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TBSドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」とジャパンカップ

私が乗馬を始めたのは確か2018年の11月、かれこれ丸7年になります。

始めた当初の予定では、今頃はもっと上手になっているはずだったのですが、それがそうでもなく、自分が思うようには上達していません(苦笑)

「ザ・ロイヤルファミリー」、最初は見るつもりだったのに・・・・

乗馬を始めるまでは、馬に対して特別な感情はなかったのですが、乗馬を始めてからは、(当然かもしれませんが)動物の中でも特に馬が好きになりましたね~

ただ、普通の人が普通に生活している中で馬を目にしたり、馬と触れ合ったりする機会ってほとんどないですよね。

乗馬というスポーツも世間一般ではけっこうマイナーなスポーツですし。

そんな普通の人の生活では目にすることのない「馬」ですが、競馬の世界の競走馬と人との絆をテーマにしたTBSのドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」が放送されていますね。

競馬の世界が物語の場となっているドラマって珍しいですよね。

馬好きの私としては、始まる前(9月頃)はちょっと気にして、「見てみようっかなぁ~」なんて思っていたのですが、9月末から10月末まで母が入院したこともあり、すっかり忘れてしまっていました。

母の入院の記事「母、入院。そして誕生日前に退院。がんばった母!」はこちら

母が退院した後も、そもそもテレビをほとんど見ないので、「ザ・ロイヤルファミリー」を見たいと思っていた事さえ忘れていたほどです。

とりあえず、Tverで見てみた

それが、つい先日、偶然にも別々の友人から「『ザ・ロイヤルファミリー』見てる?」と聞かれたんです。

その時やっと、始まる前は見たいと思っていたことを思い出した私。

テレビではその時点でもう7話まで放送されていましたが、とりあえずTverで見てみることにしました。

その時のTverでは、第1話全部と、第2話と3話のダイジェスト版、前半戦振り返りSPと、第7話が公開されていました。

これらを時系列で見ていくことで、そこまでのおおまかなストーリーはとりあえず把握。

で、思ったのは、「あぁ~、やっぱちゃんと見ておけばよかったぁ」ということ。

JRAが全面協力しているそうで、競馬場の臨場感あふれるレース感や、武豊ジョッキーが本人役で出ていたりなど、リアリティがありますよね~

競走馬の一生、悲しい一面も・・・・

また、競走馬(サラブレッド)の一生として、生産牧場で生まれ、そこで母馬と過ごし、その後母馬を別れ、トレーニングセンターで競走馬として巣立つための調教を受け、2~3歳でレースにデビュー、そして引退、という道をたどりますが、それらの様子もこのドラマの中で垣間見ることができます。

競馬が好きな人でも、競走馬の一生の中で、実際にレースで走る彼らの最も華やかな部分だけを見るのがほとんどで、ましてや競馬や馬に全く興味がなかった人には、レース前後の競争馬の生涯がどんなものかは初めて知る世界かもしれませんね。

現役を引退した後は、優秀な成績を残した馬であれば、牡馬(オス)は種牡馬、牝馬(メス)は繁殖牝馬となります。

ただ、優秀な血統を残す為に種牡馬や生産牝馬となる馬はごくわずかで、他には乗馬クラブや学校、観光牧場などに引き取られる馬もいます。

ですが、こちらの記事によると、約85%の競走馬は生涯を全うすることなく殺処分されていると言われているそうです。

ごくわずかのトップに立てる超優秀なサラブレッドの陰で、それ以外の多くの馬たちはこういう悲しい運命にあるという事実、なんともやり切れない思いです。

ただ、引退馬のセカンドキャリアを用意する取り組みは少しずつですが増えているそうで、その中でも引退馬を最期まで見守る引退馬協会というNPO法人はパイオニア的存在だそうです。

また、JRAは2017年に「引退競走馬に関する検討委員会」を設置して、馬術競技馬・乗用馬への転用や、全てのキャリアを終えた養老馬や養老牧場等への支援を中心に、様々な事業を行っているそうです。

馬とのふれあい、現実にはこんなことも

と、ドラマから話が少しそれてしまいましたが、「ザ・ロイヤルファミリー」のようなドラマを見ることで、馬や競馬に関して興味を持つ人が増え、「できれば乗馬ももう少しメジャーなスポーツになってくれればいいなぁ」と思ったりもしています。

ちなみに、ドラマの中では、人と馬が触れあうシーンなどすごく感動的に見えますよね。

馬と人の心が通じ合っているような。

いや、決してドラマの感動的なシーンにケチをつけようとしているわけではないんですよ。

確かに馬に触れると癒されるし、なんと言っても馬はかわいいのですが、実際に乗馬をしていると、足を踏まれたり、頭突きされたり、孫の手の代わりにされたりなど普通にあります(笑)

あ、あと落馬も。

馬は、こちらの都合なんて関係ないので、私の足があっても気にせずその上に自分の足を置いてくるし、気に入らないと頭突きもしてきます。

馬に足を踏まれた時の記事「馬が踏んでもこわれない?」はこちら

この間なんか、顔を摺り寄せてくるので、「なんか、かわいい。もしかして私のことが好きなの?」と思っていたら、次の瞬間、すごい力で後ろの壁に私を押し付けて、顔をこすりつけてくるんです。

「え?なんかちょっと違う・・・?」と思ったら、要は、彼(馬)は、顔がかゆかったので、私の体を孫の手代わりにして顔をこすりつけて掻いていたんです(苦笑)

それがわかったので、その後は、私が手で顔を掻いてあげると気持ちよさそうにじっとしていましたけどね。

そんなことも含めて、やっぱり馬はかわいいです。

波乱のジャパンカップ

そして、先週の日曜日11月30日はジャパンカップでしたね!

春のうちはG1レースが続くので、日曜日は競馬中継をよく見ていたのですが、夏の間は大きなレースがないのでいつの間にか競馬中継を見なくなり、G1レースが復活する秋になっても競馬中継を見ない日曜日がここのところ続いていました。

ですが、ドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」を見始めたことで、また競馬中継も見たくなり、先週の日曜日11月30日、久々にテレビでG1レースのジャパンカップを見ることに。

私が推している武豊ジョッキーは騎乗していなかったので、馬券を買うことまではしませんでしたが、とにかく波乱のレースでしたね~

まず、スタート直後に川田将雅騎手が騎乗したアドマイヤテラから落馬。

その競争中止となったアドマイヤテラは空馬のまま走り切り、なんとトップでゴール!

実際の1着は、世界ランク1位のフランスのカランダガンで、20年ぶりの外国馬勝利だそうです。

さらに、このカランダガン、2018年のジャパンカップのアーモンドアイのレコードを0秒3上回る2分20秒3の驚異のレコードとなりました。

最後のゴール前のカランダガンとマスカレードボールの競り合い、すごかった!

出典:livedoor News

そして、ゴール後には、2着のマスカレードボール騎乗のルメール騎手と、3着のダノンデサイルの戸崎圭太騎手も落馬するという、本当に色々あったレースでした。

ただ、私的には、空馬になってジョッキーが跨っていなくても、最後まで一人で一生懸命走り切ったアドマイヤテラに心を動かされました。

それは「人馬一体」という言葉に関係しています。

この言葉の意味は「騎手と馬が一つのからだになったかのように、巧みに乗りこなすこと」というもので、さらに、騎手が馬に感覚でその意思を伝え、馬も騎手のその気持ちを理解して動くことで、両者が一体となった走りを実現する状態をいいます。

競馬のレースを見ていると、いつも、この「人馬一体」という言葉が自然に頭に浮かんで来ます。

騎手と馬が一体になってこそ勝てる、良いレースができると思うのですが、空馬となったアドマイヤテラは、相棒であるはずの騎手がいなくなり自分(馬)だけの状態になっても、力を抜いたりあきらめたりすることなく、最後まで全力で、それもトップでゴールを走り抜けました!

サラブレッドは早く走るように訓練されているので、人が跨っていなくてもレースでは自然に走るのかもしれませんし、私が勝手に感動しているだけかもしれないけれど、でも彼以外はみんな騎手とペアで走って(戦って)いるのに、たった一人(一頭)で走った、そしてトップでゴールしたアドマイヤテラの姿に力をもらいました。

やっぱ、競馬って面白いです!

ジャパンカップの動画はこちら(注!音声が発生します)

いつも以上に盛り上がりそうな今年の有馬記念

来週以降もG1レースが続きますが、なんと言ってもメインイベントは年末12月28日日曜日の有馬記念です。

「ザ・ロイヤルファミリー」でも有馬記念で勝つことがメインテーマとなっていますしね。

ちなみに去年の有馬記念は、私の推しの武豊ジョッキー騎乗のドウデュースが、10月の天皇賞、11月のジャパンカップと連勝し、引退レースとなるはずの有馬記念でも勝って3連勝となり花道を飾ることが期待されていましたが、歩様に異変が発見され右前肢跛行のため、出走が直前で取り消されました。

今思い出しても残念。

ですが、その前の2023年の有馬記念は、武豊ジョッキー騎乗のドウデュースが勝ちましたよぉ!

思わずテレビの前で大きな声を出して、一人で盛り上がりましたね~

今年の有馬記念も、盛り上がることは確実でしょう。

なんといっても、今年は「ザ・ロイヤルファミリー」効果がありますもんね。

今まで馬や競馬に興味がなくても競馬中継を見たり、馬券を買ったりする人も増えるような気がします。

ちなみに、先日髪を切りに行った時、担当の美容師さんも「(『ザ・ロイヤルファミリー』にはまっていて)有馬記念の馬券、買ってみようかなぁ」って言ってました(笑)

「ザ・ロイヤルファミリー」の最終話は12月14日のようですが、その最終話が感動的な結末なら、28日の有馬記念もいつも以上に盛り上がることは間違いないかも?

ということで、2025年の年末は有馬記念で盛り上がって、そして2026年、来年は午年!

何かいいことありそう。

ふふふ・・・・・