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FIRE

最近、ネット記事で「FIRE」という言葉を目にするようになりました。

FIREとは?

「FIRE」とは、Financial Independence, Retire Earlyの頭文字をとった言葉だそうです。

意味合いは、経済的に自立して、お金のために働くことから早く開放されること、みたいな感じですかね。

働かなくても生活できるようになるっていうと、一体いくらお金を貯めればいいんだ?と、我々庶民には縁のなさそうな気がしますよね。

確かに、ある程度のレベルのお金は必要です。

そこまで貯めるには、それなりのガマンや犠牲、知恵も必要でしょう。

でも、FIREの考え方って、大金を貯めてあとは遊んで暮らす、というのとは違って、ある程度必要なお金を貯めたらフルタイムの仕事をリタイアして、その後は、節約したり、資産運用したり、やりたい仕事があれば働いたりして、自分にとって心地よい暮らしをしていこうというもの。

いいですね~

すごく共感できます。

私の場合

FIREという言葉を知ったのはつい最近で、意図的にそうしようとしたわけではないのですが、結果的には、私もFIREしているような気がします。

両親が元気な頃は、当時の会社で60歳までは勤め上げようと思っていたのですが、6年前に父が亡くなり、それと前後して母が認知症になったのをきっかけに、次第に考えが変わってきました。

仕事を辞めて、母のそばにいようと思うようになりました。

母の認知症が進んできたことと、体力的にも弱って、いつ何があってもおかしくないんだと強く思うようになったからです。

父が亡くなるまでの私は、20代、30代、40代、50代と生活の中で仕事にかなりの重点を置いて自分なりに走り続けてきたのですが、50代半ばになる頃に、体力的、能力的に、それまでと同じように成果を発揮できていない自分に気づくようになりました。

それまでと比べてスピード感やフットワーク、段取りよくこなす力が明らかに落ちていたこと。

それで、「60歳までにはあと数年あるけど、ここまで自分なりに一生懸命がんばったし、やりたいことは大体やってきたし、ここらで会社という船から降りて、違う生き方をしよう」と決めました。

母はその頃には認知症がさらに進み、一人暮らしが難しくなっていたので、老人ホームに入所していました。

母があと何年生きてくれるかわからないけど、残りの時間をなるべくそばで過ごそうと決めて、2年前の56歳で会社を辞めて、実家に引っ越しました。

収入と節約と資産運用

なので、FIREを目指そうとしたわけではなく、父の死や母の認知症の発症がきっかけとなり、自分の生活を変えることになったのですが、今の私の生活はFIREのコンセプトにわりと近くなっていると思います。

例えば、

  • 収入は、購入した東京のマンションを賃貸に出しており、その収入と、あとは書くことが好きで、細々とやっているライターの収入(苦笑)
  • 支出は、まず家賃がないし、東京時代と比べて、格段に生活費がかからないので、それなりにやっていける
  • 地方暮らしに必要と言われている車は、私の場合なくても大丈夫なので、購入せず、代わりに自転車で走り回っている(笑)
  • 資産運用は、父から相続したものをつみたてNISAや、iDeCo、投資信託で運用したり、IPOやソーシャルレンディングなど、リスクの少ないものを地道にこつこつ

こうやって考えてみると、結果的に、「節約したり、資産運用したり、やりたい仕事があれば働いたりして、自分のやりたい暮らしをしていく」というFIREそのものの暮らしをしているような気がします。

そして、生活そのものがシンプルになることで、今まで以上に、自分に必要なものとそうでないものを嗅ぎ分ける嗅覚みたいなものが研ぎ澄まされてきた気がします。

そのことがすごく快感です。

今の望みは

今の生活になってつくづく感じるのは、やりたいことができる生活、というのももちろん理想なのですが、一方でそれと同じくらい、(いやもしかしたらもっと?)やりたくないことはやらなくていい生活っていうのも、精神的にとってもいいです!

自分に必要ないものや、しなくていいこと、関わらなくていい人間関係、こういうものから解き放たれていい意味で楽に生きていけるって、ほんと、私にとって何にも変えがたい贅沢だってことに気づかされます。

今の私の望みは、自分自身が健康で楽しく自立して暮らせること、母が健康で、たとえ認知症が進んでもその日その日を心穏やかに過ごしてくれること、そしてそれがなるべく長く続くこと。

それだけあれば、十分ですかね~