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小学生の時の給食の思い出

小学校の時の給食、大体のものは食べられたけど、唯一苦手だったのがぜんざいと昆布の塩漬けの献立。

(私が4年生まで通っていた小学校には、この献立がありました)

甘ぁいぜんざいとしょっぱい昆布、子供心に「なんでこんな両極端の味付けの献立なのか?」と不可解な気持ちだったのをよく覚えています。

というのも、どちらも嫌いな食べ物だったから。

とにかく小豆が苦手

まず、小豆やあんこが苦手。

特につぶあんが。

小豆の皮が口の中にいつまでも残るのがストレス。

もちろんぜんざいは、小豆がそのまま入っているので当然皮も残ります。

そしてあのウルトラ甘い味付け。

なんでこんなに無意味に甘いのか?

この献立が出るたびに、子ども心にそう思っていました。

おもちと一緒ならなんとかいけるのですが、悲しいかな、おもちの数はほんの2~3個、それもちっちゃいやつ。

なので1個ずつ2~3回口に入れると、あとはおもちの助けなしでやつと戦わねばなりません。

ですが、当然箸は進まずいつまでも食べられないから、ぜんざいはだんだん冷たくなっていく・・・

そしてますます食べられなくなり、負のスパイラルに突入。

ここまで来ると、苦行の域。

(表現が汚くて申し訳ありませんが)無理やり飲み込もうとすると、戻しそうになるくらい体が拒否。

こうなると、もうそれ以上は絶対に無理。

完全なる私の負け。

そして昆布もマズイ

負け戦とわかっていても、先割れスプーンですくったぜんざいを必死の思いで飲みこんだ後、甘ったるくなった口の中を少しでも中和しようと、昆布を口に入れてみますが、これまたマズイ。

超絶甘いぜんざいとしょっぱい昆布、これ以上ない不釣合いな組み合わせ?

当時の給食の献立を考える大人達のセンス、一体どうなっているのか?

それに、そもそもこの献立、栄養的にどうなんでしょう・・・?

昆布だけではかなりキツイので、パンと一緒に食べたりもするのですが、昆布のしょっぱさは緩和されるものの、パンと昆布の組み合わせは「二度と食べたくない」と思うほどのミスマッチ。

ほんとにこのメニューの時の給食で、ストレスなく口にできるのは唯一牛乳だけでした。

牛乳は食べ物じゃないけど(笑)。

子どもなりのプライド

よく給食が食べられなくて昼休みもずっと食べ続けている女子って、必ずクラスに一人か二人いましたよね、いかにも食が細くて体つきも華奢な感じの。

私は決してそういうタイプの子供じゃなく、「ちょっとでも早く給食を食べ終えて、昼休みに少しでも長く遊んでいたい!」そんな子どもでした。

たぶん、まわりも私のことはそんな風に認識していたはず。

なので、給食が食べられなくて昼休みもずっと食べてる自分がすごくイヤでした。

まわりの友達(特に男子)にそんな風に見られるのが悔しかったから。

「え?あいつってまだ食べてんの?」みたいな。

他のことならたいてい男子に負けないのに、どうしてもどうしてもぜんざいと昆布の給食だけは完食できなかった。

そんな小学生の頃の思い出です。

今思えば、食べられない給食があるなんてどうってことないのに、小学生の私にはプライドが許せないほどの大きな出来事だったんですなぁ・・・

ちなみに今もあんこ系のお菓子は苦手で、ぜんざいやお汁粉は食べられません(苦笑)。