注目キーワード
  1. お一人様
  2. セミリタイア

マイクロソフトを装ったネット詐欺にひっかかりそうになったこと

先日、パソコンでネット検索していた時に、ちょっとドキッとしたことがありました。

突然パソコン画面に「あなたのパソコンは〇〇ウィルスの驚異にさらされています。うんぬんかんぬん・・・」みたいな表示が現れ、けたたましい警告音が鳴り響き始めたんです。

警告音を消したくてフリーダイヤルに電話

どのくらいけたたましいかというと、地震が来る直前にスマホに警報が鳴るじゃないですか。

あれと同じくらいのボリュームでした。

なので、結構なけたたましさです。

そして画面には、マイクロソフトの名称やロゴ、サポートセンターのフリーダイヤルが表示されていて、そこにかけるような表記があったと思います。

この時の私は驚いたことには間違いないのですが、「どうしよう!ウィルスに感染したのかも?」という不安や焦りよりも、「画面を閉じて、このうるさい音をなんとかしたい」という気持ちの方が勝ってました。

それほどうるさい警告音が鳴り響き続けていたからです。

最初は自力でなんとかしようと、enterキーを押したりクリックしたりと色々やってみたのですが、警告音は全く止まず、画面も全く閉じられない。

もうあまりにもうるさいので、正直、「ちょっとおかしいかも?」とは思ったのですが、画面のフリーダイヤルの電話番号をダイヤルしちゃったんです。

今思えば、この時、「先にスマホで、画面を閉じる方法やこの電話番号を検索してみればよかったのに、なんでそうしなかったんだ・・・」と、我ながら情けないです。

電話に出たオペレーターは外国人、これはおかしい?

で、電話してみると最初は雑音が混じっていたり、相手の返事に時間差があったりして何を言っているかよく聞き取れませんでした。

ですが、その後雑音はなくなり相手の声は聞き取れるようになったのですが、そのオペレーターがしゃべる日本語は明らかに外国人がしゃべる日本語。

そこでも「ん?」と思ったのですが、マイクロソフトだし、「外国人のオペレーターなのかも?」とも思ったんですよね。

いやいや、私、ポンコツすぎる(恥)

で、そのオペレーターが、「どうされましたか?」みたいなことを聞いてきて、私は「『あなたのパソコンがウィルスの驚異にさらされています』のようなポップアップが出ている」と答えると、次に「そのパソコンは会社のものですか?個人のものですか?」と聞いてきて、私は「個人のものです」と返事。

その次に、そのオペレーターは、「今から私のいうようにキーボードを操作してください」と言って、キーボードの指示と指定のURLを入力するように言って来たんです。

私、この時点で「これはやっぱりおかしい!」と思い、すぐに電話を切りました。

マイクロソフトのHPで確認してみたら・・・・

で、電話を切った後、スマホで「表示されていた電話番号 マイクロソフト」で検索してみると、

マイクロソフトのこちらの情報ページが一番最初にヒットしました。

やっぱり詐欺だった

そこには、下のような偽の画面が表示されるとあり、私のパソコンの偽の画面の例はこれと全く同じではありませんでしたが、こんな感じの深刻なウィルスに感染しているように見せかける内容で、警告音もまさにこちらの焦る気持ちをあおるようなけたたましいものでした。

出典:マイクロソフト

あっちゃぁー、やっぱり詐欺だったかぁ。

いやぁ、私、本当にポンコツすぎる(恥)

とにかく、指示に従って画面を閉じ、警告音を消そうと思い、この画面の案内の中の「サポート詐欺の画面を終了する」の手順どおり進めます。

無事、画面を閉じ警告音も消すことができ、とりあえず、ここで少し落ち着きます。

さらに注意事項の内容をチェックしてみる

ですが、根本的な心配は消えたわけではありません。

マイクロソフトの具体的な注意事項はこんな内容です。

出典:マイクロソフト

この中で私がやってしまったミスは、この二つ。

  • ボタンをクリックしない: サポート詐欺の画面に表示されているボタンはクリックしないようにしてください。
    →私の場合、画面には何かのボタンをクリックするような表示は出ていなかったと思いますが、画面を閉じるためにenter キーを押してしまった
  • 画面に記載されている番号に電話をしない: 電話をかけると、サポートを装う第三者が、金銭の支払いなどに誘導します。絶対に電話をかけないようにしてください。
    →まんまと電話してしまった。

ですが、特定のURLの入力の前に電話を切ったので、金銭の支払いなどは発生していません。

おそらくあのURLにアクセスした後、金銭を誘導される流れになっていたのだと思われます。

さらにさらに念の為にPCのセキュリティをチェックする

ここまでで、とりあえず、金銭の支払いなどは発生していませんが、実際に自分のPCが本当にウィルスに感染していないかが心配です。

マイクロソフトの画面を読み進めると、「PCのセキュリティを確認する」という項目があります。

これによると、「サポート詐欺は、実際にはウイルスには感染していないケースがほとんどであるため、サポート詐欺の画面を閉じる以外の対処は必要ありません。」とのこと。

「しかしながら、お使いの PC のセキュリティ状態が不安な場合や、セキュリティの状態を確かめておきたい場合は、Windows 標準の機能を利用して、セキュリティの設定を確認し、状態をスキャンしておくことをお勧めします。」ということ。

なるほど。

それなら念のために、指示通りセキュリティの状態を確認してみることにします。

その結果、「現在の脅威はありません」

良かったです!

とりあえず、ウィルスには感染していないことが確認できました。

ひとまず安心です。

やれやれ・・・・

表示されていた010で始まるフリーダイヤルとは

ここまで来て一安心し、表示されていた電話番号そのものを検索してみることにしました。

すると「検索条件と十分に一致する結果が見つかりません」という結果。

で、「フリーダイヤル 010(最初の3桁)」で検索してみると、なんと、「010から始まる電話番号に注意!国際電話詐欺が増加中」のタイトルの記事が!

通常「010から始まる番号は、国際電話の識別番号(国際プレフィックス番号)であり、その後に続く国番号と合わせて国際電話番号となります。」ということのようなのですが、国際電話詐欺の可能性があるとも説明されています。

さらに、この記事に関連する記事として、「サポート詐欺の被害が拡大中–偽のセキュリティ警告にご注意ください」という記事もあり、この内容を見ると、まさに私がひっかかりそうになったものと全く同じ手口です。

そして最初の3桁の「010」はフリーダイヤルの一種かと思っていたのですが、国際電話の識別番号ということは、フリーダイヤルではなく料金がかかるということ。

私がかけた電話番号は、010の後は「1」だったので、おそらくアメリカ、通話時間は数分くらいだったと思います。

アメリカに数分間国際電話をしていた、ということになります。

楽天モバイルを使っている私は、ライン電話以外で電話をする時は、Rakuten Linkというアプリを使って無料でかけるので、この時もこのアプリを使ってかけました。

ですが、国際電話も無料になるのか心配だったので、楽天モバイルのHPで確認してみると、「Rakuten Linkを使用せずに国際通話/国際SMSを利用した場合、料金が発生いたします。」とのこと。

ということは、Rakuten Linkを使ってかけたので、料金は発生していない、ということだと推測。

実際に1月の通話詳細がわかるのは2月になってからなので、100%そうだとは言い切れないですが、たぶん料金は発生していないと思われます。(思いたい!)

ちなみに、楽天モバイルでアメリカに国際電話をした時の料金は、1分あたり68円(昼間)です。

万が一、料金がかかってしまったとしても、5分で340円、10分でも680円なので、このくらいなら今回のレッスン料として仕方ないと思うことにします。

なぜ、偽の警告画面が現れる?

それにしても不思議なのは、「普通にネット検索をしていただけなのに、なぜ急に偽の画面や警告音が発生するのか?」ということ。

私、別に怪しいサイトを見ていたわけでは決してありませんから(苦笑)

で、Copilotに聞いてみたら、こんな回答でした。

この回答から推測すると、私の場合、

2.不正なスクリプトを仕込んだWebページにアクセスした

・正常に見えるページでも、内部に悪質なJavaScriptが埋め込まれている場合があります。

・そのスクリプトが発動すると、大音量の警告音・ガイド音声・偽のMicrosoft画面が表示されます。

に該当すると思われます。

もしそうだとしたら、「今後も普通にネット検索している時に今回と同じようなことが起こるかもしれない」ということ。

今回経験しているので、次は絶対に表示されている番号には電話はしませんが、でも、普通にネットを見ているだけで偽の警告画面が出るなんて、なんか納得できません!

と、ほざいても仕方ない。

ネットには、「そういうリスクが潜んでいる」ということです。

そのことを肝に銘じ、とにかく次は、落ち着いて正しく対応するよう注意します!

自分が思うほど、自分は大丈夫じゃなかった・・・・

それにしても、よくニュースなどで目にしてきたネットに関する詐欺事件。

「自分に起こらないとは限らない」とは思っていましたが、心のどこかで「自分は大丈夫」と高を括っていたような気持ちがあったのではないかと反省しています。

010から始まる番号、普通ならここでおかしいと思いそうなものを、フリーダイヤルの一種かと思い、まんまと電話してしまった。

そして、絶対に日本人ではないオペレータの対応にも拘わらず、指示されたボタンをいくつか押してしまった。

はぁ~・・・・

我ながら、本当に本当にポンコツで情けないです。

とりあえず、途中で電話を切り難を逃れたものの、自分が思っているより全然大丈夫ではないことが今回明らかになりました。

よく、高齢者がオレオレ詐欺にひっかかるニュースを目にするたびに「なんであんなのにひっかかるんだろう?すぐに詐欺だってわかりそうなものなのに」と思っていましたが、いやいや私も他人事ではありません。

というのも先の「サポート詐欺の被害が拡大中–偽のセキュリティ警告にご注意ください」という記事の中で、この記事のサイトを運営するトレンドマイクロという会社の調査では、

  • トレンドマイクロのレポートによると、65歳以上の層がGoogle広告経由でサポート詐欺サイトにアクセスした割合は、65歳未満の層と比較して4倍以上ありました。
  • また電話を掛けた後に遠隔操作ソフトをダウンロードしてしまう割合も、65歳以上の層が、65歳未満の層よりも1.5倍高いことがわかっています。

との調査結果が。

現在、私は63歳。

数字上は65歳未満ですが、ぶっちゃけ65歳も63歳もほとんど変わりありません!

実際に偽のサポートセンターへ電話をして、いくつか指示に従ってしまいましたから。

既に、高齢者の仲間入りをしていると自覚すべきかもしれません。

今回の失敗を教訓に、これからは「自分は大丈夫」ではなく、「自分で思っているほど自分は大丈夫ではない!いや、高齢者と自覚して用心しすぎるくらい用心すべき!」と肝に銘じます!