注目キーワード
  1. お一人様
  2. セミリタイア

エアコンの交換費用、相見積もり取って正解!

東京で働いていた頃、2006年にマンションを買ったのですが、そのマンションに自分が住んだのは最初の3年くらい。

というのも、当時働いていた会社の人事異動で2009年に転勤することになり、その時から今までずーっと賃貸に出しています。

メンテナンス業者の見積もりがいつも割高

その賃貸に出しているマンションですが、20年も経つと色々設備にガタが来るというか、故障や交換の時期を迎えることになります。

当然それにはお金がかかります。

もちろん、それは仕方ないのですが、私のマンションの賃貸契約を管理している会社が契約しているメンテナンス業者(つまり、マンションの諸々の設備の故障などを修理、対応する業者)の見積もりがいつも相場よりも割高なんです。

例えばこれまでには、エコキュートの交換、退去の際の現状回復工事の例があり、それぞれ記事にしています。

エコキュートの記事「電気温水器の故障で学んだこと」はこちら

現状回復の記事「最近あった身の回りのお金に関する出来事、その後・・・・」はこちら

なので、私はこのメンテナンス業者に対して、正直、良い印象は持っていませんでした。

マンションの管理会社から電話が

で、先日、マンションの管理会社から電話がありました。

契約更新などの時期以外は、大体こういう場合の連絡は、設備の故障や不具合などがほとんです。

なので、この時も「また何か不具合があったんだろうか」と思いながら電話に出たんです。

予感的中。

今回は、「入居者様より、『リビングの方のエアコンが動くには動くが、黒い異物?ゴミ?みたいなものが出てくるので、点検してほしい』との連絡があり、業者が現地調査に行って状況を確認してもよいか?」という内容でした。

すぐにOKし、現地確認の日が決まったら事前にメールで連絡をもらうことになりました。

ここで頭をよぎったのが、「今回もあの高い見積もりの業者が対応するのか?」ということ。

で、私、念の為に、「業者さんは〇〇さんですか?」と聞いたんですよ。

そうしたら、「〇〇業者は主に水回りのメンテナンスを対応するので、今回は別の業者が対応する」という返事だったので、この時点で少しだけ安心しました。

待てど暮らせど・・・・

しかし、それから2日経っても3日経っても連絡が来ず。

「現地調査の日程を決めるのにそんなに時間がかかるのか?」と思いつつ、4日目にこちらから連絡したら、「業者に連絡したところ、エアコン、室外機ともに型式が2004年製なので、20年以上が経過しており、修理やクリーニングでの対応が出来かねると修理業者より連絡があった。よって、寝室、リビングともエアコン交換の見積書を提出させていただきたい」とのこと。

この時私は、「現地確認の日程を事前に連絡くれることになっていたが、連絡せずに現地確認に行ったんだ」と思いました。

だって、最初の電話から既に4日経ってましたから。

「ま、そのことは別にいいや」と思ったのですが、入居者さんからの連絡は、不具合はリビングのエアコンだけだったなのに、なぜ寝室のエアコンもあわせて交換なのか、疑問に思い、聞いてみました。

すると、「設置されているエアコンは、1台の室外機に複数の室内機が接続されているマルチエアコンというもので、片方のみの交換では運転や効率に支障が出る場合がある。安定した運転と今後の不具合防止の観点から、両方の室内機(及び室外機)の交換見積が必要」とのことでした。

まぁ、確かにエアコンは2つとも2004年製なわけなので、今不具合が生じていない方もいずれ故障などの可能性大ですからね。

別の不安がよぎり、ChatGPTに相談

「はぁ~、エアコン2つと室外機の交換ということになれば、今回もかなりの金額になりそう・・・・」と思った次の瞬間、別の不安が頭をよぎりました。

今回の業者は以前のメンテナンス業者とは違う、と聞いてはいたものの、もしや・・・・?

と思って、念の為に聞いてみたら、案の定、これまでと同じメンテナンス業者が対応する、とのこと。

予感的中、全く、この管理会社のカスタマーセンターの担当者もいいかげんなもんだ・・・・

きっとまた、バカ高い見積もりが出てくるに違いない!

そう思った私は、見積もりを待つ間に、ChatGPTに、エアコン交換の相場費用を確認することにしました。

ちなみに、エアコンは2台とも天井埋め込み式の為、通常の壁に取付けるタイプのものよりもかなり高額になってしまいます。

おそらく、これまでと同じ業者であれば、相場より高い見積もりを出してくるだろうと思ったので、事前に相場感を把握しておけば、それがどのくらい高いのかわかるし、それによって対応策も打てると思ったからです。

ChatGPT曰く、見積もりを出すのに必要な情報は、以下の4つ。

  • エアコン2台本体と、室外機の型番
  • 埋め込み式のエアコンの天井開口寸法(縦×横)
  • 建物管理規約にて、室外機の交換方法、設置制限があるか
  • ブレーカー容量

すぐにこれらを管理会社に確認し、それをもとに、大体の相場の金額をChatGPTにも概算してもらいました。

結果は約45~65万円で、税込みかどうかは判断不能ということでした。

なので、仮にこれを税抜きとして考えると、税込みで約50~70万円強というところでしょうか。

いやぁ、やっぱ高いですね~

これらの情報の前に、くらしのマーケットで「エアコン交換74,800円~」という広告があったので、もちろんそんなに安くできるわけはないとは思っていましたが、こんなに高いとは・・・・

ただそれでも、「くらしのマーケットやミツモア等なら安い業者さんがあるのでは?」と思い、探してみたのですが、これらの業者さんは個人で営業されている方が多いためか、エアコンの販売は行っておらず、工事のみ、また工事も、埋め込み式のエアコン工事は対応していないようでした。

残念。

エアコン工事専門業者に相見積もりを取ってみる

そこで、ネットで埋め込み式のエアコン販売と工事を対応しているエアコン工事専門業者をChatGPTに探してもらい、その中から3社を選び、それぞれに見積もりを依頼しました。

3社のうち、すぐにレスポンスがあったのがA社。

金額は、税込みで63万円。

このA社はマンションのある品川区に営業所があり、私のマンションの工事も対応したことがあるそうで、現地調査の必要はなく、見積もり金額も確定ということでした。

翌日、他の2社からも見積が届き、同じく税込みでそれぞれ

B社:522,500円

C社:638,000円

そして、肝心の既存の業者からの見積は2日経っても3日経っても見積もりが来ないので、4日目にこちらから管理会社に連絡すると、「2日前に現地調査を済ましているので、再度業者に催促する」とのこと。

ん?

「現地調査の結果、修理ではなく交換が必要で見積もりを出すということではなかったのか?」と思い、聞いてみたら、「現地調査での確認ではなく、業者に問い合わせた際の返事がそうだった」ということのようでした。

「『最初の電話で現地調査に行ってよい』と返事をしたのだから、さっさと行けば良かったのに」と思いましたが・・・・

ほんと、この管理会社のカスタマーセンターの担当者って、次の担当者に正確に内容を引き継ぎしないんですよね~

で、ようやく、その日の夜に届いた見積もり。

金額は、税込みで748,000円也。

4社を比較すると、

既存の業者A社B社C社
748,000円630,000円522,500円638,000円

明らかに高い既存の業者

こうしてみると、ChatGPTの事前の相場(税込みで約50~70万円強)にほぼはまっていますね。

(事前にChatGPTに相談しておいて、良かったぁ~)

ただ、やっぱり既存の業者は一番高いです。

最安のB社と比較すると、20万以上違います。

20万は大きいです!

ただ、通常、管理会社が入居者と業者の連絡含む全ての手続きなどをして、私は支払いくらいしかすることはありません。

ですが、もし、このB社に依頼するとなるとそれらを全部私がやることになります。

私が気になっていたのは、具体的にどんな手続きや対応が必要なのかイマイチ把握しておらず、例えば、近くに住んでいればすぐに対応できても、遠方に住んでいるために、それが難しいことなどがあると面倒だなという点でした。

ですが、落ち着いて考えると、遠方に住んでいてもそうでなくても私がやることってそれほど変わらないないような気がしてきました。

というのも、2024年の2月に自宅のエアコンを交換した際にやったのは、

  • 事前の相見積もり依頼と業者決定
  • 支払い
  • 工事完了後の確認

です。

最初の2つは遠方でも問題なし。

気になっていたのは工事後の確認ですが、例えば、退去の際の現状回復の時は(入居者さんが既に退去しているので)、管理会社の担当者が工事後の確認を行ったのですが、今回はエアコンの交換なので、実際に使う入居者さんが正常に運転するか確認すればよし。

なので、工事後の確認に関しては私はやることなし。

その時の記事「エアコン取替完了、電気代はいかに?」はこちら

一応念には念を入れて、B社にもその旨確認したところ、「工事後の確認含め、入居者様との連絡は全て弊社で行うので、オーナー様が入居者様と連絡を取ったり、現場を確認する必要はありません」ということでした。

であれば、選択肢は20万以上安いB社一択です。

ただ、B社はできれば現地調査をさせてほしいとのことで、現地調査をすれば正確な状況がわかり、確実な見積が出せるということでした。

まぁ、そりゃそうですよね。

こういう場合、現地調査をすると金額が上がるパターンが多いので、それも覚悟しておこうと思いましたが、それでも、一番安い見積りを期待できそうなので、現地調査を依頼することにしました。

その際に、別の業者が現地調査に行く旨を入居者さんに連絡しなければならず、私が入居者さんに連絡しなければならないのか、管理会社にその旨確認したところ、その連絡は管理会社が行うとのことでした。

どうやら、別の業者に依頼すると確定した時点、つまり、既存の業者の依頼を断った後から、管理会社も対応はしなくなるということのようです。

そして、その言葉どおり、管理会社から別の業者(B社)が現地調査に行く旨を入居者さんに伝えてもらい、日程の調整などはB社と入居者さんの間で行い、私が直接入居者さんに連絡することはありませんでした。

B社の最終見積もり金額は?

数日後、B社の現地調査が終わり見積が出ました。

528,000円(税込み)

前回の見積より、わずか5,500円上がっただけでした。

既存業者の見積が、748,000円

その差は22万円!

文句なし、B社に決定です!

早速、B社と正式に注文書を交わし、金額も入金しました。

そもそも528,000円も大金なのですが、最初に748,000円の金額が頭にインプットされていたので、なんだかかなりお得な気がします(苦笑)

ですが、何と言っても22万円も安いのは、かなりデカいです!

22万円あったら、色んなことができますからね~

今回の学び

ということで、管理会社には既存の業者はお断りし、今回はB社に依頼する旨を連絡しました。

今後は、管理会社を挟まず、連絡・日程調整等は、入居者への連絡はB社が直接やり取りすることになります。

入居者さんへの連絡は必要ないのですが、唯一私が対応しなければならないのは、マンションの管理室より「工事届け(複写式)」という書類を入手し、それにサイン、押印してB社に送ること。

その後はB社が必要事項を記入して、マンションの管理室に提出します。

具体的には、マンションの管理室に連絡し経緯を説明して、書類を送ってもらうことで簡単に済みました。

やる前は、「自分で業者を手配することで色々煩雑な手続きや対応などがあるかも?」と思っていましたが、うだうだあれこれ悩まずに、複数の業者に相見積もりを依頼して本当に良かったです。

22万円も安くできたんですから。

「何事も最初から決めつけたり、あきらめたりせず、考え行動することって大切だなぁ」と改めて学習いたしました。

それにしても、管理会社が契約しているあの業者、本当に割高だということがよぉくよぉくわかりました(苦笑)

皆さんも、何か高額な物を購入したり、工事を依頼したりなどの場合は、複数の業者から相見積もりを取ることを強く強くおススメします!