昨今の電気代高騰の折、古くなった家電を買い替えて節電を試みた我が家。
昨年8月に電気温水機をエコキュートに、12月にエアコンを買い換えました。
あ、あともうひとつ、ほんの小さな節電ですが、よく使う部屋の照明もLED電球に変えました。
名づけて、節電プロジェクト!(笑)
エコキュートのみ、エアコンのみの電気使用量の比較はそれぞれしていたのですが、節電プロジェクトの総合的な検証として(大げさ?)、両方含めて最終的な電気使用量(電気料金も)のBefore&Afterを比較してみようと思います。
2023年と2024年の1月の使用量の比較
電気温水機をエコキュートに変えたのが昨年の8月、エアコンを変えたのが12月なので、両方の節電効果がわかるのが今年2024年の1月。
なので、2023年(旧)と2024年(新)の1月の電気使用量を比較してみました。
2023年 | 2024年 | 削減率 | |
昼間 | 159 | 130 | 18.2% |
夜間 | 616 | 229 | 62.8% |
合計 | 775 | 359 | 53.7% |
合計では、2024年は約54%減、2023年の半分以下に減っています。
そして、昼間は約18%減、夜間はなんと約63%減となりました。
夜間がスゴイ!
特に夜間の減り具合がすごいのですが、これは一重にエコキュートのおかげです。
エコキュートのBefore&Afterの記事にも詳細を書いたのですが、電気温水機とエコキュートはどちらも夜間にお湯を沸かす仕組みで、それぞれの時間帯別の使用量はこんな感じです。
2023年(電気温水機) | 2024年(エコキュート) | 削減率 | |
23時~24時 | 134.95 | ||
0時~1時 | 130.65 | ||
1時~2時 | 127.42 | 18.8 | |
2時~3時 | 124.55 | 37.4 | |
3時~4時 | 51.29 | 43.3 | |
4時~5時 | 46.1 | ||
5時~6時 | 30.6 | ||
合計 | 568.86 | 176.2 | 69% |
1日に占める夜間の割合 | 73.4% | 49.1% |
夜間全体では69%減!
エコキュートは古い電気温水機の3割以下の使用量ということになります。
エコキュート、やっぱりスゴイ!
または、古い電気温水器の電気使用量がエグすぎたという方が正しいかも?(笑)
ちなみに、1日に占める夜間の使用量の割合、つまりで全ての電気使用量のうち、電気温水機やエコキュートの割合はそれぞれ約73%と約49%です。
電気温水機の使用量がスゴイのはもちろんですが、エコキュートも全ての電気の約半分を使っているんですね~
なので、使用量の多くを占める家電を、電気温水機からエコキュートへ変えたことは節電に大きく貢献していることになります。
一方、昼間は・・・・?
一方の昼間の時間帯は、約18%、2割弱ほど減ってはいますが、正直これは何が原因かわかりません。
昼間は夜間のエコキュートのように、比較対象の家電を同じにして比較できないのでなんともいえませんが、エアコンを新しくしても電気使用量の削減はそれほどではないような気がします。
エコキュートと比較すると、使用量そのものの絶対値が小さいので削減の効果を感じにくいのではないかと思います。
そのことは、エアコンのBefore&Afterの記事でも考察しています。
そう思うと、あの古いエアコン、心配したほど電気は使っていなかったということなのかな?
彼/彼女(?)なりに一生懸命がんばってくれてた、ということか・・・・
ただ、あったまり具合もイマイチでしたからね~
古いのに比べると、今のエアコンはあったまる時間の早さやパワーを感じるので、やっぱり新しく買い換えてよかったです。
とはいえ、古いエアコンよ、20年間お疲れ様でした!
そして、気になる料金は・・・
で、一番気になるのは料金なのですが、2024年は2023年と比べて55%ほど減っています。
2023年 | 2024年 | 削減率 | |
昼間 | 3,985 | 5,204 | -30.6% |
夜間 | 8,168 | 6,961 | 14.8% |
合計 | 22,670 | 10,211 | 55% |
最初は、使用量も約54%減っていたので「同じくらい減ったのかな」と思ったのですが、昼間と夜間で見てみると、なんと昼間は2024年の方が約3割多く、夜間も約15%ほどしか減っていません。
これは、料金に関しては、政府の補助金が2023年は7円/1kWhだったのが、2024年は3.5円/1kWhに減っているからだと思われます。
ちなみに、3.5円/1kWhの補助金は4月までで、5月以降は1.8円/1kWhになるそうです。
それと、燃料費等調整額、省エネ発電還付金などが影響しているようでした。
内訳はこのような感じです。
<2023年1月>
<2024年1月>
燃料費等調整額は2023年が6,688円に対して2024年は-3,938円、再エネ発電賦課金は2023年が2,673円に対して2024年は502円と、どちらも2024年がかなり少なくなっています。
以上から、料金に関しては純粋な比較にはなりませんが、少なくとも合計では2024年は2023年の半分以下に減っているので、やっぱりかなり大きいですよね。
プロジェクト、一応成功!
ということで、我が家の節電プロジェクト、1月の電気使用量と電気料金は、両方とも半分以下となりました(電気料金は正確な比較ではないものの)。
特に夜間の使用量の削減が目立ち、電気温水機からエコキュートに変えたのは、初期費用のことを考慮しても正解でした。
エアコンに関しては目立った使用量の削減はありませんでしたが、少なくとも故障の心配からは解放され、そして、暖まるパワーも強まったので、こちらも買い換えてよかったです。
というわけで、昨年の8月から12月まで約5ヶ月に渡った我が家の節電プロジェクト、まぁまぁ成功のうちに無事終了いたしました!
ただ、電気代の高騰はまだ続くようなので、引き続き節電に心がけようと思っております。
最期までおつきあいいただき、ありがとうございました!(笑)