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確定申告

今年も確定申告が・・・

今年も確定申告の季節がやって来ました。

ほとんどの会社員の方は、確定申告なんて関係ない、やったことない、っていう方が多いかもしれませんよね。

私も8年前まではそうでした。

もともと、そういう税金関係はめっぽう弱いほうですし。

会社員だった私が確定申告し始めたのは・・・

会社員だった私が、なぜ8年前から確定申告をすることになったのか、って言いますと、2009年に海外に駐在することになり、それまで住んでいたマンションを賃貸に出すことになったんです。(実際に賃貸に出したのは、2010年に入ってからだと思います。)

で、2011年の2月に帰国したのですが、マンションの管理会社から、「確定申告をせよ」というお手紙が。

最初は「へ?、確定申告って?私が?」って感じだったのですが、考えてみると当然なのですが、給与所得以外の所得があるわけなので、その分の確定申告をしなければいけないのだ、ということなんですよね。

恥ずかしながら、ずーっと会社勤めをしていると、会社が全部やってくれるから、年末調整に税金が還付されるのを喜ぶレベルだったんですよね。

3歩進んで2歩下がる、亀の歩みの初めての確定申告

で、そこからが大変でした。

とにかく、何をどうしたらよいのか、会社の経理の税理士の資格を持っている若者男子をつかまえて、ここは何を書く?どうやって計算する?添付書類はどれ?などなど毎日質問攻め。

特に、海外に駐在していた時にその国で払った税金(の書類)の内容などが、全くちんぷんかんぷんでした。

ひとつ質問すると、次にはまた新しい疑問が・・・・。

3歩進んで2歩下がる、時々4歩下がるっていう感じのまるで亀のような歩みで、税理士資格男子に手伝ってもらいながら、なんとかやりきりました。

正直、どうやって最後までやったのか、よく覚えていないのです(苦笑)。

で、もうひとつお恥ずかしいのが、確定申告で申告するのは所得税で、それに応じて住民税も後から請求される、ってことが全くわかってませんでした。

ほんとに、私ったらサラリーマンの身分に安住して、源泉徴収されてると、自分が税金を払っているという意識がほとんどないんですねぇ・・・・。

納税は銀行口座引き落としにしていたので、確か、3ヶ月くらいたってから、都民税・区民税が引き落とされていて、唖然としたのを覚えています。

所得税は確定申告で金額を計算するからわかるけど、住民税がいくらなのかは、口座から引き落とされて初めてわかったので、余計に「え?これって何?なぜこの金額?」って感じでした。

また今年も、と憂鬱な気分に・・・・

会社から毎月給料をもらっていると、良くも悪くも最初から社会保険だ、税金だと引かれているじゃないですか。

その金額に、「はぁ~、こんなに引かれるのか・・・」とは思いつつも、それに抗うことはできないわけなので、「仕方ないわぁ・・・」と思ってたんですね。

ですが、不動産賃貸収入の分を確定申告すると、1年分の税金を一度に納めなくちゃいけなくて、その金額にびっくりしちゃうんですよ。

いえ、決して金額が大きいわけではなく、毎月払っているとそれほどでもない金額なんですが、年1回となるとインパクトはそれなりに大きいわけなんです。

毎年、確定申告の時期が来ると、「はぁ~、またあの作業を今年もやるのか・・・・」、「また今年も税金取られちゃうのか・・・・」と憂鬱になってました。

なんとか節税したい

それから確定申告を始めて数年、手続きは多少慣れてきたものの、会社勤めの忙しさにかまけて、節税の「せ」の字も考えていなかったのですが、2015年から、確定拠出年金を始めて節税の第一歩を踏み出しました。

きっかけは、知人が、(彼女はだんなさんも自営業なので、確定申告していて)節税するのに、「ふるさと納税がおすすめですよ。」と言ってくれたことでした。

それを聞いた帰りの電車で、早速「ふるさと納税」を検索して、その仕組みをにわか勉強。

その時の私の感想としては、節税できるのはいいけど、その時は、「そもそもふるさと納税に欲しい返礼品がなくて、イマイチだなぁ。」でした。

ですが、それをきっかけに他に節税できる方法はないのか、色々調べ始め、確定拠出年金(今でいうIdeco ですね)にたどり着きました。

今にいたる

で、その次の年からは、医療費控除もするようになり、Idecoとあわせて、少しは節税効果が現れ始めました。

「小さなことでもやるとやらないとでは、差があるのね。この差は庶民にとっては決して小さくないわ。」とうれしかったです。

昨年2018年に会社を退職して、今年2019年は収入もがくっと減ることになるので、2018年のうちにふるさと納税を使っておこうと思い、昨年はふるさと納税にもデビューしました。

今、総務省と一部の自治体がバトルしてますが、数年前と比べて返礼品の種類もすごく多いですし、私もここぞとばかり、話題のアマゾンのギフト券をもらっちゃいました。

医療費控除も、昨年は家族の分もあわせてできました。

で、今日、やっと今年の(2018年の)確定申告の書類を記入し終えたのですが、なんと、今年は7万ちょっと還付されることに!

8年前の確定申告から、初めての還付です!

う、うれしい!

払うべきと思っていたものが、払わなくてよくて、逆にお金が戻ってくるなんて、すごくうれしい!

会社員の皆さんも

私は、Idecoや医療費控除、ふるさと納税くらいしかやってませんが、他にも控除の対象はたくさんあるみたいです。

会社勤めの皆さんも、ちょっと面倒くさいですけど、払いすぎている税金が戻ってくるかもしれませんよ。

今年はもう時間がないかもしれませんが、来年はちょっと考えてみてはいかがですか?