ホームベーカリーを買ってから、そのレシピにバナナブレッドがあったので、いつか作ろうと思ってました。
というのも、20数年前にアメリカでホームステイしていた頃、初めてバナナブレッドを作ったんですが、それがすごくおいしかったんです。
で、日本に帰国してからもいつかまた作ろう、と思いながら、早20数年・・・。
あれっきりになってました。
いくらなんでも時間たちすぎ(苦笑)。
初めてのバナナブレッド
今でこそ誰でも知っているバナナブレッド(バナナケーキ?)で、ユーチューブとかを見ると、簡単でおいしそうなレシピがたくさんありますが、あの頃、少なくとも私はバナナブレッドの存在を知りませんでした。
私にとって大体パンは買うものでしたから、パンを家で焼くなんて、すごくアメリカ的な感じがしたものです。
「それもバナナが入っているって、何それ?どんな食べ物なん?」て感じでした(笑)。
で、ホームステイしていた家のホストマザー(シャルロット・Charlotteさんという名前のお母さんで、シャルと呼んでました)の料理本を借りて作ったのが最初。
オーブンで焼いてるとき、バナナの甘ぁい匂いが家中に広がって、すごく幸せな気持ちになったのをすごくよく覚えています。
食べてみると、それまで私が食べてた日本のパンとは全く違って、ずっしりと中身がつまってバナナのねっとりした感じと生地自体がしっとりしていて、すごくおいしくて感動しましたね~。
日本に帰る時に、シャル がその料理本をくれて、それがこれ。
なんか、古き良きアメリカの家庭の匂いがしてきませんか?
そして、中を開けてみると、バナナブレッドのレシピのページをしっかり折ってました。
なんだか懐かしいです。ふふふ。
ホームベーカリーにお願い
で、話はホームベーカリーを買った現在2020年に戻り(笑)、レシピ本にバナナケーキ(バナナブレッドではなく、バナナケーキでした)があったので、満を持して作ってみることに。(大げさ?)
ほんとは、ホームベーカリーじゃなくて、あの頃のように、自分で焼いてみようかなぁとも思って、簡単なレシピをユーチューブでチェックしていたんですが、ある日明日の朝食べるパンがないことに気づき、夜中にホームベーカリーに作ってもらうことにあいなりました。
いい加減な性格が出てますね(苦笑)。
そしてできたのが、こんな感じです。
私的には、あの頃のように、家中にバナナの甘い匂いがするのを期待していたのですが、オーブンとホームベーカリーの違いなのか、それほどバナナの匂いはせず・・・。
まぁまぁバナナの匂いはよしとして、次の朝、食するのを楽しみに、幸せな気分でとりあえず床につきます。
ちょっと違ったけど、十分合格点
そして翌朝。
いつものトーストの代わりにバナナブレッド。
味はというと、正直、アメリカで初めて食べた時の「おいしい~!」とまではいかなかったですねぇ。
いや、おいしいんですよ、おいしいんですけど、私の中で思い出が美化されて、実際よりもおいしさが何割か増しに記憶されているのかもしれません。
たぶん想像とちょっと違ってた理由のひとつは、ホームベーカリーがきっちりこねてくれるので、バナナの固まりが残ってなかったこと。
私的には、バナナの固まりが少し残っている感じが好きなのです。
アメリカで作って食べたバナナブレッドも、固まりが残っていてもっとねっとりした感じだったような・・・。
ですが、まぁまぁこんなもんだろうと、十分合格点の20数年ぶりのバナナブレッドでした。
ちなみに、翌朝食べると、しっとり&ずっしり感が増していて、前の日よりおいしくなってました。
次は、ホームベーカリーにお願いせず、固まりの残っているバナナブレッドを自分で焼いてみようかなぁ~と思ったりしますが、さて、これもいつのことになるやら・・・?