先日、企業年金連合会に問い合わせしたところ、3社で厚生年金基金に加入していたことがわかり、それぞれの「年金引継ぎのお知らせ」を再送するよう依頼しました。
「危なかった厚生年金基金」の記事はこちら
ないよりはマシ?
当初、加入していたのは1社だけと思いこんでいたので、思いがけず3社で加入していたことがわかり、ちょっとうれしかったりして。
ですが、20代~30代半ばのあまりお給料も高くない頃のことなので、3社とはいえ、きっと少ない金額だろうなぁと思っていました。
そもそも厚生年金基金の加入で自分がどのくらいもらえるものなのか、さっぱり見当がつかなかったし、「月額で少なければ数千円?1万円くらいもらえればラッキーなのでは?」程度に考えていました。
ま、「ないよりはマシ?」くらいの感じですかね(苦笑)。
さて、いくら?
そして数日後、企業年金連合会から「年金引継ぎのお知らせ」が届きました。
「いくらくらいなんだろう?」というほんのちょっぴりの期待と「いやいや期待するほどあるわけない」という自分を戒める気持ちが交錯しつつ、ちょっとドキドキしながら封を開けてみると・・・・
- 1社目
基本年金額:99,486円(加入期間:4年3ヶ月) - 2社目
基本年金額:4,826円(加入期間:4ヶ月) - 3社目
基本年金額:165,195円(加入期間:6年1ヶ月) - 合計
基本年金額:269,507円(加入期間:10年8ヶ月)(支給開始年齢:63歳)
いやぁ、正直ビックリしました!
年額269,507円、月額にすると22,458円。
月に1万円くらいもらえれば御の字くらいに思ってましたから、2倍以上です。
それも、特別支給の老齢厚生年金がもらえる63歳から終身で支給されるので、(税金などが引かれるにしても)これはかなり大きいです。
ちなみに、私の場合、63歳から65歳まではこの金額が普通に支給されるのですが、もし65歳以降に、国の国民年金・厚生年金を繰り下げ受給する際は、この厚生年金基金も同様に繰り下げることになるそうです。
なので、繰り下げる場合はその後の計画をしっかり立てる必要がありますが、余裕があれば、厚生年金基金も繰り下げして増額することができるということです。
平均金額は・・・
ちなみに、厚生年金基金の平均額は、2020年度で58.2万円だそうです。
私が約27万円なので平均額の半分弱ですが、もともともらえないと思っていた厚生年金基金、他の人がいくらもらえるのかなんてあまり気になりません。
それに、20代から30代の約11年足らずの加入期間で平均額の約半分(約27万円)ももらえるなんて、私には十分すぎるくらいです。
知っているのと知らないのとでは
ちょっと前までは自分には関係ないと思っていた厚生年金基金。
たまたま見たユーチューブがきっかけで、問い合わせてみたらなんと、過去3社で加入、合計の金額が約27万円。
これが終身でもらえるのですから、庶民の私にとってはかなりデカイ!
そもそも知らなかったり、関係ないと思って調べていなければ、これがもらえなかったわけで、そう考えるとつくづく「行動して良かったわぁ」と思います。
ほんと、知っているのと知らないのとでは大違いです。
世の中ってこんな風にできてるんですね~
そう考えるとなんだか世知辛いですが、それが現実というもの。
さらに、こう言うと身も蓋もない感じですが、これから迎える老後の生活、ないと困るのはやっぱりお金。
なので、年金や資産運用など、お金に関する情報はほんとに大切です。
面倒くさいから、苦手だからと敬遠せず、しっかりアンテナを張って情報にアクセス、そして行動することの大切さをしみじみと感じております・・・・