私は東京での会社員時代、2006年にマンションを購入しました。
ですが、その3年後に転勤することになった為、そのマンションには最初の3年間しか住んでおらず、その後はずっと賃貸に出しています。
原状回復の費用にビックリ!
昨年の11月にそれまでの入居者さんが退去することになり、新たに募集をかけることになりました。
それまでは普通の賃貸契約だったのですが、次は定期借家契約、家賃は10%ほど高く設定して募集を開始しました。
募集をかけてから1週間ほどで応募があり、審査も通りその方が2025年1月末予定で入居されることに決まりました。
ここまでは、思いのほか順調に進んでホッとしていたのですが、その後の原状回復の工事見積もりの金額にビックリ!
なんと約64万円。
税込みで70万以上です。
前の方が10年以上住んでおられたので、それなりにかかるとは思っていたものの、70万以上という予想外の金額に正直驚きましたねぇ。
その時の記事「最近あった身の回りのお金に関する出来事、その後・・・・」はこちら
新しい入居者さんから苦情?
なんですが、とりあえず、1月の半ばには原状回復の工事も終わり、税込み70万の費用を払い、新しい入居者さんも無事入居が済み、「これで一通り済んだ」と安心していたんです。
洗面所の水が流れない?
そんなある日、マンションの管理会社から電話が。
「なんだろう?」と思って出てみると、「入居者さんから『洗面所の水が流れない(配水管が詰まっている?)』との連絡があった」ということでした。
管理会社の担当者曰く、「業者が原状回復した時には問題なく流れていたとのことだが、いずれにしても、状態を確認しないといけないので訪問することになる」とのこと。
通常、こういう場合、
- もし、なんらかの不備や故障があればその場で対応する方が効率的なので、あらかじめ一定の費用を了承しておいて、作業がその費用内で済む場合はその場で修理する
- もし、それ以上かかる場合は、別途オーナー(私のこと)に連絡し、了承を得てから対応する
という手順で進めます。
この時は、その金額が2万円ということで了承し、業者さんに訪問対応してもらうことになりました。
ただし、不備が何もなかったとしても、出張費用が8,800円(税込み)かかるとのこと。
これには、ちょっと納得がいきませんでしたが、まぁ仕方ありません。
次は、お湯が出ない?
そして翌日、管理会社から電話があったので洗面所の配水管のことかと思いきや、なんと今度は「エコキュートからお湯が出なくなった」という連絡があったとのことでした。
配水管の次はエコキュート?
ちょっと待って。
エコキュートは確か3年ほど前に100万も出して新しく設置し直したばかり。
その時の記事「電気温水器の故障で学んだこと」はこちら
それなのに故障?
と、にわかには信じられなかったのですが、管理会社の担当者も当然そのことは知っており、「入居者さんが操作方法をよくわかっておられない可能性もあるので、まずは、メーカーが電話をして考えられる確認箇所などを入居者さんに説明し、操作してもらう」とのこと。
「それでも、お湯が出ない場合は、実際に訪問して状況を確認し、修理が必要な場合は対応してもらうことになるが、その場合(先の配水管と同じで)4万円で済む場合、その場で対応してもらってもよいか?」とのことでした。
(ちなみに、エコキュートに関しては、原状回復の工事をした業者ではなく、エコキュートのメーカーが対応するそうです)
この寒い中お湯が出ないのは困るだろうから、「そうしてください」とは言ったものの、「正直、新しく設置して3年しかたってないのに、もし故障だったら、ちょっと納得いかないわぁ」と心の中でぶつぶつ。
さらに、インターネットがつながらないとな?
そして2日後、管理会社から電話。
てっきり、配水管とエコキュートの件が進展したのかと思って出てみると、なんと更なるトラブルの連絡でした!
まさに、二度あることは三度ある?
管理会社の担当者の男性も、開口一番「トラブルが続いていて大変申し訳ありません」と本当に申し訳なさそうな声で謝罪されます。
まぁ、彼のせいではないんですけどね。
で、今度は、「インターネットがつながらなくなった」と。
私のマンションはe-マンションで各戸までインターネットがつながっており、各戸内にスイッチングハブという機械を設置してインターネットが使えるという仕組みです。
管理会社の設備担当者曰く、「各戸までのインターネットは問題ないのだが、スイッチングハブが故障しているのが原因」とのことでした。
そこで、新しいスイッチングハブを購入して設置すればよいのですが、その場合、
- オーナー(私)がアマゾンなどで購入して発送先を入居者宛にする
- 入居者さんが購入して別途費用を精算する
の2通りがあり、「どちらを希望されますか?」とのこと。
私は後者を希望。
スイッチングハブという機械をよくわかっておらず、さらに現物も見ていない私が購入するよりも、入居者さんが購入する方が確実ですからね。
で、一般的な価格の5,000円程度のものを購入し、後日精算するということで進めてもらうことになりました。
さらなる電話が・・・・
そして、2日後、またまた管理会社の担当者から電話。
「よもや、さらなる不具合、故障ではあるまいな・・・・?」と若干不安がよぎりつつ恐々電話に出てみると、配水管とエコキュートの結果報告でした。
はぁ~、よかったぁ。
まず、配水管は・・・・
まず、配水管の詰まりなんですが、なんと「髪の毛が詰まっていた」というなんともありがちな原因でした。
原状回復の際には問題なく流れていたということのようなので、おそらく、入居者さんが髪の毛を流してそれが詰まってしまったのだろうということでした。
なので、特段修理費用はかかりませんでした。
ただ、本来の予定では出張費の8,800円が発生するはずだったのですが、(管理会社の担当者が交渉してくれたのかどうかわからないのですが)今回は出張費もなく無料で対応してもらえたとのこと。
ぶっちゃけ、「そのくらい無料で対応してくれても当たり前なのでは?」という気もしました。
というのも、この業者、今回の原状回復の費用が約70万円、3年前のエコキュートの交換工事費用が100万円と、とにかく費用が爆高で、ディスカウントの交渉にもほとんど応じてくれないんです。
なので、正直、印象が悪いんですよ。
そしてエコキュートは・・・・
そしてエコキュートなんですが、こちらはメーカーの電話での説明では埒が明かず、訪問して点検したところ「湯切れを防ぐ機能がオフになっていた」とのこと。
エコキュートは、通常、お湯がたまる貯湯タンクの残量が少なくなると自動でお湯を沸かす(=湯切れを防ぐ)機能が搭載されているのですが、その機能がオフになっていたらしいんです。
入居者さんは全くいじっていないらしいので、「もしかしたら、前の入居者さんが退去時に気を利かして(?)オフにしたのかもしれない」ということでした。
といことで、こちらも故障ではなく、出張費も発生せず問題解決しました。
ただ、「(前の入居者さんが操作できるくらいのことなら)電話での説明の時に、メーカーは確認するよう指示しなかったの?」という気もしないではありませんでしたが。
ちなみに、原状回復の際、業者はこの機能のオン/オフは確認することになっていなかったそうで、次回からは原状回復の作業時にこの機能のオン/オフも確認してもらうことになりました。
とりあえず、トラブル解決し一安心
というわけで、新しい入居者さんが入居した早々、続けて発生した3件のトラブル。
まぁ、そのうち配水管とエコキュートは不具合や故障ではなく費用も発生しませんでしたし、費用が発生したのはスイッチングハブの購入費用の約5,000円だけ。
3件も不具合の連絡が続けてあった時は、「現状復帰で70万も払っているのに、またお金がかかるの?勘弁してよぉ」と思いましたが、5,000円程度で済んでほんとに良かったです。
不労所得はありがたいけど・・・・
一般的に不動産の家賃収入って、何もせずにチャリンチャリンとお金が入ってくる不労所得というイメージを持つ方も多いかと思うのですが、もちろんただお金が入ってくるだけではなく、こんな風にメンテナンス費用が結構大きな金額で発生するんですよね。
まぁ私の場合、不動産投資が目的でマンションを買ったわけではなく、あくまで自分が住むために買って、その後転勤になってその成り行きで賃貸に出したわけなので、不動産運用に関して特段の知識もなく今に到っています。
もっと上手くやれば、支出も抑えられるのかもしれませんが・・・・
とりあえず、これで、また家賃が入って来るので一安心です。
この先、しばらくは設備の不具合や故障が起こらないことを祈ります(苦笑)