健康のために、定期的にランニングを続けています。
もともと長い距離を走るのは苦手だったのですが、少しずつ長く走れるようになり、62歳の私でも、週2~3回、60分・8.4kmのペースで走れるようになったのですが・・・・
左足の膝の外側に痛みが
なんですが、数ヶ月前から左足を曲げた時に膝の外側の骨が出っ張っているのに気づき、階段や坂を上ったりなど膝に力がかかる動作の際、そこが痛むようになりました。
ただ普通に歩くぶんには痛まないのでそのままにしておたんですが、しばらくすると、走っている最中や走り終えた時にも時々痛みが出るようになってきてしまいました。
いつものように、まずネットで調べたところ、症状や痛みの箇所から「ランナー膝(腸脛靱帯炎)」と推測。
通常はマラソンなどの長距離ランナーがなりやすいらしいのですが、もちろん私はそんなレベルではありません。
自宅のランニングマシンで、チンタラ走っているだけなんですから(笑)
ですが、そのチンタラランニング(?)でさえも、62歳の私の膝にとっては負荷がかかりすぎていたのかもしれません。
そこで、ふだん腰痛のリハビリで通っている整形外科に行ってみたところ、腰痛から来るものだろうとの診断でした。
ただ、私としてはこの診断には納得しておらず、もし痛みがひどくなるようだったら、他の整形外科医に行ってみようと思っていたんです。
その時の記事はこちら
その後、膝の痛みは良くも悪くもならずといった状態が続いていたのですが、ここ1ヶ月くらい前から少し痛みが強くなってきました。
それと膝の痛みの他に、肘の内側にも痛みが出るようになりました。
例のごとくネットで調べてみると、「ゴルフ肘」と呼ばれる症状があるようです。
私はゴルフはしないのですが、痛みの箇所からするとこのゴルフ肘のような気します。
ランナー膝にしても、ゴルフ肘にしても、いかにもスポーツをバリバリやっている人のように見えますが、実際は、62歳のおばさんが、のんびりマイペースで走ったり筋トレしたりしているだけなんですけどね(苦笑)
別の整形外科で診てもらうことに
膝に加えて肘も痛くなったこともあり、この際、少し遠いのですが、別の整形外科に行ってみることにしました。
(私が自転車で移動できる範囲では整形外科がほとんどなく、唯一ある整形外科が、腰痛のリハビリで通っている、前述の、診断に納得のいっていないクリニックです)
まずは、膝の状態を診てもらう
まずは、膝の症状と走っていることを伝え、両足の膝を曲げて、右に比べて左膝の外側の骨が出っ張っている部分を診てもらいました。
先生の一言目は、「膝に水がたまっているとかではなさそうですねぇ」
そして、膝を曲げたりのばしたりなどの動作を診たりした後、「おそらく膝の使いすぎが原因で、骨の上を通っている筋肉が炎症を起こしているのだと思います」と。
やっぱり思ったとおり、ランナー膝(腸脛靱帯炎)みたいです。
出っ張っている骨は大腿骨外側上顆(だいたいこつがいそくじょうか)という骨だそうで、それが、膝を曲げた時に出っ張るのは特に病的な症状ではないそうなのですが、曲げたりのばしたりするときにその外側を通っている腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)という靭帯が出っ張っている大腿骨外側上顆にこすれ、炎症を起こし痛みが出るとのことでした。
大腿骨外側上顆と腸脛靭帯の位置関係はこのイラストがわかりやすいです。
出典:小林整骨院
そして、膝を曲げた時に腸脛靭帯が出っ張っている大腿骨外側上顆をこする様子は、このイラストがわかりやすいです。
なるほど、膝を曲げのばしする際に腸脛靭帯が大腿骨外側上顆の脇を前後に動くので、そこが出っ張っているとこすれて炎症を起こす、というわけなんですね。
ちなみに、ランナー膝の原因のひとつに「O脚」もあるそうです。
O脚の場合、太ももからすねにかけて外側に曲がっているため、まっすぐな足の人よりも、膝の外側にある腸脛靭帯が大腿骨外側上顆とこすれやすくなるようです。
はい、私、正真正銘、紛れもない「O脚」です(苦笑)
そして、右足より左足の方がO脚の度合いが若干強めです。
これも原因のひとつのような気がします。
もっと高齢になった時の心配
今の痛みに加えて、さらに心配だったのは、「この先もっと年をとった時に、歩くのに支障が出るようなことがあるかどうなのか?」ということ。
で、その可能性を聞いてみたところ、先生曰く「高齢になった時に歩けなくなるのが心配なら、筋肉は鍛えておく方がいいです」とのこと。
つまり、痛みを我慢して走り続けるのは良くないけれど、かといって全く運動をしないのは筋肉が衰えてしまうので、長期的に見ればこれも良くないみたいです。
「現時点では軽症のようなので、まずは安静と湿布(患部を冷やす)で痛みを和らげましょう。痛みが和らいだら様子を見ながら運動はしていいですよ。で、もし痛みがひどくなるようでしたら、また来てください」とのこと。
とりあえず、軽症のようなのでまずは良かったです。
ホッ。
一方、肘の痛みの原因は?
膝の痛みがとりあえず軽症だとわかって、安心したせいで忘れるところでした(汗)
肘の内側の痛みのことも聞いてみなければなりません。
先生:「どんな動作をした時に痛みますか?」
私:「ガレージのシャッターを上げるときに特に痛みます」
(うちのガレージのシャッター、家と同じで古いもので、すごく重いというか固くて、上げるのに一苦労なんですよ)
先生:パソコンのカルテに「シャッターを上げる時に痛む」と打ち込む。
私:「ネットで調べたら『ゴルフ肘』のような気がするんですが・・・・」
先生:「ゴルフはしますか?」
私:「いいえ、しません」
先生:「おそらく、これも使いすぎが原因でしょう。年齢的なものもあるかもしれません」
私:「そうですか・・・」
先生:「とりあえず、痛みが出るような動作はなるべく控えるようにしてください」
私:「わかりました」
と、肘の方はこれで診察終了。
ま、「大したことはない」ということなんでしょうけど、「痛みが出る動作を全くしないわけにはいかないんだよなぁ」と心の中でブツブツ・・・
年齢なりにゆっくりのんびり
と、このような感じで、膝も肘も使いすぎが原因という診断でした。
肘の方はそれほど心配ないようでしたが、膝については湿布を処方され、痛みが出る時に貼って様子をみる、運動(ランニング)については痛みが治まれば様子をみながら軽めならOK、ひどくなったら再度来院するということになりました。
なるほど、使いすぎですか・・・・・
使いすぎと言われるほど走っているつもりはないのですが、自分が思っているより自分の体は衰えて来ているということなんでしょうなぁ・・・・・
ですが、そもそも、その衰えを補うために走ったり運動したりしているのに、なんなんだか・・・・
ま、仕方ありません。
自分の体と相談しながら、のんびりゆっくり運動&ランニングを続けていくことにします。
早めに病院、納得いくまで診てもらうのが大事
それにしても、(最初に診断してもらった)腰痛で通っている整形外科の先生、「膝の痛みは腰痛から来るものだと思います」なんて診断しちゃって、案の定、誤診でしたね。
「やぶ」と決めつけるわけではないですが、自分が納得いかなければ別の病院で診てもらうのって大事だなぁと思いました。
セカンドオピニオンていうやつですかね。
60代に突入し、それなりに色々ガタが出てきました。
認知症やがんなどの成人病の類も心配ですが、膝や腰などのいわゆる整形外科的な痛みも困ります。
この先、名実ともにおばぁさんと呼ばれる年になっても、自分の足でしっかり歩きたいですからね。
まずは、日ごろのメンテナンスが大事ですが、何か痛みや異変を感じたら、とにかく早めに病院に行くに越したことはないと、今回も肝に銘じました。
皆様も、異変を感じたら早めに病院に行きましょうぞ!
何もなければそれで安心できるし、もし何かあっても、初期に見つかれば治療もしやすいですしね。
なんてたって、私の目標は「90歳まで元気に楽しく一人暮らし!」ですから(笑)