今までは払うばかりでもらうのはずっと先だと思っていたAFLAKの個人年金、今年からめでたく受給することになりました。
それは22年前のこと
思い返せば22年前、2001年のことでした。
もともとそれほど結婚願望のない私でしたが、当時38歳の私は、「もうこの先、結婚することはおそらくないだろうなぁ」と思いました。
で、「一人で生きていくんだから、先立つものはお金!」というわけで、公的年金や貯蓄の他にも老後に備えようと考え、始めたのがAFLAKの個人年金だったというわけです。
それなりの安心感
当時ネットで色々調べた限りでは、最も戻り率が良かったのがAFLAKの個人年金。
支払は25,000円 / 月、300,000円 / 年、期間は60歳までの22年間で払い込み合計は660万円。
で、もらえる年金の合計が5年間で7,598,750円、115%増。
今考えると、22年も積み立てして約100万円しか増えないなんて効率悪いですよね。
ですが、毎月25,000円を22年間積み立ててさえいれば、元本が約100万円増えて約760万円が保証されるというこのAFLAKの個人年金の仕組みは、お一人様を覚悟した当時の私にとってそれなりに大きな安心感につながるものだったんです。
複利で計算してみると・・・
確かに当時は、660万円が760万円と元本が100万円増えるだけでありがたいと思ったのですが、複利で考えるとどのくらいか計算してみると・・・・
なんと、1.2%!
低っ!
まぁ当時は、ITバブルが崩壊してすごく景気が悪かった頃ですから、これでもマシだったのかもしれませんね。
それに、NISAやiDeCoのように、普通の庶民がインデックスファンドを長期運用する仕組みもなかったし、そもそも当時の私の頭の中には投資や資産運用なんて一ミリもありませんでした。
ちなみに、今だったら平均5%くらいのリターンのインデックスファンドは普通にありますし、もしそれを同じように積み立てれば、11,983,850円になります。
その差はなんと、4,385,100円、約4.4倍!
そう考えると22年も積み立てて100万円しか増えないってちょっと悲しい気もしますが、当時にしてみれば、定期預金よりも利率のいい個人年金を見つけただけでもラッキーだったのかもしれません。
だって、もし仮に貯金すらしていないままだったら、60歳の今もらえるお金は1円もないんですから。
ところで、税金はいくら増える?
5年間で7,598,750円なので、これから5年、毎年1,519,750円ずつもらえます。
年間の収入が約150万円も増えるのはいいことなんですが、気になるのは税金のこと。
私は、個人年金の収入ってほとんど経費が認められないんじゃないかと思っていたので、「150万円のほとんどが所得としてカウントされたら、当然税金もそれなりに高くなっちゃうなぁ」と思っていました。
で気になって調べてみたら、年金受取人が、契約者と同一である場合、受け取った年金は雑所得となり、
雑所得=総収入額-必要経費
で計算されるそうです。
で、肝心の必要経費の計算方法は、
必要経費=その年の年金受け取り額 ×(払込保険料の総額 / 年金総支給見込み額)
これを私の場合に当てはめてみると、
- その年の年金受け取り額:1,519,750
- 払込保険料の総額:6,600,000
- 年金総支給見込み額:7,598,750(1,519,750 × 5年)
なので必要経費は、
1,519,750 ×(6,600,000 /(1,519,750 × 5年))=1,320,000
そして雑所得は、
1,519,750-1,320,000=199,750
ふむふむ、このくらいなら思ったよりかなり少ないので、税金もそれほど増えないだろうと一安心。
計算した金額とちょっと違うけど?
数日後、AFLAKから支払明細の通知が届き、そこには支払金額(年金額)と必要経費の記載がありました。
「なんだ、自分で経費を計算しなくてよかったんじゃん」と思って見てみると、必要経費は1,322,183円になっています。
ん?
私が計算した金額と違うけど・・・・・?
1,322,183-1,320,000=2,183
わずか2,183円ですが計算より多いです。
ちなみにもし、1,322,183円だとしたら、払い込み保険料の総額は6,610,915円になります。
なぜ?
わからん。
AFLAKの書類には「2023年税務申告用資料として保管してください」と書いてあり、つまりこれが正式な金額ってことなので、次の2023年度の確定申告にはこの金額(1,322,183円)を記入すればいいんだろうけど・・・・
なんかちょっと腑に落ちない気もするけど、最終的な雑所得の差は2,183円、きっと大勢に影響はないんでしょう。
それとも、千円単位で四捨五入とかなのかな?
いずれにしても、雑所得は20万円弱でその差は2,183円。
このくらいなら税金への影響もおそらくほぼないと思うので、細かいことは気にせず、ともかく、AFLAKの数字を信用することにします(笑)。