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大腸内視鏡検査、無事終わり・・・

先月受けた健康診断で指摘された大腸のポリープですが、先週、検査入院して無事切除してもらいました。

検査前の方が気が重い・・・

大腸の内視鏡検査は昨年経験済みだったので、大体どんなことをするのかわかっていて、それほど不安はありませんでした。

どちらかというと、内視鏡の検査そのものよりも、検査前3日間の食事制限や、検査の当日に下剤を2時間くらいかけて飲んで胃をからっぽにすることの方が気が重かったんです。

去年初めてやった時、空腹で結構つらかった記憶があるもので・・・・

なんですが、確かに3日~2日前の夕方くらいまでは空腹でフラフラするものの、それを過ぎると空腹に慣れてしまうことと、水分をたくさん取るのでフラフラするのもあまり感じなくなっていました。

あと、検査前の下剤も、昨年は基準の量の1リットルを飲んでもまだ足りなかった(便がまだ腸に残っていた)ので、さらに500mlを飲まなければならず、それがしんどかったのですが、今回は1リットルで無事合格(?)したので、覚悟していたより楽でしたね(笑)。

それに、今回は入院なので、下剤を飲んだりトイレに行ったりするのも全て病室内で人目を気にせずできたので、それも良かったような気がします。

いざ、出陣!

で、お腹の状態も合格点をもらい、検査用のお尻に穴のあいた紙パンツ、その上に家から持って来たスエットパンツをはき、点滴をして、車椅子に乗っていざ検査室へ。

ちなみに、点滴したり車椅子に乗ったりする経験があまりないもので、なんだか病人のフリしてるみたいで、ちょっと恥ずかしかったです。

だって、大腸の小さいポリープを内視鏡でちょこっと取るだけなんですから(苦笑)。

で、検査室に着き、検査台に横になり、血圧や脈を測ったりした後、点滴からの鎮痛剤が効いてきて少しずつボーっとしていくのがわかります。

技師の先生が来て、いよいよ内視鏡を挿入(生々しくてすみません)。

鎮痛剤を使っているので、ほとんど痛みはなく、強いていえば腸の曲がる角度がきついところを通る時はその部分が圧迫されているような感触がある程度。

自分でもモニターを見ることができるので、技師の先生の説明を聞きながら、1個目のポリープ、2個目のポリープの場所、それを実際に切除するところもこの目でしっかり見ましたよぉ。

どんな感じかっていうと、内視鏡の先から輪っか状態のワイヤーが出てきて、それをポリープの根元にひっかけ、その輪っかをキュッと絞ってポリープを根元からプチンと切除。

って書くとなんかすごく痛そうですが、全く痛みは感じず。

で、その後はクリップというホッチキスの芯みたいなもので傷口を閉じて終わり。

これも、全く痛くない。

(このクリップは自然に取れて、便と一緒に排泄されるそうです)

全ての処置が終わるまで、おそらく30~40分くらいですかね?

取ったポリープは組織検査に出すので、その結果を後日聞きにいくのですが、先生曰く「いわゆる通常の腺種(良性)でしょう」とのこと。

鎮痛剤でややボーっとしつつも、心の中で、「よし、ひとまず大腸ポリープ、クリア!」とガッツポーズ。

貧血はどうなった?

で、もうひとつ指摘されていたのが貧血。

入院する際に、事前に担当の看護師さんに、大腸内視鏡検査の他に貧血も検査と治療が必要な旨を伝えていたので、大腸内視鏡検査をしている間に、主治医の先生(大腸ポリープの主治医と同じ先生)は既に貧血の治療方針を決めていたようです。

大腸内視鏡検査が終わって病室に戻る際、看護師さんから「貧血の件ですが、先生より『明日の午前中、胃カメラで検査しましょう』ということです」と言われました。

「ん?貧血で胃カメラって?」と不思議に思った私、「なんで貧血だと胃カメラするんですか?」と聞いたら、「(先生曰く、原因は鉄分不足だと思われるとのことですが)万が一、貧血の原因が胃からの出血ではないか調べるためですよ」とのこと。

なるほど。

大腸のポリープ取って「これで終わった!」とすっかり開放された気でいたのですが、「まだ胃カメラもしなきゃなのかぁ」と、正直ちょっと気持ちが下がる・・・・

でも、「この際、気になるところは徹底的に調べてもらいましょ!」と気を取り直します。

ちなみに、胃カメラの検査をすることは、本来は看護師さんからではなく主治医の先生から告げられるべきらしいのですが、まぁ、既に貧血と診断されているので、そこはよしとするのでしょう?

久々の食事

入院する前はポリープを取った日はゴハンは食べられないと思っていたのですが、夕食から食べられるとのこと。

やったー!

水や下剤、点滴の栄養剤などの液体しか体に入れてなかったから、何かしらの固形物を口から食べられるのはうれしい!

ちなみにその日の夕食は、おかゆとお味噌汁、厚揚げと白菜の煮浸し、タラの煮魚、キャベツのサラダ、オレンジという献立。

うっす~い味のいわゆる病人食なので、元気な体だったらお世辞にもおいしいとは思えなかったと思うのですが、ゴハンが食べられる喜びの方が大きかった!

普通にゴハンが食べられるって大切ですね~

あっという間の胃カメラ

しかし、ゴハンを食べられた喜びもつかの間、翌日の朝は胃カメラ検査のために、またもや欠食。

ですが、この頃になるともう空腹に慣れてしまい、その方が普通になってました(苦笑)。

空腹を感じながら歩いて看護師さんと一緒に検査室へ行き、検査台に横向きに寝てから血圧や脈などを測ります。

で、喉に麻酔のスプレーをしてその液体を飲み込まないといけないのですが、これが苦くてキツかった。

そして、点滴からの鎮痛剤が効いてきて、だんだん意識が朦朧としていきます。

次に、胃カメラを入れるための(じょうろみたいな)器具を口にくわえるのですが、つばが出るのにスプレーの麻酔で喉は麻痺しているので飲み込めず、さらに咳も出たりしてこれまた苦しい。

看護師さんが背中をさすってくれて「つばはのみこまずに出してください」と言うので、遠慮なく出させてもらいました(恥)。

で、そのくわえた器具に胃カメラを入れられるあたりまでは覚えていたんだけど、その先は正直ほとんど意識がありません。

朦朧としている間に終わってしまってました。

結果は、出血しているところはなく、ピロリ菌などもないとのこと。

あぁ、よかった。

というわけで、私の貧血は鉄分不足によるものらしく、お薬で治療していくことになりました。

60年もこき使えば・・・

こんな感じで、健康診断で指摘された大腸ポリープと貧血、とりあえず大事でなさそうで一安心です。

正確には、大腸ポリープは、組織検査の結果を聞きにいかないといけないんですけどね。

それに、大腸のポリープは今後もできるかもしれないそうなので、これからもきちんと健康診断を受けないと!です。

ちなみに血圧に関しては、今回の入院中に測った数値は、100台~110台でいたって正常値でした(下の数値はイマイチ覚えていないけど)。

健康診断の時の数値だけがなぜか妙に高いのですが、家で測っている数値と大体同じなので、まぁ、血圧に関しても問題なさそうです。

とりあえず母から健康な体に生んでもらった私ですが、60年もこき使えばそりゃぁ色々ガタが来ますよね。

これからさらに年をとるわけなので、それなりの不調もあちこちに出てくるでしょう。

「『これまで元気だからと言って、これからも病気にならない』みたいな妙な過信をせず、毎年しっかり検査・メンテナンスしてこれからも安全運転していかねば!」と改めて感じた次第です。

後日、組織検査の結果

2週間後、大腸ポリープの組織検査の結果を聞きに行ってきました。

結果は、「良性の腺種だったので問題なし。ただし、またできるかもしれないので、3年後くらいを目安に内視鏡検査を受けてください」とのこと。

貧血に関しても、「今の薬を飲み終える頃にはすごく血が濃くなるので、飲み終えれば治療は終わり」だそうです。

大丈夫だろうとは思っていましたが、担当医の先生の口から聞くと、やっぱり安心するものですね。

とりあえず良かった、良かった。

何事も健康あってこそ。

元気でいなければ!