ユーチューブの中で私がよく見る動画にはいくつか種類があるのですが、その中で海外に住んでいる日本人の方の動画も時々見たりします。
ある日出会ったおススメの動画
ユーチューブ(やネット記事)って、よく見るものと関連した内容のものがおススメとして頻度高く表示されるじゃないですか。
(その仕組みで)ある日表示されたのが、アメリカに駐在している男の人のユーチューブ。
特に興味を引いたわけではなかったのですが、何の気なしに見てみることにしました。
最初に画面に映し出されたのは、その男の人が車を運転しているところで、年の頃は30代後半くらい、サングラスをかけてちょっとかっこつけた感じで運転しているように見えました。
サングラスをかけているだけで、かっこつけていると感じるところが、私ったらほんとに昭和世代(笑)
「きっと、アメリカ駐在のバリバリのエリートの人なんだろうなぁ」と思って最初はちょっと冷めた目で見始めたのですが、ところがどっこい、その動画のほっこりしたBGMとご本人のナレーションの声やしゃべり方がバリバリのエリート駐在員とはほど遠いほどの、なんならとても活舌がいいとはいえないほどのボソボソした語り口調。
でもそれらが不思議なバランスで調和されていて、なんともいえない親しみを感じる空気感なんです。
US生活&旅行という動画です。
シュッとした三谷幸喜さん
タイトルのとおり、アメリカに駐在しているご本人が主に生活と旅の様子を動画にされていて、私はどちらかというと生活に関する動画が好きです。
特別なことはほとんどなくて、スーパーマーケットに買い物に行ったり、コインランドリーに洗濯に行くなど、誰でも普通にしている生活の様子がほとんどなんですが、なんだかついつい見ちゃうんですよね~
この方、なんだか不思議な魅力があるんです。
見た目は、背の高いシュッとした三谷幸喜さん、といったところ。
背が高くてスタイルが良くて、顔までシュッとしたイケメンだと完璧すぎてちょっと引いてしまうんですが、顔は三谷幸喜さん似というところがなんとも親近感を感じていいんでしょうなぁ~
あ、決して三谷さんの顔がどうとかっていうことではありませんよ、念のため。
三谷さんもステキです。
あと、なぜかいつも寝ぐせがついていて、後ろの方の髪の毛がはねてるんですよ。
あまりにいつも同じような所に寝ぐせがついているので、「もしかしてあれはセットしているのか?」と思うほどです(笑)
そんな飾り気のないところもなんだか好感が持てる要因だったりします。
そしてユーチューブでのご本人の語り口調なんですが、なんと言っていいか、お世辞にも活舌が決して良いとは言えず、どちらかというとボソボソしゃべっておられるのですが、ほんわかしたBGMともあいまって、なんとも耳心地が良いというか、聞いていてほっこりした気分になるんです。
そして、言葉遣いがすごく丁寧です。
そんな不思議な魅力のこの方、お名前がわからないので、便宜上、これから勝手に「三谷さん」とお呼びさせていただきます(笑)
三谷さん、お母さんをリッツカールトンへ
たくさんある動画の中で私が最も好きなのが、三谷さんのお母さんが出てくる動画です。
アメリカにお母さんが来たり、逆に三谷さんが日本に一時帰国したりした時の動画なんですが、このお母さんがほんとにかわいらしい方なんですよ。
それらの動画の中でも私が一番好きなのが、「リッツカールトンに母を連れて行ってみたら 【VLOG】」という動画です。
ちなみにアメリカでは日本とはくらべものにならないくらい、クレジットカードを作る際のポイントが高いそうで、三谷さんは特典やポイントの高いクレジットカードを作って、飛行機のビジネスクラスで旅行されたりしています。
このリッツカールトンでの宿泊も、カードのポイントで実現されたそうです。
この動画は三谷さんが日本に一時帰国された際、お母さんと一緒に日光のリッツカールトンに泊まるというもので、東京から車で日光に向かうところから始まります。
途中、宇都宮でお昼に餃子を食べた後、お母さんはお腹いっぱいで寝てしまい、リッツカールトンに着いたところで三谷さんに起こされることになります。
以前にも三谷さんはお母さんをリッツカールトンに連れて行かれたことがあるそうで、今回お母さんは二度目のリッツカールトンです。
私はリッツカールトンなんて泊まったこともないし、行ったことすらないのでわからないんですが、ホテルの敷地に入るところに正面にリッツカールトンの石造りのモニュメントがあるらしく、お母さんはそれを見たかったらしいのです。
たぶんこれのこと↓

出典:Hatena Blog “Marriott & Go”
お母さん曰く、それを見ると、リッツカールトンに来た感動が味わえるのでとっても楽しみにしていたらしいのです。
が、しかし、その入口のモニュメントを通り過ぎてから三谷さんに起こされてしまい、その時のお母さんの反応がもう本当にかわいいんですよ。
動画の4:22秒くらいのところ(注!音声が発生します)から、見てみてください。
このシーン、私は何度も見ましたが、何度見ても本当にお母さんがかわいらしい。
もう思わずこちらも笑顔になってしまいます。
この動画のコメントもお母さんのかわいさに関するものばかりで、お母さんのお人柄が表れています。
そしてお母さんのみならず、三谷さんご本人もアメリカでの生活の動画の顔とは全然違って、大声で笑ったり、30代後半のビジネスマンの顔ではなく、日本でくつろぐただの息子の顔になっています。
お母さんを大切に思う三谷さんの気持ちもダイレクトに伝わって来て、本当にステキな親子です。
九州、福岡出身のお母さん
それともう一つ個人的にも、このお母さんに親近感を感じるのが、お母さんは九州の福岡のご出身の方だそうで、たまに福岡弁が出るんですよ。
さっきの動画の続きで、リッツカールトンに着き部屋に入ってイチゴを食べるんですが、その時に「おいしかぁ~」って福岡弁で本当においしそうに食べるんです。
動画の7:20秒くらいのところ(注!音声が発生します)です。
お母さん、サイコーにかわいい!
うちの母も(父も)福岡出身で、子どもの頃はたまに福岡弁が出たりして、いつもと違う聞いたことのない言葉をしゃべる母になんだか不思議な感じがしたのを覚えています。
なので、このお母さんに母のことも重ねて見たりしてさらに親近感を感じてしまいます。
この動画を見ると、お母さんももちろんですが、三谷さんもお母さんを大事にしていることがよく伝わってきて、ほんとにほっこりほのぼのした気分になれて、こちらまで幸せな気持ちに満たされ、癒されます。
この先何かつらいことがあった時は、この動画を見るようにしようと思います(笑)
三谷さん、本を出版
そんな調子で三谷さんの動画を見るようになったのですが、三谷さんが視聴者の方からの質問に答える動画があります。
その動画「これまで明かしてこなかったこと。」がこちら(注!音声が発生します)
正直、その時まで三谷さんの仕事や年齢など具体的なことは何も知らなかったのですが、どうやら三谷さんは日系の旅行会社にお勤めだそうで、年齢はこの動画の時点で37歳(だったかな?)。
ご本人曰く、日系の旅行会社と言っても、みんなが知っている超大手の会社ではないそうで、業界関係者なら知っているであろうという規模の会社らしいです。
で、その動画の中でなんと三谷さんは本を出版しているとおっしゃっていて、その本にこれまでの経緯などを詳しく書いているので、動画ではあまり詳しくしゃべれないとのこと。
ちなみに、本を出版した経緯は、三谷さんの動画の中で当時280万回再生された動画【片道180万円】JALファーストクラス搭乗記 (ニューヨーク→東京)(注!音声が発生します)があり、それがきっかけで出版社の方から声をかけられたそうです。
これは、三谷さんのユーチューブの再生リストの「フライト」の中の動画のひとつで、他にもクレジットカードのポイントやマイレージを使ってビジネスクラスやファーストクラスでのフライトの動画がたくさんあります。
ビジネスクラスで飛行機に乗っている三谷さんは、旅慣れたスマートなビジネスマンそのものです。
ですが、私はそんなスマートなビジネスマンの三谷さんよりも、「生活」に関連する動画の中でTシャツに短パンで家事や雑用をしている三谷さんの方に惹かれます。
三谷さんの経歴
で、三谷さんのことをもっと知りたくなった私は、先日、その本を図書館で借りて来ました。
タイトルは、「底辺駐在員がアメリカで学んだギリギリ消耗しない生き方」という本です。

ネタばれになるのであまり詳しくは語れませんが、最初に私が勝手に感じた三谷さんの印象、「バリバリのエリート駐在員」ではなく、結構な苦労をされている様子が詳しく書かれていました。
日本の大学を卒業してから新卒の会社を2年で辞め、その後20代半ばで病気になり、病気の治療をしながら4年間季節労働者として働き、病気が良くなり始めた28歳の頃、「現状から抜け出すために英語を習得する」ことを決め、2015年にフロリダへ当時の貯金を全てつぎ込み語学留学されます。
1年の留学を終えて日本に帰ってきたものの、仕事に活かせるほどの英語力でないと判断した三谷さんは再就職前のステップとして、ワーキングホリデーやインターンシップ制度などを利用して再度海外で生活することを計画、結果、日系の旅行会社のアメリカでのインターンシップに合格し、そこでインターンとして働くことになったそうです。
そして、インターン後はその会社で正社員として働くことになり、コロナ禍で一度リストラされることになり日本に帰国したものの、その後呼び戻され、また同じ会社で今も働いていおられるそうです。
動画の中の三谷さんは飄々としていて、淡々とした語り口調なので、本に書かれているようなご苦労をされてきた感じは微塵も出されておらず、でもそこがまた三谷さんの魅力だったりします。
ちなみに、三谷さんが生まれたのはお母さんの出身の福岡県だそうです。(出生届を出されたのが福岡で、その後はすぐに神奈川県海老名市で6歳まで育ったそうです)
実は私も生まれたのは母の実家のある福岡で、その後は高校卒業まで広島で育ちました。
全くの単なる偶然なのですが、そんなわけで、お母さんとうちの母が福岡出身という共通点に加えて、三谷さんと私の共通点に勝手に?無理やり?親近感を感じていたりします(笑)
三谷さんの魅力
著書を読んでいると、アメリカに渡るまでのつらい経験や渡米後の厳しい状況なども、動画の中の三谷さんの語り口調と同じ淡々とした調子でつづられています。
その淡々とした文面からすると、そんなに大変なことのように思えないのですが、いやいや実は、結構しんどい状況におられたようです。
本の第6章「ギリギリ消耗しない生き方」で、「生きていくのはツラいこと でも今よりどん底を知っている」というタイトルのコラムがあります。
このタイトルを見た時、最初は「動画の中の淡々とした三谷さんの印象とは一見結びつかないな」と感じたのですが、一方で三谷さんは、
- こだわらないことが唯一のこだわり
- 目標をもたない
- 結果に期待しない
ともおっしゃっています。
この3つって、最初の「生きていくのはツラいこと でも今よりどん底を知っている」の表現とは結構対極にあるように思えませんか?
つまり、「何事にもこだわらず」「目標や結果を気にせず」「流れのままにまかせる」的なことって、「ツラい」とか「どん底」というワードと相いれない印象です。
むしろ、真逆の言葉というか・・・・
だけど、三谷さんはその対極にあることをおそらくすごく自然にやれるタイプの人のような気がします。
いやぁ、それってかなり高難度ですよね。
三谷さんがその対極にあることをどうやってやっているかというと、著書の中で
「高い理想や目標を設定せず、目の前のこと淡々と積み上げるだけなのです。」
と、おっしゃっています。
なかなか奥深いです。
「目標を持たない」、「結果に期待しない」とは一見すると、例えば「努力」や「真面目にこつこつ」という言葉からはかけ離れているように見えますが、実は、目の前のことをただ淡々とやっていくことがこつこつ努力することであり、結局それが結果につながっていくのだと思います。
簡単なようでなかなかできないんですよね、これが。
動画だけを見ていると、飄々としていて謙虚な方、ガツガツした感じは全くないのですが、本を読んでみると実はなかなか「芯のあるできるヤツ」のように感じます。
三谷さん、不思議な魅力をお持ちの方です。
そして、そんな三谷さんのみならずお母さんともども、すっかりお二人のファンになってしまいました(笑)