JRの駅のみどりの窓口ってありますよね。
私はほとんど使ったことがなかったんですが、最近使うようになりました。
それは、母の面会に行くのに、乗車券(往路2枚分)をディスカウントストアで買うのですが、このチケットの日付と往路1枚を復路に変更しなければならず、それをみどりの窓口で対応してもらわなければならないから。
以前は回数券を使っていたのですが、2022年の9月で回数券が終了してしまったので最近はディスカウントチケットを買ってるんです。
みどりの窓口の営業時間は?
で、みどりの窓口を利用するようになってから知ったのですが、私の最寄り駅の在来線の窓口の営業時間が、なんと午前8時半~10時半、午後3時半~8時までなんです!
10時半から午後3時半までは、みどりの窓口が閉まってるんですよ。
みどりの窓口って、朝から晩まで営業しているものだとばかり思ってたので、それを知った時には正直驚きました。
で、みどりの窓口が閉まってる時間帯は、自動券売機でオペレーターを呼び出して対応するようなのですが、これがまた5人待ちとか7人待ちがザラでものすごく時間がかかり、実質使えないに等しいんです。
(ちなみに、新幹線乗り換えの窓口は、 6時~午後11時45分までやっているみたいです)
そして、みどりの窓口はそんなに短い営業時間に加えて、職員一人しか対応していないため(対応する端末が1台しかないふう)、週末などはものすごく混むんです。
私はなるべく平日に行くようにしていて、数日先に乗る電車の乗車券を変更するので、多少混んでいてもそれほど気にならないのですが、中には、これから乗る電車の乗車券を買う人もいたりします。
オラオラ系のオヤジ
先日、たまたま日曜日に駅の近くまで行く用事があったので、混んでいることは承知の上でみどりの窓口に乗車券の変更に行ってみた時のこと。
思ったとおり、自動券売機にもみどりの窓口にも長蛇の列が。
「仕方ないな」と思いつつ窓口の方に並んでいると、待ちきれないのか一人、二人と列から出る人も。
そんな感じで、15分~20分くらい待って、私の番まであと2人というところまで来たあたりで、私の後ろに並んでいたおじさんがイラつきを露わに。
イラついた感じで「チッ」と舌打ちしたり、「いつまでかかってるんだ!」みたいな感じの「ハァ~ッ」というため息をついたり、はっきり言ってものすごく感じ悪い。
私の後ろに並んでいたのでどんな風貌かわからなかったんですが、一体どんなおじさんなのか興味がわき、何気なく後ろを少しだけ振り向いてみたら・・・・
年の頃は50代後半から60代前半くらい、身長180cm近くありそうながたいのいい全体的に派手目のオヤジ。
そしてどうやらカープの試合観戦に行くふうで、デカイ体にカープの赤いユニフォームを着込み、胸元にはゴールドのネックレスがキラリ、日焼けした顔、かぶったカープの野球帽からは茶髪がのぞき、応援グッズらしきものも持ったオラオラ系のオヤジカープファン。
こんな感じ↓のカープのユニフォームとキャップでした。
(広島市ほどはないのですが、私が住んでいる市でも地元民はもれなくカープ命で、こんな感じの全身まっかっかのカープファンを時々見かけます)
で、このオヤジ、そばにいた係員の人に、「○時○分の新幹線に乗りたいんじゃけど、間に合うかのう?」とかなりイライラした様子で、「間に合わなかったらどうしてくれるんじゃい?」くらいの勢いでにじりよる。
オヤジの圧に圧倒される駅員さん、困った様子で「さぁ、なんともいえませんが、ギリギリくらいですかねぇ・・・・」と後ずさり。
順番をゆずったものの
それを聞いていた私はオヤジの横柄な態度は気に入らなかったけど、乗り遅れたら困るだろうと思って、「私は急いでないので先にどうぞ」と順番をゆずってあげたんです。
そしたら、そのオラオラオヤジ、「ええの?」と言ったかと思うと、「ありがとう」の一言もなくさっさと私の前へ。
まぁ別に感謝されなくてもいいんですけど、なんか人格が透けて見えますよねぇ。
で、そのオラオラオヤジの番が来て、どんな内容かと思ったら、「広島まで新幹線自由席大人2枚」って、超シンプル、自動券売機で簡単に買える内容なんです。
「もしかして支払がカードなので、券売機での買い方がわからないから窓口に並んだのか?」と思っていたら、なんと現金払い。
ちょっと、オラオラオヤジ、なんで、あんた窓口に並んでんのよ!
券売機の方が断然早いでしょ!
そもそもそのための券売機で、みどりの窓口は切符の変更とか人が行う複雑な対応の為なんだからね!
でもって何度も舌打ちしたり、「いつまでかかってんだよ!」的なこれ見よがしのため息ついたり、感じ悪いったらありゃしない。
あんたが券売機でなく窓口に並んでいるせいでその分時間がかかるし、あんたの舌打ちやため息で他の人がみんな嫌な思いしてるんだからね!
と、心の声(苦笑)
結局、オヤジは乗りたい新幹線の乗車時刻前に購入を終え、さっさとみどりの窓口を出て行きました。
本当に残念な人・・・・
この件で感じたことは、オヤジのイラついた態度の悪さももちろんなのですが、「なぜ、自動券売機で買わなかったのか?」ということ。
さてはオヤジ、券売機での新幹線のチケットの買い方がわからなかったのでは?
もちろん本人に確認したわけではないのですが、どう考えてもそれしか考えられない。
(もし他の理由だったら、オヤジよ、すまぬ)
券売機にも人は並んでいたけど、券売機は複数台あるし、操作がわからない人のサポートのために駅員さんが二人もいて、窓口よりも券売機の方が早いのは誰が見ても明らか。
私は新幹線にあまり乗らないので、自動券売機での新幹線の自由席の買い方は知らないんですが、ネットで調べると、最初の画面で「自由席」を選んであとは画面の指示に従って進むだけのようです。
他にも色々な購入方法や、予約したチケットの受け取りなど複雑な操作もあるようなのですが、オヤジのチケットは、広島までの自由席、大人2枚、現金払いという超シンプルな内容なんです。
70代や80代、それ以上のお年寄りならともかく、あのオヤジ、おそらく50代後半から60代前半くらい。
まぁ私と同世代だと思うのでメカに弱いのはわからなくもありませんが、それでも、券売機で新幹線の自由席のチケット買えないくらいの機械音痴って、どうなん?
見た目はオラオラ系でエラそうな感じなのに、カッコ悪すぎません?
それに、今の世の中、そんなんじゃ生活するのにさぞかし不便だろうに・・・・
自動券売機で新幹線の自由席のチケットも買えないもんだから、みどりの窓口に並んだら、あまりの混み具合にイラついて舌打ちやこれ見よがしのため息、それでまわりの人がどんな嫌な気持ちになるかということも全くわかっていない。
一番シンプルな操作さえできないというITリテラシーの低さ、そして自分の感情をコントロールできない精神的な幼稚さ。
なんだか、この人の社会人としての残念度が倍増されてる感じです。
(まぁ、券売機で買えないというのはあくまで私の推測ですけど、たぶんそうだと思うので)ほんとにカッコ悪くて残念な人だなぁとしみじみ感じました。
もし私が子どもだったら、「こんな大人には絶対なりたくない!」と思うだろうな。
いや、実際には子どもじゃなくてまさに同じ年代だけど、「この年代はみんなこうなんだ(このオヤジと似たようなもの)、とは絶対に思われたくない!」と強く思いましたね。
オヤジの言動から学んだこと
「このオヤジと同じとは思われたくない=自分はこのオヤジとは違う」と思っているのなら、そこは謙虚に我が身をふり返ってみなければなりませぬ。
そういう謙虚な姿勢がなくなってしまうと、このオヤジのような残念な大人へ一直線ですから。
いかん、いかん。
そう、「他人のふり見て我がふり直せ」です。
- まわりの状況を把握して自分はどうあるべきか判断し、抑えるべき感情は抑える
- (テクノロジーの進歩の早さにはなかなかついていけないけれど、それでも、)新しい技術や情報を自分なりに生活に取り入れて行く
特に後者、年をとると変化や新しいことを拒みがちになります。
だけど、自分が興味を持ったことは積極的に試してみたいし、苦手なことでもはなから拒否せずに、できる範囲でチャレンジしていくべきだなぁと改めて思いました。
オヤジの態度には嫌な気持ちになったけど、改めて大事なことを再認識できたのでこれはこれでよしとしましょう(苦笑)
謙虚に、謙虚に、ね。