4つ目のキュンは、メールの文章の打ちまちがいです。
メールの名手
益田さんは編集者からのメールをもらう機会が多い中で、人の心をつかむのが上手なメールの名手のような人が男女問わずいる、とおっしゃっています。
どこがどうとは説明できないけれど、「共通するのは、敬語の使い方と、そのとき、相手に求められているメールの分量を判断できること。それから、さりげない『かわいらしさ』が入れこんであるところ。」だそうです。
これ、わかります。
さらに、
「いいメールは、ただの連絡事項であっても、何度も何度も読み返す。ああ、そうなんだよなぁ、ここにあえて『!』を入れてある感じがいいんだよなぁ、とか、ここだけをきちんと『申し上げます』ってしたのが、この人のセンスだよなぁ、とうっとり。」
これも、すごくわかります。
文章って、その人を表しますよね。
相手をいい気持ちにさせる文章が書ける人って、それだけですごい才能だと思いませんか?
だって、そうじゃない(逆の)人、たぁくさん、いますよ。
特に、仕事でもらう同僚や上司からのメール。
何が言いたいんだかわからないメールや、結構イラッとするメールとか。
だからこその脱字にキュン
いかんいかん、気を取り直して、益田さんの内容に戻ります(汗)。
「だからこそ、そんな中で打ち間違いを発見すると『おっ』と思うのだった。
つい最近、メールの名手の男子から届いたメールに、一文字、打ち間違いがあった。「しました。」が「しまた」になっていた。あとで自分のメールを読み返したとき「オレとしたことが、こんな初歩的な過ちを犯してしまった!」と悔しくなるのかな。
勝手に想像して、うふふってかわいくなる。」
はい、はい、これもわかりますよね。
「しました」→「しまた」って、文字の字面が可愛くないですか?
例えばこのメールの名手の男子は、メールもさることながら仕事もできて、自分と違って、何でもそつなくスマートにこなすと思ってた人だとしますよね。
で、そんな完璧な男子からのメールに、「しました」でなく「しまた」の打ち間違い。
これは、キュンと来ちゃいますなぁ。
そんな単純なミスはまさかやらないと思ってた男子が、自分と同じように間違うんだ、と思った瞬間、なんか、急に親しみが湧きますもんね。
なんだか可愛くて、思わず「うふふ」と一人で笑っちゃいます。
もしかして、わざと・・・
最後に益田さん、
「いや、もしかしたら、わざと失敗するという高度なテクニックだったりするのかもしれませんが・・・・。」とおっしゃっています。
もし、そうだとしたら、この男子、かなり手強いですなぁ。
いや、曲者というべきか・・・(苦笑)。