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ピアノの調教師さんに、こんなこと言われちゃいました!

今年の5月からピアノを習い始めた私、約半年が過ぎました。

月2回のゆる~い感じが私のペースにあっていて、家でもマイペースでのんびり練習しています。

また、ピアノの調子が・・・・

マイペース&のんびりではあるものの、一応毎日練習はしています。

その成果もあるのかどうなのかビミョウですが、最初の頃から比べると少しずつ弾けるようになりました。

知っている曲や有名な曲(ただし、超初歩のバージョン)が弾けるようになるとうれしいものです。

そんな毎日なのですが、6月の終わりくらいから、ピアノの調子がなにやら怪しく・・・・

と言ってもそんな大げさなことではないのですが、5月に調律してもらったにもかかわらず、また2つ、3つ、押しても鍵盤が戻って来なかったり、音が出にくかったりするようになりました。

「梅雨の湿気と関係があるのかも・・・・」なんて思いながら、だましだまし弾いていたのですが、夏になっても状況は変わらず。

そして、9月を過ぎるころになると、さらに押しても戻らなかったり音が出にくい鍵盤の数が増えてしまいました。

数えていませんが、たぶん10以上。

さすがにそうなると、いくらド素人の私でも、練習していても調子が狂うというか、これでは練習にも身が入りません。

で、5月に調律してもらった方に連絡して修理してもらうことにしました。

その時の記事はこちら

無料で対応してくれるのはいいけれど・・・・

で、その調律師さんに連絡したところ、「やっぱりそうなりましたか・・・・」的なことをおっしゃるんですよ。

「『やっぱり』ってどういうこと?」と思って聞いてみると、我が家のピアノの状態があまり良くなかったようで、「とりあえず現時点ではこのくらいの対応をしておけばよいと思うが、もしかしたらまた状態が悪くなるかもしれない」と、前回の5月の時に思っていたそうなんです。

正直、この時、「え?前回そんなふうに思って調律したってこと?」とちょっと複雑な気持ちでした。

ただ、調律師さん、「自分もプロとして責任を感じますし、前回よりも強力な潤滑油を入手したので、それを使えばおそらく前回よりは改善できると思います」とおっしゃいます。

「プロとして責任を感じているのなら、今回はきっちり修理してくださいね」と心の中の私の声。

で、費用はどのくらいかかるのか、聞いてみると、「いや、前回の調律で対応しきれなかったのは私の責任なので、(修理だけで調律が必要ないのであれば)料金はいただきません」とおっしゃるんですよ。

一瞬「え?」と思って、「いいんですか?」と聞くと、「はい、結構です」とのこと。

私としては、費用がかからないのはいいものの、だからと言ってそれなりに対応されるのは困りますが、調律師さんの言い方があまりにはっきりというか、自信ありげだったのでお任せすることにしました。

ちなみに、今回、修理してもらう鍵盤が10以上あったので、わからなくならないように、事前に付箋を貼っておきました。

修理当日

で、迎えた修理当日、調律師のおじさんがやってきました。

(実際には、おじさんというより、おじいさんに近い年齢と思われる高齢の男性です)

まずは、作業スペース作り

ピアノの部屋に入り、今回は修理するのにある程度のスペースが必要らしく、それには置いてあるソファなどを動かさなくてはなりません。

最初におじいさんが一人で動かそうとしたのですが、思いのほか重かったらしく、ちょっと無理そうでした。

なので、私が一緒にソファを動かそうとすると、「あ、結構です」的なことをおっしゃるんですよ。

「え?だって今ひとりで動かせなかったじゃないですか?お客さんに手伝わせることを遠慮しているのかな?」と思ったのですが、このソファは3人がけの大きいもので、古いもののせいもあってか超重くて、いくら男性でも高齢のこの方には無理そう、と判断。

腰などをやられても困ると思い、「二人の方が早いですし」と言ってお手伝いすることにしました。

思えば、おじいさん、この時点で気に入らなかったのかもしれません。

次に、空けたスペースに新聞紙を敷き

次に空いたスペースに新聞紙を敷き、ピアノを解体、新聞紙の上に解体したパーツを置きます。

今回の修理は、その解体したパーツの中のそれぞれの鍵盤とつながる部品に、潤滑油を注すという比較的簡単な作業らしいです。

私としては潤滑油が新聞紙に浸みこんでカーペットを汚されると困るので、「新聞紙の下にビニールシートなどを敷かなくても大丈夫ですか?」と聞くと、「そんなに大量には注さないので大丈夫です」とおじいさん。

ですが、「ほんとに大丈夫?汚さないでね」と、正直不安は拭えません。

そしたら、おじいさん、そうは言ったものの不安になったのか、「やはり念のためにビニールシートが車の中にあるので、取ってきます」とのこと。

ですが、この方、ぶっちゃけ、立ったり歩いたりの動作もご高齢の方なりのスピードなんです(すみません)

なので、玄関まで行って靴をはいて駐車場の車まで行って、また戻ってくることを思うと、我が家のビニールシートを使う方が早いので、「うちのを使ってください」と言って、我が家のビニールシートを持ってきて新聞紙の下に敷いてもらいました。

ソファの移動に続き、このとき、さらに、自分の思い通りにできなくて、おじいさんのイライラは加速していたやもしれませぬ・・・・・

さぁ、作業開始

で、準備が整い、おじいさんは空けたスペースに置いた解体したパーツの前に座り、修理スタート。

と思いきや、肝心の潤滑油のスプレーがおじいさんから少し離れた場所(立ち上がって2~3歩歩かないといけないくらいの場所)に置かれたままになっていました。

偶然、私のすぐ近くにあったし、おじいさん、いったん立ち上がるのも「よっこらっしょ」と重い腰を上げるような様子だったので、私がスプレーを取っておじいさんに渡したんです。

おじいさんの口から出た言葉は・・・・

すると次の瞬間、おじいさんの口から出たのは、「もう結構ですから。イラッとするんですよ。自分の思うようにやりたいのでほっておいてください」という言葉。

それも、ややイラついた言い方で真顔でおっしゃるんです。

いやぁ、ビックリしましたね~

こちらとしては、ソファの移動にしろ、ビニールシートにしろ、効率的に作業が進む方がいいと思ってやっただけだし、ましてやこの時のスプレーはすぐ私の近くにあるんだから、私が取らないで、おじいさんにと取らせる方が明らかに不自然だし、なんなら私、すごく感じ悪い人みたいなわけですよ。

それを「イラッとするんですよ」と言われてしまいました。

一瞬「え?」と思いましたが、次の瞬間、正直こちらもカチンときましたね(苦笑)

ですが、そこは大人の対応で「わかりました」と言って、「私にそばにいてほしくないんだ」と思い、作業が終わるまで部屋から出ることにしました。

作業が終わり・・・・

別の部屋に移動し、一応気持ちを切り替えようとしたものの、人間、そうそうすぐには治まるものではありません(苦笑)

悪い人じゃないし、職人気質で自分のペースでやりたいのかもしれないけれど、たとえそうだとしてもお客さんに向かって「イラッとするんですよ」なんて普通言います?

それも、立ち上がるのも大変そうだったから、私のそばにあったスプレーを取って渡してあげただけなのに?

と、怒りの気持ちがまたふつふつと蘇ってきたりして(苦笑)

ソファはひとりで動かしたらしい・・・・

その後小一時間ほどたって、修理が終わった風なので、ピアノの部屋に戻ってみると、最初は二人で動かした3人がけの超重いソファが元の位置に戻っていました。

おじいさん、意地でも私に頼みたくなくて、持てる力を振り絞ってひとりでソファを元の場所に動かしたんでしょうなぁ・・・・

腰は大丈夫か?

まだ確認し終わってませんけど?

そして、おじいさん、「全部対応したので、一応確認してください」とおっしゃいます。

見ると、事前に貼っておいた付箋が全部はがされていたので、「仕方ない、端から鍵盤全部弾くしかないか」と思って左の低い音の鍵盤から弾き始めたんですね。

すると、中央あたりの鍵盤にも行かないくらいのところで、おじいさん「次があるので・・・・」とそそくさと帰り支度を始めるんです。

えぇーーー?

「あなたが『確認してください』って言ったから確認しているのに、まだ半分も終わっていませんけど?」と、心の中で叫ぶ私。

ですが、このおじいさんと言い争う気はさらさらなかったので、「あ、わかりました」と途中で止め、一応玄関まで見送り、おじいさんは帰っていきました。

それにしても、最初の電話では「プロとして責任を感じますし」なんて言ってたんだから、お客さんにきちんと確認して納得してもらうまでがプロとしての責任じゃないの?

それとも、私が手伝おうとしたことがそんなにイラついて、一刻も早く我が家を去りたかったんでしょうか?

「なんだかなぁ・・・・」と釈然としない気持ちで部屋に戻り、残りの鍵盤を弾いて確認。

一応、音は出るようにはなっていました。

って当たり前ですよね。

ですが、音の鳴り方がなんだかビミョウ~な鍵盤も・・・・

これはどう判断すべきなのか・・・?

まぁ、とにかく全ての鍵盤は音が出るようにはなっていました。

次は頼みません!

こうして修理した直後は、とりあえず音が出るようにはなっていましたが、私、正直なところ、この状態がいつまで続くかあまり期待はしていません。

前回の5月の時も調律も含めてやってもらったのに、6月の終わりくらいには、音が出なくなったり戻ってこなくなった鍵盤がありましたから。

まぁ、うちのピアノが古くてポンコツすぎるのかもしれませんけど。

ですが、そのピアノの修理状態の良し悪しよりも、モヤモヤするのはあのおじいさんの言動。

よかれと思って手伝ったことに対して「イラっとするんです」なんて言われて、お客としていい気がするはずありませんから。

この調律師のおじいさん、習っているピアノ教室に所属する方だし、普通はずっと同じ方に調律してもらう方がいいんでしょうけど、申し訳ありませんが、次は頼みません!

ただ一方で、「私の市内だとピアノの調律師さん自体が少なく、ピアノ教室に所属している方くらいしかいないかもなぁ」とちょっと不安はあったのですが、ネットで探してみると、うちの地域にも出張費無料で来てくれる調律会社がいくつかありました!

もちろん、これらの会社の方の対応がどんなものかは実際にやってもらわないとわかりませんが、少なくとも次回は、この中から頼んでみようと思っています。

それにしても、60年以上生きてきて、お客さんの立場になる相手に「イラッとするんです」って真顔で言う人、初めて見ましたよ。

そういう人もいるんですなぁ~