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扇風機とカルピス

実家の古い戸建てに住んで2回目の夏がやってきます。

真冬、真夏を古い家で暮らすにはそれなりに我慢が必要です。

冬は寒く、夏は暑いからです。

昭和の扇風機

とはいえ、一人暮らしなので使う部屋は決まっていて、2階の自分の部屋と台所とお風呂、トイレくらいです。

自分の部屋はエアコンがあるので、まぁまぁなんとかしのげるのですが、台所には冷房・暖房がないため、夏は扇風機、冬はヒーターを使っています。

で、夏の扇風機なのですが、これがかなりの年代モノで、私が小学校に上がる前から使っていた扇風機。

なので、かれこれ50年以上だと思われます。

50年以上も壊れもせず動いていてくれたのって、改めて思うとすごいですねぇ。

50年以上、毎年夏になると活躍してくれていた扇風機がこれです。

「古き良き昭和のころの扇風機」って感じで、私としてはそれなりに愛着があります。

こうして見ると、安っぽい緑色の感じとかなんともいえずかわいいです。

遂に!

ところが、です。

昨年の夏の終わりごろ、ついに壊れてしまいました!

4枚の羽根を固定している中央の銀色の部分のネジがゆるんだというか、ばかになったというか、ネジがしまらなくなってしまいました。

そのまま使っていると、その部分が遠心力で取れてしまい、羽根が固定されず危険です。

ですがもうすぐ夏も終わりだったので、その部分をはずして、「ちょっと怖いかも・・・」と思いながら使っていました。

そんな感じでややおびえながらも、とりあえず昨年の夏は無事に過ぎ・・・。

そして今年の夏は

で、今年の夏は新しい扇風機を買わねばと思い、シーズンに入る前にネットで色々検索してました。

昭和の古い扇風機しか使ってなかったので、今時の扇風機を見て感心することしきり。

ACモーターとDCモーターがあるらしく、ACモーターはいわゆる安くて機能もシンプルなもの、たぶん今までの扇風機とあまり変わらないんでしょう。

DCモーターは、風が自然で音も静か、電気代もACモーターよりも安いらしいのですが、価格は1万~3万円と高め。

そうそう、サーキュレーターというものもあるそう。

サーキュレーターとは、室内の空気を循環させることを目的とした家電だそうです。

よく、エアコンと併用して使っているあれですね。

購入ポイント

最初はACモーターの3,000円くらいの安いものでいいと思っていたのですが、7,000円~8,000円くらいでもDCモーターのものがあるので、この際DCモーターの扇風機を買うことにしました。

で、私の扇風機の購入ポイントは、

  • 羽根の数が5枚以上:羽の数が多い方が自然で柔らかい風だそう
  • 左右+上下に首振りするもの:特に上90度あるものが希望(洗濯物を乾かすのに便利だから)
  • 稼動音:できるだけ静かなもの
  • オンオフタイマー:オンがあれば、自分の部屋で起床時間にあわせて使えるから
  • 温度センサー:室温に応じて風量をコントロールする機能、ただしなくても可
  • リモコン:ある方が操作が便利
  • シンプルなデザイン:黒とかグレーの配色があるものでなく、全体的に白っぽいもの

購入したのが

で、ほぼ全ての条件を満たしていたのが、これ「コイズミ KLF-3591」です↓。

数日前から使い始めましたが、確かに風がやさしいです。

今さらながら、今の扇風機ってこんな感じなんですねぇ。

今までの昭和の扇風機の風とは違います。

昭和の(扇風機の)風は、もっとわかりやすいというか、まともに来る感じの風でしたね(笑)。

確かに新しい扇風機の方が、体には心地よい気がします。

梅雨入りしてジメッとしてきたし、本格的に夏になる前に購入してよかったです。

で、古い扇風機は

普通だと、新しい扇風機を買ったので、これまでの古い扇風機は処分してしまうのですが、なんだかこの扇風機は捨てられないのですよ。

私が小さかった頃の母との夏を思い出すから。

母との思い出って、まだ母は生きてるんですが(苦笑)。

まだ小学校に上がる前、夏の暑い日に扇風機に向かって母と一緒に「あぁー」と言って声が響くのを面白がって遊んでいた記憶があります。

この(古い)扇風機を見ると、そんな母との思い出を思い出して、とても捨てる気にはなれないのですよ。

母のカルピス

そして、夏はよくカルピスを作ってくれてました。

あの頃、カルピスって最高においしい飲み物でしたね。

水と氷を入れるだけなので子供でも作れるんですが、私が作ると薄かったり濃かったり。

でも、母が作るカルピスはなぜかいつもおいしくて、「なんで母が作るカルピスはいつもおいしいんだろう?」と思ってました。

カルピス、何年も飲んでいませんが、久しぶりに飲みたくなりました。

今年ももうすぐ夏がやってきます。