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乗馬4級ライセンス

2018年の12月から始めた乗馬も、気がつけば4年目。

とはいうものの、2週間に1回ペースのゆる~いペース、マイペースで楽しんでます。

馬の走り方

乗馬での馬の走り方/歩き方には、

  1. 常歩(なみあし):トコトコと普通に歩く
  2. 速歩(はやあし):トントンとゆっくり走る
  3. 駈歩(かけあし):タカタン、タカタンのリズムで暴れん坊将軍のように走る

があります。

wikipediaの動画がわかりやすいです。

駈歩のレッスン

現在私は、③の駈歩のレッスンをしています。

まだまだ上手には乗れないのですが、馬に乗ってる感というか、馬との一体感を感じられる、この駈歩が私は一番好きです。

ですが、常歩、速歩よりも難しく、まだまだなかなか思うように走ってくれません。

駈歩の指示をすると走り出してはくれるのですが、その後もそれなりに続けて走ってくれるのは、10回のうち半分の5回程度。

残りの半分は、すぐ止まってしまうこともあったりします。

そもそも、2週間に1回のゆる~いペースなので、前のレッスンで上手くできても、次のレッスンではまた最初からということも多く・・・・

ただ、そんな感じでも私としては、馬に乗れて駈歩レッスンが少しずつでできるようになれば満足だったのです。

4級ライセンス受験?

そんな3月のある日のレッスンの後、指導員のYさん(私の駈歩レッスンをずっと指導してくれている方)から、突然「来月、4級ライセンスのテストを受けましょう」と言われます。

へ?

4級ライセンスって?

私が?

以前に5級ライセンスを取ったので、次は4級ライセンスだということは理解していましたが、4級ライセンスなんて私にはまだまだ先のことで、しばらくはこのまま駈歩が上手にできるようになるまで今のレッスン(クラス)でいいと思っていた私。

だって、4級ライセンスは駈歩がスムーズにできないとダメだと思っていたので、「え?私、大丈夫ですか?まだ早くないですか?」と訴える私の横で、「大丈夫、大丈夫。駈歩がそれなりにできれば大丈夫だから」と、私の心配をよそにかる~く返答する指導員のYさん。

もちろん断ることもできたのですが、なんだかYさんにいいようにのせられて(?)テストを受けることに。

Yさんの駈歩レッスンは毎週同じ曜日にあり、私はそれを2週間ごとに受けていて、テストはYさんの駈歩レッスン中に行い、Yさんが試験官で合否を判断するそうです。

なので通常なら、2週間後はYさんの駈歩レッスンを普通に受けるのですが、そのレッスンで4級ライセンスのテストを受けることなってしまいました。

Yさんからは「大丈夫だから」とは言われたものの、当の本人の私は正直、今日のレッスンの後、2週間後がぶっつけ本番でテストなんて、ちょっと不安。

で、無理やり予定を変更して、翌週もYさんの駈歩のレッスンに来ることにしました。

筆記試験も

実技に加えて筆記のテストもあり、Yさんから練習問題を渡され、「大体ここから出るから、これ全部覚えておいてね。100点満点で60点取れば合格だから」と、これまたかる~く言われます。

筆記試験の内容はとにかく暗記するしかないのですが、会社を辞めてからテストなるものからすっかり遠ざかっているのに加えて、年のせいか記憶力には全く自信がなくなっている今日この頃。

間近になってあわてないように、早速その日から少しずつ覚えていくことにしました。

実技と違って、筆記はとにかく暗記すればなんとかなりますから。

せっかく来たのに・・・

で、翌週駈歩のレッスンに参加。

Yさんに「私の場合、合格するのにどんなことを気をつければいいか」など聞きたいと思っていたのですが、なんと、その日、彼は3回目のワクチン接種の副反応とやらでお休みでした。

できれば、Yさんに色々見てほしかったのですが、仕方ありません。

別の指導員のレッスンとなり、そのせいというわけでは決してないのですが、この日の駈歩の出来は、なんというかビミョウな感じ。

ダメってわけでもないのですが、翌週のテストに向けて自信がついたというわけでもなく、不安は拭えません(汗)。

そして、テスト当日

そんな調子で、迎えたテストの当日。

筆記の方は、毎日少しずつ覚えてきたおかげでたぶん大丈夫そうですが、実技の方はどうなることか正直自信がありません。

最初に実技テスト

Yさんからレッスンの前に「頼みます!」と明るく声を掛けられ、無理やり笑顔を返しましたが、「『頼みます』と言いたいのはこっちだよ!」と心の中で叫んだりして。

いつも乗っているヘレナにも、「ヘレナ、頼むよ。君が頼りなんだから!」とお願いしてから馬場に向かいます。

テストはレッスンの時間内に、実技の審査項目の

  1. 常歩で巻き乗り、半巻き乗りを含む回転運動(円を描くように歩かせる)
  2. 速歩で90度の方向転換、斜め手前変換(斜めに方向を変える)
  3. 停止―常歩―速歩―常歩―停止をスムーズに行える
  4. 速歩で正しい姿勢をとれる
  5. 手綱・脚の操作が概ねでき、駈歩の発進・維持ができる

を行い、これらの姿勢、扶助、バランスを10点満点で採点し6点以上で合格だそうです。

レッスン中にやるのですごい緊張感というわけではないのですが、それでもテストだと思うと、いつもより緊張してしまいます。

心なしか、Yさんの視線もいつもより鋭い・・・、気がする・・・

それぞれの項目を2回ずつやり、正直、1回目はまぁまぁでしたが、2回目は⑤の駈歩の維持がうまくできませんでした。

「ビミョウだなぁ・・・」と思いながらレッスン終了。

Yさんの顔を見ると、Yさんもなんだか苦笑い的な・・・・

あぁ~、やっぱダメだったかぁ・・・・

私、ここで、不合格を確信しました。

その後筆記テスト

で、その後筆記テストなんですが、最初は「どうせもう実技は不合格だし、筆記受けるのもなんだかなぁ・・・」と思っていたのですが、気を取り直し、「いやいや一生懸命覚えたんだし、大人なんだから最後まできちんとやろう」と背筋を伸ばし、筆記試験に取り組みました。(真面目?)

筆記試験は、終了後すぐにクラブ内で採点され、実技の結果とあわせて総合的な合否を伝えられることになっています。

結果は・・・

筆記試験を終了、提出し、結果を待ちます。

筆記試験はともかく、実技はダメだと思っていたので、この待つ時間がなんともいえない心境でしたね。

蛇の生殺し状態みたいな?

で、しばらくして、担当者の方が私の方に近づいてきました。

担当者:「筆記は88点で合格です。」

私:「そうですか。」(88点か、まぁまぁだな。でも実技はどうせ不合格だしな)

そして次の瞬間、

担当者:「実技も合格です。おめでとうございます!」

私:「え?ほんとですか?」(うそでしょ?ほんとに?合格?えぇ---?)

担当者:「実技も合格ですよ。おめでとうございます!」

私:「ほんとにほんとですか?実技は不合格だと思ってたんで、すごくビックリしてます!」

担当者:「実技も合格ですよ。良かったですね。」

いやぁ、自分の耳を疑うってこういうことを言うんでしょうか。

自分が思ってもみなかったことを言われると、人って、一瞬真っ白になるんですね。

たぶん、ものすごく間の抜けた顔をしていたんじゃないかと思います(恥)。

いやぁ~、ほんと、ビックリしたわ。

たぶん、6点ギリギリだったんじゃないかなぁ(苦笑)。

今だにちょっと信じられない気持ちですが、これからも頑張っていこうとちょっぴりやる気が出てきました。