東京での会社勤めを辞めて、実家に引越し、セミリタイア生活を始めて約7ヶ月。
東京では当たり前にあったもの、使っていたものが、こちらではなく、ちょっと不便に感じたり、残念に感じたりすることもちらほら。
おいしいパン屋さんがない・・・
パン屋さんもそのひとつで、東京ではそこここにあった、おいしくて(できれば、シンプルでちょっとおしゃれな感じの)パン屋さんというものが、私の地元にはないのです。
そもそも私は、「スーパーで売られているヤマザキやフジパンの食パンなんか食べられないわ」っていうようなグループの人種ではなく、ヤマザキの「ふんわり食パン」が大好きなごくふつう~の庶民なのですが、それでもたまには、パン屋さんのおいしい焼きたてのパンも食べたいじゃないですか。
食パン以外でも、お惣菜パンとか、スイーツ系の甘いパンとかも、食べたいし。
今住んでいる地元にパン屋さんがないわけじゃないんですが、うちの近所には中途半端な感じのパン屋さんが1軒あるだけなんですよ。
それか、よく見かけるチェーン店のパン屋さん。
わざわざ電車に乗ってまでは・・・・
少し電車に乗って、もう少し大きなターミナル駅に行けば、アンデルセンのお店もあるんですが、わざわざパンを買いに電車に乗るのもねぇ・・・・。
それに、アンデルセンのパンていうのも、なんかちょっと違うんですよね。
いや、もちろん、アンデルセンのパンもおいしいんですよ。
おいしいんですが、私がイメージしてるのは、アンデルセンみたいな大きな資本のパン屋さんではなく、パン好きなご主人とか若夫婦が個人でやってるような、手作り感というか、こじんまり感というか、なんて言うんでしょう・・・。
強いていえば、なんかこんな感じが伝わって来る感満載のパン屋さん。
て、わかりにくいですね~(すみません)。
百歩譲ってアンデルセンに行くにしても(アンデルセンさん、ごめんなさい)、東京で電車に乗るのと、田舎で電車に乗るのは、そのための労力が全く違うんです。
東京時代は、歩いて駅から1~2分のところに住み、15~20分も乗れば大都会・新宿に到着しましたが、今は、最寄のJRの駅まで行くのに、自転車で20分くらいかかります。
ちなみに、アンデルセンて、広島が本社なんですよ。
知ってました?
もうちょっと田舎の例えば里山風のところなんかだと、「都会から移住」的な感じで、パン屋さんを起業したりする若夫婦さんなんかもいたりするんでしょうけど、うちの地元の場合は、人口10万人くらいの中途半端ぁな町で、そんな感じでもないんですね。
見つけました!おいしいパン屋さん
ですが、今日、見つけました!
我が町にもおいしいパン屋さんを!
Pin de Pain~ブーランジェリー・パン ドゥ パン という長い名前。
家から駅までは自転車で行くのですが、このお店は駅の向こう側にあるため、なかなかそっち方面には行く機会がなく、今まで知りませんでした。
で、今日、美容院でこのパン屋さんの情報を聞き、帰りに行ってみました。
レンコンのお惣菜パンと、ゴマとさつまいも(紅あずまだったか?)のパンを買ってみましたが、どちらもおいしかった。
特に、レンコンの惣菜パン!
レンコンを使ったパンて見たことなかったんですが、大きめのレンコンがごろごろ入っていて、おいしかったですねぇ。
食べる前に写真撮ればよかったのに、忘れてました(残念)。
お店の外観はこんな感じです。
スタッフは皆さん若い方で、「いらっしゃいませ!」「ありがとうございました!」の声も大きくハキハキしてて、店頭のスタッフさんだけでなく、厨房でパンを焼いている方も大きな声で挨拶してくれて、気持ちが良かったです。
お店の人がいい感じだと、パンも3割増しくらいで、おいしくなるような気がしませんか?
不便さゆえの幸せ?
わざわざ自転車で買いに行くにはちょっと遠いのですが、これで、我が町にもおいしいパン屋さんが見つかったと思うと、それだけで今日はちょっと幸せな気持ちになれます。
東京時代には感じませんでしたが、不便さゆえの幸せというか、ありがたさというか(ちょっと大げさ?)、こんなふうに自分が感じてることが新しい発見です。
何でも当たり前にあると、気づかないんですかね~。
こういう新たな発見て、大切かもしれません。