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日米首脳会談後、高市総理と茂木外務大臣について感じたこと

注目されていた日米首脳会議が3月19日に行われましたね。

この会談は、当初、3月末にトランプ大統領が中国に訪問する前に実現させたいとして、日本側からリクエストしたそうです。

ですが、2月28日にアメリカがイランを奇襲攻撃したことで、状況は複雑化。

NATO諸国がこぞって、このイランへの攻撃を国際法違反としてアメリカを非難、そしてネガティブな声明を出す中で、日本の高市総理は直接トランプ大統領に会って話す、という場に臨むことになったわけです。

予算委員会と日米首脳会談

訪米前の見方としては、「トランプ大統領から自衛隊を出せと言われたらどうするのか?」とか、「同盟国であってもアメリカの行動にはきちんと意見すべきだ」とか、または、「極めて難しい舵取りになる」など、いずれにしても、上手くいく可能性の方が少ない、という見方がほとんどだったと思います。

私も一日本国民としては、「このまま原油が輸入されない状況が長く続いたら困る」という思いの一方で、「日本が戦争に巻き込まれるのだけは避けてほしい、けれど、その為にあのトランプ大統領を相手にどういう対応ができるのだろう・・・・」と思っていました。

国会では予算委員会が開かれていて、高市総理の希望である年度内予算成立を達成するために、与党過半数により衆議院では3月13日に可決されたものの、参議院では与党は過半数に満たないため年度内成立に見通しが立ちにくい、そんな状況でした。

普通だったら、「予算の年度内成立に集中したい!」と思うはず。

ですが、現実は、今後の日本の国益を大きく左右しかねないトランプ大統領との会談も目の前に控える、といったこれまた一大イベントにも臨まなければいけなかったわけです。

ごくごくふっつう~の小市民の私には、この時の高市総理のストレスたるや想像すらできません。

「せめてどっちか、誰か他の人に代わってほしい」と思うでしょうなぁ・・・・

ですが、総理大臣になるような人なんだから当たり前なのかもしれませんが、高市総理、肝が据わってました。

世界中に平和と繁栄をもたらせるのは、ドナルドだけ

迎えた、3月19日のトランプ大統領との会談当日。

テレビやネットニュースなどで既に色々報じられていますが、私は高市総理はこの難局の中、かなりうまく乗り越えられたのではないかと思っています。

外交に関するテクニックについて難しいことはわかりませんが、トランプ大統領がNATO諸国から「協力はしない」と突きつけられ、表面的には「誰の助けもいらない」とは言っていましたが、おそらく自分が孤立している状況は感じていたのではないでしょうか。

そんな中、高市総理が歩み寄り、

「世界中に平和と繁栄をもたらせるのは、ドナルドだけだと思っています。そのために私は諸外国に働きかけて、しっかりと応援をしたいと思っています。今日、私はそれを伝えにきました」

とはっきり伝えたことに、あのトランプ大統領もさすがにグッと来たのではないでしょうか。

特に、この「今日、私はそれを伝えにきました」というフレーズ、「その為だけにあなたに会いに日本からやってきた」と言われているようなもので、誰でもこんなこと言われたら、心をつかまれますよね。

まぁ、この高市総理の言動にはトランプ大統領に媚びを売っているなどの意見もあるようですが、このコメントの裏には、「あなたが始めた戦争なんだから、あなたがきっちり終わらせてくださいね」という意味も込められているとも言われているようです。

媚びを売っているという意味では、確かに私も「ここまで言うんだ」という気はしないでもないですが、でも、トランプ大統領の心をうまくつかむやり方としては上手かったんじゃないかな、という気がします。

つまり、最初に相手を立ててこちらの状況も考慮してもらうようにして、その上で法律にのっとってできることとできないことがある、とはっきり伝えること、そして、できることに関しては日本は協力する用意があることもしっかり伝えること。

少なくとも、反高市派の方が言うような、最初からトランプ大統領のやり方を真っ向から否定して意見するようなやり方は、相手がトランプ大統領の場合明らかに逆効果だし、その意味で、日本の国益という点から決して得策ではないような気がします。

アラグチ外相の申し出を断った茂木大臣

そして、私がもうひとつ気になったニュースとして、茂木大臣とイランのアラグチ外相との電話会談の内容。

アラグチ外相の「もし日本がホルムズ海峡を通過するために接触してくれば、イランは通過を支援する用意がある」という申し出に対して、日米会談後、テレビの報道番組に出演した茂木大臣が「いまのところそこまで考えていない」と述べ、日本だけが単独で対応する考えを否定したそうです。

こちらの記事に詳しく書かれているのですが、茂木外相は「みんな通れる状態を作ることが極めて重要」と指摘したとのこと。

アラグチ外相のこの申し出は、一見日本にとってかなりメリットがあるように思えなくもありません。

目先のことだけしか考えない人であれば、この申し出にとびついたかもしれません。

ですが、「アラグチ外相がこんな風に誘いかけてくる背景には何があるのか?」ということをしっかり見極めて、短期的な目線ではなく長期的な目線で対応することが重要でしょう。

もし、ここで日本がこの申し出を受けてしまうと、アメリカとの信頼関係に大きくヒビが入ることになります。

せっかく日米首脳会談をトランプ大統領に寄り添う形で、無理難題を突きつけられることなく何とか切り抜けたのに、それが台無しになってしまいます。

またG7における関係性においても、この申し出を受けた時点で、日本だけが抜け駆けするような形になり、それが将来的に後を引き、日本はそういう国だと思われることになるのではないでしょうか。

そして仮に、日本だけがホルムズ海峡を通過して石油を輸入できたとしても、世界全体の経済が停滞化してしまえば何の意味もありません。

私がよく見ている「投資うさぎ 会話で解説」(注!音声が発生します)というユーチューブでもわかりやすく解説されています。

ただ一方で、現時点で足止めされている日本の船の乗員の安全についても対応しなければならないわけで、その点についても茂木大臣は「ホルムズ海峡で足止めされている日本船舶45隻の安全について『政府としてもしっかり責任を持ちたい』」とおっしゃっています。

「みんな通れる状況を作ることがきわめて重要」まさに正論、その通りだと思います!

真っ当な人、高市総理

高市総理、この日米首脳会談の前の予算会議中に、会議が終わっても椅子から立ち上がれないという体調不良のニュースもありましたよね。

ですが、その日の海外(中東でしたっけ?)との会談をキャンセルしただけで、翌日には予算会議にいつも通りに出席し、そして19日の日米首脳会談もこなす、高市総理。

体力には自信があるとおっしゃっていましたが、なんと言っても65歳。

決して若くないわけでリウマチの持病もあるということから、あちこちガタが来る年代です。

総理大臣ともなれば、当然激務をこなさなければならないのでしょうけれど、ご自身の体をいたわることにもせめて必要最低限の時間を割いてほしいと思います。

今回の日米首脳会談の高市総理の対応に対して、媚びを売りすぎている、アメリカに対してもっとはっきりモノ申さなければダメだ、などの意見もあるようです。

野党の議員を始めとする、反高市派の皆さん、日本は言論の自由があるので、高市総理に対して批判するのは自由です。

私も手放しで、高市総理を100%支持しているわけではありません。

ですが、今回の日米首脳会談においては、難しい舵取り、数少ない選択肢の中、高市総理始め、事務方の官僚の方々含めしっかりと準備され、最善を尽くされたと思います。

今回の日米首脳会談をなんとか乗り切ったこの後も、多くの課題、宿題があるとは思いますが、会談後の読売新聞社の世論調査でも、「高市首相とトランプ大統領の首脳会談を全体として「評価する」は69%で、「評価しない」の19%を大きく上回った」という結果から、世論も今回の日米首脳会談に関して高市総理を評価していることがわかります。

(余談ですが、「もし、これが高市総理でなく、前の総理だったら・・・」と思うとちょっとゾッとします)

高市総理も人間なので、時には間違った言動があることもあるかもしれませんが、少なくとも高市総理は、私利私欲のために行動するような人には見えないです。

私、高市総理って、(政治家にしては珍しく)真っ当な人、ていう感じがするんですよね。

そのことを書いた記事「高市総理大臣、誕生なるか?」はこちら

人それぞれ、考え方、価値観、色々あるとは思いますが、日本のトップに立つ総理大臣になる人は、日本の将来、国民の生活、国益を第一に考え実行する人であってほしいと切に願います。