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バレーボール日本チーム、次のパリに向けて

バレーボール日本チームのオリンピックが終わりました。

女子、負けられないドミニカ戦

女子は、運命の韓国戦に負け、迎えた絶対に負けられないドミニカ戦。

1セット、25:10のまさかの大差でドミニカに取られ、2セットも取られ、3セットは取り返しますが、4セットドミニカで、セットカウント3:1でドミニカ勝利。

私としては必ず勝って準々決勝へ進むものと思っていたので、まさかの結末にしばらく呆然としてしまいました。

その後もしばらくボーっとして、脱力感に包まれながらその日は眠りにつきました。

男子、リオ五輪金メダルのブラジル戦

男子は、見事準々決勝に進み、相手は世界ランキング1位、リオ五輪金メダルのブラジル戦。

結果は、セットカウント3:0でしたが、とても見ごたえのある内容で、日本チームの強い気持ちが感じられる一戦でした。

これまで日本男子バレーは長く低迷が続き、オリンピックに出られるだけで大喜びするような時代が続いていました。

そんな中で自国開催での出場権があるとはいえ、予選リーグ突破、準決勝に進出した日本チーム、3年後のパリが楽しみです。

男女の対照的な結果

今回、女子は格下のケニア、ドミニカ、韓国と同じA組で、決勝トーナメントに進出、メダルの可能性も期待視されていました。

ところが蓋を開けてみれば、1勝4敗の5位でまさかの予選敗退。

一方、男子は格下はベネズエラのみで、あとは全て格上のチームの予選リーグ。

予選突破は不安視されていたようですが、結果は3勝2敗で予選リーグを3位で突破。

この結果の要因、つまり、男子にあって女子にないものをなんとなく感じていました。

男子にあって女子になかったもの、それをわかりやすく解説しているのは、前の全日本男子の監督の植田氏のコメントです。

ひとつは「新戦力の台頭の有無」、もうひとつは「データの活用と戦術コーチの有無」だそうです。

新戦力の台頭

→ 男子は、主力の石川選手に加えて、西田選手、高橋選手という若手が力を発揮したが、女子にはそれがなかったこと

そう、私もそう感じてました!

特に東京2020が1年延期されたことで、高橋選手のような若手が現れましたしね。

データの活用と戦術コーチの有無

→ 男子は、ブランコーチがデータを随時分析、それに基づいた戦術を徹底して指示

→ 女子は、特にドミニカ戦、アナリストからのデータをどのように分析し戦術を選手に伝えていたかが不明

なるほど、確かに。

ドミニカ戦で、コート内の選手は、何をどう修正したらよいかつかめないまま、自分達のバレーが出来ずに終わってしまった印象があります。

次のパリに向けて

でも、こんな分析や批評はあくまでも外野からのコメント、結果論ですよね。

チームスタッフや選手はそんなことは百も承知で、与えられた環境の中でできることを一生懸命やってきたに違いありません。

まわりが何を言っても、一番悔しいのは選手や監督のはず。

特に、ドミニカ戦の後のインタビューで声をつまらせていた中田監督に「5年間、お疲れ様でした」と言ってあげたいです。

それと、個人的には荒木選手にも。

男子は、石川選手がブラジル戦に負けて「悔しい」と言ってましたね。

まずは、男女とも、心と体を休めて、3年後のパリに向けて、今回の悔しい思いをはらすべく、前に進んでほしいです。

本当にお疲れ様でした。

素晴らしいファイトをありがとう。