の金額は76万円くらいで、借主さんの負担分が12万円くらいあるんですよ。
（借主さんとの契約の特約事項に明記してあるものが、該当するそうです）
そしてこの64万円に消費税10％がかかるため、私が払うこととなる税込み金額は、なんと約70万円！
ひやぁ～！
明細を確認
で、添付されていた見積もりの明細をひとつひとつ確認してみると、最も金額が大きいのは、お風呂の乾燥設備の取替えで、これだけで20万円以上。
その他で目立つのは、クロスの張替え。
これも、18年以上たっているので、壁や天井などあちこち汚れたり劣化しているようで、合計約17万円。
その他、各所木製の設備部分補修、フローリングの剥離の洗浄、資材搬入運搬などにそれぞれ数万円ずつ、諸々設備の部品の交換などが数千円～2万円程度。
〆て合計64万円也。
はぁ・・・・
業者の担当者から電話
そして、見積もりが届いた翌日、業者の担当者から電話がかかってきました。
で、まず開口一番、「あまりに金額が大きくてビックリしました」と正直に伝えました。
その時の担当者の口ぶりは、申し訳なさそうにはしているものの、「いたしかたない」という様子。
一番金額の大きいお風呂の乾燥設備の取替え（約20万円）について聞いてみたところ、「2006年の新築時から18年使っていて異音もするために、この機会に取替えておく方がよいと思われる」とのこと。
ちなみに、電話の後、ネットで調べてみたところ、こちらの記事によると、寿命は10～15年、費用は電気式（うちのマンションはオール電化なので電気式）で5～15万円くらいのようです。
寿命に関しては、確かに18年はかなり使っていることになりますね。
異音もしていて寿命も越しているので、取り替えることには異論はありません。
ただ、費用に関しては相場の5～15万円よりさらに高い20万円です。
業者の見積もりには、乾燥機本体のメーカー価格は20万円のものを16万円と、いかにも値引きしているように記載してあります。
ですが、この型式の製品をネットでざっと検索すると、最安のもので11万円のものがありました。
ぶっちゃけ、メーカーの希望小売価格なんて、あってないようなものですからね。
また、同製品の本体価格、交換作業、撤去処分など全ての作業込で13万円程度の業者がありました。
私の経験上、ネットの業者さんは店舗などの固定費がないので、比較的安めの価格設定のところが多いのですが、それを差し引いても高めの見積もりになっていますね。
実は過去にも・・・
実は、以前にこの業者にエコキュートの交換も発注したのですが、その際もかなり高い見積もりを出してきたんです。
その時にも私がネットで探した同製品で安価なものを提示して、本体価格の値引きの交渉をしたのですが、「値引きはできない」の一点張りでした。
それ以上、その業者の担当者と話しても埒が明かないので、そのことをマンションの管理会社にも話したところ、「その業者は弊社（マンションの管理会社）と提携しているため、もし、その業者を使わないのであれば、オーナー（私）が独自で業者を探して依頼することになり、その後の対応についても弊社は関与できず、オーナーが全て対応することになる」ということでした。
その時の記事はこちら
という過去の経緯があり、この業者が費用に関して値引きする気はないとわかっていたので、その他のクロス張替えや各部品の交換などについては、もういちいち聞きませんでした。
が、その他の箇所の交換部品など、型式が明記してある物の単価についてもいくつかネットで調べてみたところ、案の定、どれもネットの価格より高めのものばかりでした。
まぁ、部品単価に作業代が含まれているのかもしれませんが、とにかくこの業者、価格が高いのは間違いありません。
価格が高くて技術も高い、というのなら百歩譲ってまだしも、技術については私自身は確認のしようがありません。
ただ、これまでの作業に関してマンションの管理会社が作業後の状態を確認している、また、実際の入居者さんから何もクレームがない、ということから、「技術や工事の作業状態については、少なくともNGではない」ということかもしれません。
って、それが普通ですよね。
価格も高くて、技術や工事の品質も低いなんて、あり得ませんから！
モヤモヤは残るものの・・・・
というわけで、マンションの次の賃貸契約に関して、家賃自体は高めの家賃で決まったのは良かったのですが、内装工事費用合計税込み70万円にはビックリ＆若干納得いってません。
ですが、前回のエコキュートもそうでしたが、私が一から業者を探して依頼するとなると、管理会社は関与しないことになります。
そうすると、作業終了後も私が立ち会ったり、入居後の修理なども全て私が対応しなくてはならないことになり、広島に住んでいる私にはそれはそれでコストや時間がかかり、あまり現実的ではありません。
そう考えると、やはり、現時点では管理会社の提携しているこのメンテナンス業者に依頼するしかなさそうです。
（できることなら、ネットでめぼしい業者を数社探して、相見積もりをとって検討したいのが本音です）
私のマンションは、いわゆる大手のデベロッパーで、管理会社もその系列の会社です。
なので、諸々の費用が高めに設定されていて、提携している業者もそれにならって高めの料金設定になっているんですかねぇ・・・
前回のエコキュートの交換に続き、今回も若干モヤモヤは残りますが、とりあえず、入居者さんも決まっているので、オーナーとしては内装工事を進めてもらわなければなりません。
自分が住む時には、必ず！
というわけで、マンションの次の賃貸契約については、定期借家契約にもかかわらず高めの家賃で入居者が決まったのは良かったものの、「予想外の高額の内装工事費用にビックリ！」というオチがつく結果となりました。
本音としては、今後はこの業者には依頼したくないので、マンションの管理会社自体を変えるという選択肢もあるのですが、変えた管理会社の提携先の業者が安価で良心的かどうかはわかりませんしね・・・・
うぅ～ん、悩ましい・・・・
とりあえず、いつになるか未定ですが、自分が住む時には（今のマンションの管理会社とは縁が切れるので）、ネットで安い業者を探して対応しようと固く心に誓いました。
