私には、姪っ子と甥っ子がそれぞれ一人ずついます。
姪っ子が27歳、甥っ子が24歳、小さくてかわいかったあの子ども達もすっかり大人になりました。
めでたく入籍!
その姪っ子がこの春めでたく入籍しました!
「天然でほわ~っとしてたあの子が結婚ねぇ・・・・・」と、伯母さんは感慨もひとしお(苦笑)
姪っ子のことを書いた記事はこちら
ただ、突然その知らせを聞いたわけではなく、去年彼女が転職して引越しをする際、「今つきあっている人と一緒に住んで、いずれは結婚する」と聞いていたので、遅かれ早かれその時が来るんだろうとは思っていました。
で、その姪っ子が先日我が家に来たときに、「相手はどんな人か?」とか、「式はどうするの?」とか、色々聞いてみたんです。
彼女曰く、式をするかどうか未定とのこと。
(今の若いコって、式をしない人、多いんですかね~?)
ただフォトウェディングとやらで、「写真は撮る予定なので、その時におばぁちゃん(私の母)と一緒に撮りたいので業者さんに相談中」とのこと。
おぉ~!
母と写真と撮ってくれるのか!
それはなんともうれしい!
きっと母も喜ぶことでしょう。
実はここまでこぎつけるのに・・・・
と、こんな感じで久々に会ったこともあり、めでたい話に花が咲き私も楽しかったのですが、姪っ子曰く、どうやら、ここまで来るのにはそれなりに山あり谷ありだったそうなんですと。
というのは、母親(私の妹)がお相手のことをあまり気に入らなかったみたいで、その理由というのが、聞いてビックリするものばかり!
サッカーやってるヤツはチャラい
お相手の彼はサッカーが趣味で今も休みの日にちびっ子におしえたりしているらしいのですが、妹は、(なぜか)「サッカーをやっている男はチャラい」と頭から決めつけていて、まずそれが気に入らなかったらしい。
なのでつきあっている時から「チャラいヤツ」と思っていたみたいで、その彼と結婚することになったのが気に入らない。
実際に会って話をしたこともないのに、「サッカーやっているコはみんなチャラいと決めつけている妹の思考回路の方がどうか?」と思うのですが・・・・
ダンナは公務員!
それと、妹は「娘には公務員と結婚してほしい」と思っていたらしく、彼が一般企業のサラリーマンであることも気に入らないらしい。
彼女は「公務員=安定&高給取り」という図式を信じて疑っていないらしく、私に言わせれば、「昭和の価値観のままの困ったおばさん」です。
で、これまた姪っ子から聞いてビックリしたんですが、彼らが二人で挨拶に来た際に、うちの妹ったら、彼に「娘には公務員と結婚してほしいと思っていたのですが、○○君は公務員に転職する気はありませんか?」と言ったんですと!
いやぁ、彼女の言動には、これまでもあまりに常識はずれでびっくりさせられることが多々ありましたが、今度もかなりの超ド級の発言!
もし、相手のお母さんが自分の娘に同じようなこと、例えば「仕事を辞めて専業主婦になってくれ」とか、「同居してくれ」とか言ったらどうするんでしょうね?
きっとヒステリックに大騒ぎして結婚に大反対するでしょう、彼女なら(苦笑)
で、姪っ子に彼はなんて答えたのか聞いてみたら、いたって冷静に「今の仕事が好きで誇りを持ってやっているので、公務員に転職する気はありません」とはっきり言ったそうな。
姪っ子曰く、彼は他人から色々言われても良い意味であまり気にしないタイプだそうで、妹からこんなことを言われても動じる様子はあまりなかったみたいです。
彼の方が数段大人ですな(苦笑)
田舎の長男
まだありますよぉ(笑)
彼の兄弟というのが、男ばかりの4人兄弟、で彼は長男。
妹に言わせると、「田舎の男ばかりの4人兄弟の長男なんて、絶対苦労するばっかり」らしい。
ちなみに、妹は田舎っていうけど、人口はこちらの市の方が少ないのに、あちらを田舎と決めつけること自体がそもそも的はずれの勝手な思い込みのような気がしますが・・・・
さらに、彼女の真意をちょっと深堀りしてみるに、妹のダンナも田舎の長男(姉二人の末っ子の長男)なので、娘にはそういう苦労はさせたくないと思っているふう。
だけど、私に言わせれば、あの人、長男の嫁らしいことなんてこれっぽっちもしていないと思うんだけど?
例えば、お盆やお正月だって(もちろんそれ以外でも)、ダンナの実家に帰ったことは私が知る限りほとんどなく、いつもダンナだけか、ダンナと子供達だけで帰省してましたからね。
世間一般的に「長男の嫁は苦労する」みたいなイメージがあるのは否定しないけど、それも昔と今では状況も変わってきてるだろうし、そもそも、自分がお姑さんに苦労したとか、向こうのご両親の老後の面倒を看て大変だったとかならともかく、そんなことは1ミリもしてないのに、「娘の相手が田舎の長男だから気に入らない」ってどうなん?
彼のお父さんまで標的に
そして、彼自身だけではなく、なんと、彼のお父さんも気に入らないらしい。
彼のお父さんは地元の銀行の支店長さん(?)か同程度の役職の方で、たまたま妹の知り合いが同じ銀行に勤めていたらしいんです。
で、妹がその知り合いから聞いたところによると、お父さんの評判が芳しくないらしく、そんな人の息子ということで、これまた気に入らないらしい。
ここまで来ると、もうコントの域ですな(笑)
姪っ子曰く、「管理職なんて、敵がいたり悪く思われたりするのが当たり前だし、そもそも直接会ったこともないのに、たった一人から聞いた情報を鵜呑みにするのもどうかと思う」とのこと。
私も姪っ子と同じで、お父さんの評判が良くないことはともかく、たった一人からの情報を鵜呑みにして会ったこともない相手にケチをつける妹の方が大人気ないと思いますね。
地雷を踏まないように
と、こんな具合で、まるで昭和のホームドラマに出てくる娘の結婚に反対する母親みたいでしょ?(笑)
ちなみに、父親(妹のダンナ)は全くそんなことはなかったみたいです。
これでもし、ダンナも相手のことを気に入らなかったら、私もちょっと心配だったのですが、ダンナ曰く「チャラい感じはなく、むしろ真面目な感じの普通の青年」とのことで、一安心。
なので、姪っ子はこれまで何かを相談するにも、母親ではなく父親にまず相談していたみたいです。
例えば「○○のことを連絡したいが、今お母さんに話して大丈夫か?」と父親に事前に母親の状態を確認し、父親から「今はちょっとイライラしているから、もう少し待て」など、なるべく余計な地雷を踏まないように姪っ子なりに考えていたようです。
彼女も色々大変だ・・・・(苦笑)
やっと、入籍できた・・・・、けど前途多難?
と、こんな感じで、入籍にいたるまでそれなりの苦労があったみたいで、姪っ子曰く、「ここまで来るだけでものすごく疲れた。けど、やっと入籍できた」と。
おめでたいお祝い事なのに「お疲れ様でした」と言うのも妙な感じですが、彼女から話を聞いて、「大変だったね・・・・。お疲れ様でした」と声をかけずにはいられませんでした(苦笑)
なんと言っていいか、毒親とまではいかないけれど、正直、こういう独りよがりの思い込みや常識はずれの言動をやらかしたりする、ちょっとめんどくさいおばさんなんです、うちの妹。
娘のことを思うが故のことだとは思いますが、あくまでも自分が考える幸せを娘に押しつけているってことに1ミリも気づいていないんですなぁ・・・・
彼女の自分勝手な思い込みや言動に驚かされるのは今回に限ったことではないのですが、さすがに今回の諸々は、我が妹ながらちょっと呆れてしまいました。
姪っ子ももう大人なんだし、「彼女が『この人』と思って選んだ相手を信じてあげればいいのに」と思うんですけどね・・・・
姪っ子には、「とりあえず入籍できて良かったけど、これから子どもが生まれたりしたらまた面倒くさくなりそうじゃね」と言うと、「そうなんよ、先が思いやられる・・・・」と言ってました。
この先も、前途多難のようです・・・・(苦笑)
これからもずっと応援していますぞ!
ですが、伯母さんの私としては、あの小さくて可愛かった姪っ子が人生の伴侶となる相手を見つけ結婚したことがなによりとってもうれしいです。
結婚していない私が言うのもなんですが、今は幸せいっぱいでも、これから長い人生、色んなことがあるでしょう。
良いことばかりでなく、時には苦しくつらいことも待っているかもしれません。
ですが、小さい頃と変わらずちょっと天然で素直で優しい君を、これからもずっと応援していますぞ。
月並みですが、君が選んだ彼と幸せな家庭を築いていってほしいと心から願っています。
おめでとう!