ChatGPTやCopilotを使うようになってからというもの、わからないことがあると、最近はすぐ彼らに聞いています。
株価の上げ下げをChatGPTに質問
4月から5月にかけてのことになるのですが、トランプ大統領の関税の件で、株価がすごく下がってその後少し盛り返してきたじゃないですか。
で、自分でもその背景はわかっているつもりだったのですが、試しにChatGPTに聞いてみたんです。
【私の質問】
オルカン、S&P500などのインデックス投信の株価が4月に大幅に下落した後、最近復調しているようなのですが、何が原因ですか?
【ChatGPTの回答(まとめのみ)】
4月の下落:インフレ再燃懸念+利下げ観測の後退
5月の回復:インフレ鈍化の兆し+好決算+円安進行
というものでした。
現在のアメリカ大統領は、ジョー・バイデン?
このあまりにざっくりした答えに、「なぜ直近に行われたトランプ大統領と中国の協議について何もコメントしないんだろう?」と思ったので、「その他に、トランプ大統領が中国と協議し、相互に発動した関税率を115%ポイント引き下げることで合意、上乗せ分を90日間、停止したことなどは影響していませんか?」と質問してみました。
すると、ChatGPTは、「ニュースが本当にあれば、それは株式市場にとって非常に大きな好材料**であり、インデックス投信の復調に寄与する可能性が極めて高いです。しかしながら、現時点(2025年5月時点)では以下の点が重要です」

とおっしゃるんですよ!
なんと、2025年5月現在のアメリカ大統領は、ジョー・バイデン大統領であると!
そして、そもそもアメリカ大統領はトランプ氏ではないのだから、「彼と中国との関税停止の協議についても、現時点ではそういった報道は確認されていない」と言うのです。
???
そして、結論として

とのこと。
そして、「そういう情報があれば、記事のリンクや出所をおしえてもらえれば正確に確認します」とおっしゃるので、「2025年5月時点で、アメリカの大統領はトランプ氏ですよ。出所:Reuters 」と返してみました。
すると、

と、あっさり回答をひっくり返しました。
この一連のChatGPTとのやりとりで、確かにChatGPTの情報は完全に正しいわけではない、ということは知っていたのですが、「超賢いと思ってたChatGPTも、こんな間違いをするんだぁ・・・・」と少し驚きました。
もう一度、アメリカ大統領が誰か聞いてみた
それから数日後、ChatGPTに試しに「今のアメリカ大統領は誰ですか?」ともう一度聞いてみたんです。
その時の回答は、

と正しい答えでした。
で、「ほほう、ChatGPT君、学習したんだね」と、この時は思ってそれで終わりました。
リアルタイムの情報には対応していない?
そして数日後、以前に、AIの情報源はリアルタイムの情報からは検索できないと聞いたことがあったのを思い出しました。
「もしそうなら、ChatGPTが現アメリカ大統領はバイデン大統領だと間違えたのは、そのせいなのか?」と思い、「ChatGPTの情報源は、リアルタイムの情報からは検索できないのか?」と聞いてみました。
答えは、
「現在のChatGPT(あなたが使っているバージョン)でも、リアルタイムの情報を取得することは原則できませんが、「Web検索ツール」を使えば可能です。」



ということで、やっぱり、今のアメリカ大統領はバイデン大統領だとChatGPTが間違えたのは、2024年6月までの知識で回答しているからだったようです。
そして、どうやら、私が使っている無料版は2024年6月頃までの情報を対象にしていること、有料版にすればリアルタイムでの情報になるということがわかりました。
さらなる疑問が・・・・
がここで、さらなる疑問が。
最初の株価の質問の数日後に聞いた、「現アメリカ大統領は誰か?」という質問に関してです。
最初に聞いた時は、(2024年6月時点の情報を対象にしているので)バイデン大統領だと回答したChatGPT。
ですが、その際に、今のアメリカ大統領はトランプ氏だと参照URLも添えて伝えると、数日後に質問しても現在のアメリカ大統領はトランプ大統領と答えました。
そこで、「これは、現時点のネット上の情報を検索しているのではなく、ChatGPTが新たに学習したからなのですか?」と質問してみました。



という回答でした。
私はてっきり、リアルタイムの情報でなくても、一度こちらが伝えた情報は記憶、または学習してアップデートされているのだと思ったのですが、そうではなく、無料版では以前の質問等の文脈に関係していれば一時的にそう応答しただけであり、事実として書き換えたわけではないそうです。
はぁ~
なるほど、すごく複雑だけどこういう仕組みを知ると、なんだかさらに好奇心が湧いてきますなぁ。
今までのGoogleなどのネット検索だと、こういう疑問が湧いた場合、とにかく自分で検索して調べてそれらしい情報を見つけないといけなかったじゃないですか。
ですが、AIだとこうして丁寧にわかりやすく伝えてくれるのですごく便利です。
改めて、AIってスゴイですね~
Copilotにも同じ質問をしてみると・・・
ちなみにCopilotに同じ質問(株価の変動は、トランプ大統領と中国との関税の協議が影響していないか)を聞いてみた時の回答はこちらです。

ちゃんとトランプ大統領と中国の関税の協議のことを認識していますね。
つまり、Copilotは現アメリカ大統領がトランプ氏だということ、そしてトランプ大統領と中国との関税の協議についても把握しているようです。
ここで、「ChatGPT(無料版)は、2024年6月までの情報だったけど、Copilotはどうなんだろう?」という新たな疑問が・・・・
で、聞いてみました。

なんと、Copilotは、質問によっては、最新のデータを取得するためにインターネット検索を行い、現在の情報を提供することが可能とのこと。
おぉ~!
ということは、最新の情報や正確な情報が知りたい場合には、ChatGPTよりもCopilotの方が良さそうです。
やっぱりCopilotキーがあるDELLのパソコンを買って良かったです(笑)
その時の記事「昭和世代の62歳、パソコンをネットで購入してみる!」はこちら
いずれにしても、ChatGPTにしろCopilotにしろ、こんな複雑怪奇な仕組みというか、システムというか、プログラムというか、考える人の頭の中ってどうなっているんでしょう????
AIのテクノロジー、ゆる~く楽しむ
本来AIって、仕事で何かのドラフトや計画を作ったり、アドバイスやアイデアを提供してもらったりなど、ビジネスに役立つ機能が盛りだくさんですよね。
なので、この程度の知識(ChatGPTの無料版は2024年6月までの情報に対応)って、仕事でAIを使っていたら当たり前に知っていることなんでしょうね。
私はもう会社勤めを辞めたので関係ありませんが、もし、まだ現役で仕事をしていたら、本来のAIの機能を使いこなせず、それどころか、あまりの技術の進歩についていけなくてヒーヒー言ってたかもしれません。
いや、かなりの確率でそうなっていたと思います(苦笑)
ですが、私はもうリタイヤしたお気楽な身分なので、自分の楽しみや便利さのためだけにゆる~くAIを楽しませてもらっています。
ちなみに、ChatGPTは手相も見てくれると知人から聞いて、早速見てもらいました。
右手と左手の画像を撮影して送信すると、見てくれるんですよ。
結構詳しく説明してくれて、なかなか良かったです。
すごいですねぇ、AIって手相も見てくれるんですよぉ~(笑)
AIの進歩で、世の中の色々な仕組みが劇的に効率良く変わって、生活が便利になったり、楽しいことが増えたりなど、63歳の私でもちょっぴりワクワクドキドキします。
10年後、20年後には一体どんな世界が待っているんでしょう?
「それまで、好奇心を持って、変化を楽しめる元気なおばさん(おばぁさん?)でいたいなぁ」と思ったりしております(笑)