2023年になりましたね。
年を追うごとに、大晦日やお正月感が薄れ、特にここ1~2年一人ですごすようになってからはお節もほとんど用意せず、お正月は「箱根駅伝が見られる連休」といった感じになりつつあります(笑)。
3つの提案
そんな調子なので、特に気持ちも新たに1年の抱負をたてるなんてこともあまりなくなってきているのですが、あるホスピス医の方の書いたネット記事を読んでいて「なんとなく今の自分にあってるな」と思ったものがありました。
それは、満足のいくよい年にするための3つの提案で、
- 人生に「締め切り」を設けてみる
- やりたいことがなくても焦らない
- 自分のための1年を過ごす
というものです。
この中で私の気持ちに響いたのは、①人生に「締め切り」を設けてみる、③自分のための1年を過ごすことです。
①人生に「締め切り」を設けてみる
これは、人生があと1年しかないと考えると、自分にとって本当に大事なことが見えてくるというもので、「その通りだなぁ・・・」と改めて考えさせられました。
残された人生が1年しかない=余命1年?みたいな感じで、なんだか少しシリアスな感じがするのですが、そうではなく本当に大事なことを見つけるための考え方だと思えばいいと思います。
1年しか残された時間がなければ、余計なことをしている時間はありませんからね。
自分にとって本当に大切なこと、やりたいことしかできません。
③自分のための1年を過ごす
この「自分のための1年をすごす」ことは、①の人生に「締めきり」を設けてみることと関係しているように感じます。
残された1年の人生の中で大事なこと、やりたいことって、やっぱり本当の意味で自分のためのことだと思うからです。
ただ、「自分のため」というのは、単純に「他人はどうでもよく自分のためだけに○○したい」というわがままな意味とは少し違い、例えば「自分が誰かのために○○したい」、「誰かの役に立ちたい」と思えば、それも自分のためなのではないかと思うのです。
要するに、自分のためというのは、「自分の思いに忠実」であればよいのではないですかね。
私が考えたのは
この2つの提案をふまえて、私がこの1年間やろうと思ったのは
- まずは健康で過ごす
- 母と過ごす時間をなるべく多く持つ
- 会いたい人に会う
どれも自分にとって本当に大切で欠かせないことです。
健康で過ごす
健康で過ごすこと、これは永遠のテーマですね。
健康でないと何にも始まりませんから。
そのためには、睡眠、食事、運動。
普通すぎることですが、しっかり寝て、できるだけバランスの取れた食事(これはちょっと自信ないけど)、毎日のストレッチ、筋トレ、有酸素運動を今年もマイペースで続けます。
母と過ごす
認知症の母は施設に入っていて、コロナ禍の下、面会もままならないのですが、それでもできるだけ面会に行きたいと思っています。
認知症だけでなく体力的にも少しずつ低下しており、昨年くらいからいつお別れの時がやってきてもおかしくないと少しずつ覚悟するようになりました。
その時はすぐそこまでやってきているのか、それとも案外先になるのかわかりませんが、だからこそ、今年で最後かもしれないという思いで後悔のないように行動したいと思っています。
会いたい人に会う
最初の2つは特に今年に限ったことではなく毎年思うことなのですが、それ以外に、今年は会いたい人に会いに行きたいです。
コロナ禍の影響で、東京の友人に会ったり旅行に行ったりすることがこの3年間ほとんどできませんでした。
また、一昨年から昨年にかけて母が緊急入院することが何回かあり、いつでもすぐに駆けつけられるように遠出を控えていました。
ですが、残された時間が1年しかないとすると、やっぱり、離れていても支えになってくれている友人やお世話になった人たちに今年は会いたいなぁと思うのです。
コロナの状況、母の状況をみて、今年は会いたい人に会いに行こうと思っています。
満足できる1年になるように
どれもあえて年初の抱負というほどのことではなく、当たり前といえば当たり前のことばかりですが、年をとるにつれて、自分にとって何が大切なのか、何がやりたいのか、少しずつ見えてくるようになってきたような気がします。
逆に自分にとってそれほど大切でないこと、必要でないこともわかってきました。
色んなことがそぎおとされ、最後に残る本当に大切なことはごくシンプルなことのように思います。
自分にとって不必要なモノやコト、考え方に惑わされず、健康で、母と過ごす時間を大切に、会いたい人に会う、この3つのことができれば、私としては満足する1年になるのではないかなぁと思う2023年のお正月です。