~ この恋が実りますように 少しだけ少しだけ そう思わせて ~
あいみょんの「裸の心」のこのサビの部分を聞くと、切なぁい感情がひたひたと満ちてきます。
なんでしょうねぇ、いい年をしたおばさんなんですけど。
どこかに置いてきてしまったみずみずしさ
若いっていいですね~
あいみょんの声と歌詞とメロディが三位一体で、おばさんの心にも沁みてきます。
私がとうの昔になくしてしまった、なんともいえないみずみずしさ。
あいみょんの歌声が、少しずつ思い出させてくれます。
裸の心
~ この恋の行き先なんて わからない わからない
ただ想いを 今、私 伝えに行くから 裸の心 受け止めて ~
「裸の心を誰かに受け止めてもらうなんて、もうそんなの無理」って思っている自分に改めて気づきます。
良いことも良くないこともひっくるめて、色んなもので何層にも覆われて、裸の心はその層の奥の方にじ~っと声を潜めています。
裸の心そのものもみずみずしいけど、その裸の心を誰かにまるごと受け止めてほしい、っていうその想いがみずみずしくて、価値があるんじゃないかなぁ。
だって、その恋の行く先なんてわからなくても、裸の心を伝えたいっていう想いが何よりもいとおしくないですか。
おばちゃんの心も・・・
誰かを好きになると、変なかけひきとか、誰かをねたんだりとか、そういう気持ちも芽生えたりするけど、でも若者たちには、なによりもみずみずしい裸の心を楽しんでほしいですね。
裸の心で誰かを好きになる、なんてことは自分にはもうないだろうと思うけど、それでも、あいみょんのこの歌は「遠いところから君の恋が実るように祈っているよ」っていう気持ちにさせてくれるのですわ。
そしてそういう気持ちになることで、何層にも覆われて硬くなりかけているおばちゃんの心も少しだけ柔らかく潤ってくるような気がします。
あいみょん、ありがと。