2024パリオリンピック、連日、酷暑の夏以上に暑い戦いが繰り広げられていますね。
私が一番応援しているのは、バレーボール。
特に男子チーム、目標は金メダルです!
準々決勝のイタリア戦
そんな中行われた昨日8月5日の準々決勝のイタリア戦。
1セット、2セットは日本らしい戦いで25-20、25-23で先取!
3セットも先にマッチポイントを取り、「このままストレートで行けるのでは!」と思ったものの、25-27でイタリアに取られます。
続く第4セットもデュースとなり、24-26でイタリア。
勝負の第5セットもまたもやデュース、マッチポイントを握るも、最後は15-17でイタリア勝利。
こじ開けられなかったベスト4の扉
この試合、日本が何度もマッチポイントを握りながら、あともう一歩のところでイタリアが競り勝つ展開となってしまいました。
もうあとすぐそこまで目の前に見えていたベスト4の扉。
あとほんの少し、あともう一歩が届かなかった・・・・
試合後のインタビューで、キャプテンの石川選手は「自分が最後一本決め切れなかったことで、勝てず責任を感じている。キャプテンとしてエースとして力不足だった」とおっしゃっています。
「チーム全員で金メダルを取ると明言してきた結果、準々決勝で破れる」という結果に、チームを引っ張るキャプテンとしての責任を強く感じているのでしょう。
ですが、私はこのイタリア戦の日本の戦いぶりを見て、日本を応援していた人たちの誰一人として日本チームを責める人はいないと思います。
責めるどころか、最後まで決して誰一人としてあきらめない日本チームの戦いを誇りに思うのではないでしょうか。
それくらい、内容の濃い、どちらが勝っても負けてもおかしくない試合内容でした。
拾ってつないで、また、拾ってつないで、何度も何度も続くラリーを、仲間がつないでくれたボールを、最後はエースが決める、これぞ日本のバレーボール!
そんな日本の強さが伝わって来る、心を揺さぶられる試合でした。
日本チームのコートにはボールが落ちない!
そんなバレーでしたね。
世界トップレベルの選手たち
私達はどうしても、最後にアタックを決めるアウトサイドヒッター(石川選手や高橋藍選手)、オポジットの西田選手の派手なパフォーマンスに目がいきがちですが、日本チームの強さはそれだけではありません。
セッターの関田選手は世界有数のトップレベルのセッター、リベロの山本選手(と小川選手)は世界最高のリベロと、世界中の強豪チームから認められています。
また、これまではあまり目立たなかったミドル陣(山内選手、小野寺選手、高橋健太郎選手)ですが、ネーションズリーグ以降、それまでよりも数段レベルが上がり、サーブ、ブロック、クイック全てに世界と互角に戦えるレベルになっているのが、素人の私でもわかります。
つまり、どのポジションも世界トップレベル、世界で互角に戦えるレベルの選手が揃ったチーム、それが今の日本男子チームです。
長らく低迷を続けてきた日本男子チームは、今や世界からも強豪チームの一つとして認められています。
それだからこそ、私達は「このチームならやってくれるんじゃないか!」と期待せずにはいられませんでした。
最高でした!ありがとう!
そんな日本史上最強、世界トップレベルの選手が揃ったチームでも、それでも一勝をあげることがこんなにも厳しいのが、オリンピックなんですかね・・・・
ブラン監督はこの試合をもって、日本代表監督を退任することが決まっています。
また、高橋健太郎選手はこの試合で日本代表を引退するそうです。
個々の選手の方が、それぞれにオリンピックへの強い想いや決意を抱いて臨んだパリの舞台。
試合後の選手達の涙、ブラン監督の涙から、彼らがどんな思いでここまで努力を続けて来たか、凡人の私には想像もつきませんが、でも、間違いなく、彼らから大きな大きな感動をもらいました。
目標の金メダルには届かなかったけれど、1ミリも恥じることなく胸を張って日本に帰ってきてほしいです。
月並みでありきたりでな言葉ですが、
選手とブラン監督、チーム関係者の皆さん、
バレーボール日本男子チーム、最高でした!ありがとう!