昔我が家にあったピアノが、20数年ぶりに戻ってきました。
妹のピアノ
と言っても私のピアノではなく、妹が小さいころにピアノを習っており、その時に母が買ったピアノです。
なので、ピアノ自体は購入してから40年以上たってまして、かなりのご老体。
私の記憶では、妹は立派なピアノを買ってもらったにもかかわらず、長続きしなかったような気がします。
その程度でやめるなら、あんな立派なピアノなんていらなかったのでは?っていうくらいのレベルだったような。
あぁ、もったいない。
妹から姪っ子へ
そんなわけで、我が家にやってきたピアノは弾いてくれる人もなく、我が家の応接間にまるでオブジェのように長い間鎮座しておりました。
そして妹がピアノを買ってもらってから20年近く(?)たち、彼女は結婚し、娘ができました(私の姪っ子ですね)。
で、その娘にピアノを習わせることになり、オブジェと化していた我が家のピアノは、妹の家へお引越し。
その後ピアノは、姪っ子によってたぶん数年間(?)は弾いてもらえることになりました。
さらに時は過ぎ・・・
姪っ子が何年間ピアノを習っていたのかは定かではないのですが、既に彼女も社会人となり、家を出て一人暮らしをしています。
なので、ピアノはまたまた弾いてくれる人がいない(たぶん)10年以上を妹の家で過ごしていたことになります。
せっかく買ったピアノなのに、弾いてくれる人がいない期間の方が断然長いピアノ、なんだかちょっとかわいそうな気がします。
せっかくピアノとして世に出てきたのに、我が家に買われたばっかりにピアノとしての本筋を果たせず、ピアノ自身もさぞや無念なのでは?なんて思ったりもします。
そして時は2021年
そして時は流れ2021年1月のある日、妹から室内で犬を飼うので、(部屋が狭く)ピアノを我が家に返したいとのこと。
で、弾いてくれる人のいないピアノが、先週、20数年ぶりに我が家に戻ってきました。
昔のように、我が家の応接間に鎮座しております。
ちなみに、昭和の家の応接間って、こんな感じでピアノが置いてありましたよね~(笑)。
椅子のカバーのベルベットの生地の起毛が擦り切れていて、時の流れを感じますなぁ・・・。
母が買ったピアノなので、当時の若くて元気だった頃の母を思い出したりして、ちょっと懐かしい気持ちにさせられます。
あの頃、ピアノといえば黒いのが普通だと思っていたので、この色のピアノが家にやってきてちょっと驚きました。
母に、「この色なんて色?」と聞いたら、「マホガニー」とおしえてくれました。
なんで母は黒いピアノでなくてこの色のピアノを選んだのかなぁ、と思ったことを覚えています。
で長い間、マホガニーというのは色の名前だと思っていたのですが、実際はマホガニーという木材の名前なんですね。
つい最近知りました(苦笑)。
習ってみようかどうしようか
せっかく我が家に戻ってきたピアノ、また弾かないでオブジェ化するのはかわいそうなので、この年でピアノを習ってみようか?などと、ちらっと心をよぎります。
ちなみに、私は「猫ふんじゃった」くらいしか弾けません(笑)。
ピアノは認知症の予防にもいいらしいし、と思ったり、はたまた、やっぱり続きそうにないからやめとくか、と思ったり。
でもなにもピアノ教室みたいなところに習いに行かなくても、ユーチューブを見て独学で弾くだけでもよいかも?
自分の好きな曲を、下手くそでも弾けるようになると楽しいだろうしなぁ。
あんまり深く考えずに、気軽にやってみよっかなぁ。
それに、初心者だろうと下手くそだろうと、弾いてくれる人がいる方がピアノもうれしいのでは?(笑)