2週間に1回くらいのゆる~い感じで乗馬をやっています。
先週のレッスンで乗ったのはヘレナという馬。
彼女に乗るのは2回目です。
レッスンの際は馬場まで馬を引いていくのですが、その道の脇には雑草が生えており、このヘレナちゃん、馬場に行くまでの道の脇の草を食べる癖があるそうなんです。
初めてヘレナでレッスンした際、指導員の方にそう言われていたのですが、その日はすっかり忘れていました。
私の足の上に!
で、その日ヘレナを馬場まで引いていく途中、案の定、脇の草を食べようとして脇道にそれようとしたのです。
指導員さんから、「ヘレナが草を食べようとするから気をつけてください。」という声が聞こえたのとほぼ同時、思わずヘレナに引っ張られてよろけるような格好になってしまいました。
そして次の瞬間、ヘレナの左前足が私の右足の上に!
乗馬ブーツを通して、馬の蹄の鉄の固い感触が私の足を襲いました。
一瞬、「え?嘘でしょ!」と思った時は既に遅し。
私の目に映ったのは、私の足の上に見事に乗っかったヘレナの足!
なんだかものすごい重力が私の足の上に!
そしてヘレナったら、だんだん体重を私の方にかけてきたようで、重力はさらに増して、今まで経験したことのないような重さに!
なんとか抜こうとしても、うんともすんとも動かないし、「やばい!これ以上体重をかけられると、骨折するかも!」と正直ものすごく焦りました。
どのくらいの時間踏まれ続けていたのかよくわからないのですが、おそらく数秒くらいでしょう。
ヘレナが自分で足を動かし、ようやく私の足は自由の身に。
もし、さらに体重をかけ続けられていたら、と思うとゾッとします。
自分でも足がどうなってしまったのか不安でしたが、それなりにジンジンしびれるような感じはするものの、普通に歩けて、骨折や脱臼などはなさそう。
指導員さんにも確認してもらって、そのままレッスンも受けました。
とりあえず、レッスンには支障ありませんでしたが、この後痛みや腫れなどがあれば、病院に行ってくださいとのこと。
ちなみに、毎回のレッスンには保険に入っているので、治療費などは保険で賄われます。
不幸中の幸い
後から思うに、ヘレナの足が全部乗っていたのではなく、足の前の方(人間の足でいうと、指に近い前半分)だけ乗っかっていたので、彼女の全体重がかかっていなかったのではないかと思います。
踏まれ方によってケガの度合いも全然違うらしく、指導員さんも「全体重が乗ってなかったので良かったのでは?」とのことでした。
彼女にしてみれば、足の先の方をちょっと乗せてるくらいのつもりだったのかも・・・・
いやいや、君にとってはそうかもしれないけど、大体馬って500kgくらいあるんだから、足の先をちょっとっていったって、人間にとってはかなりの重さなのだよ。
それを、何事もないかのように、私の足を踏んだまま草をむしゃむしゃ食べ続けていた彼女。
ヘレナに罪はないといえ、ほんとやばかったです。
翌日もジンジンした感じはありましたが、痛みはなく普通に歩け、その後はなんともなくなりました。
どうやら大事でなかったようで、一安心です。
ですが、だとしても、馬に踏まれてもなんともない私の足って、それはそれでどうなんでしょう?
象が踏んでもこわれない筆箱
で、ふと思い出したのが「象が踏んでもこわれない筆箱」。
一定以上の年代の方なら聞き覚えがあるはず(笑)。
確か、本当に象が筆箱を踏むコマーシャルだったような・・・・?
と思って検索してみたら、なんと今でもありました!
サンスターの「アーム筆入れ」っていうんですね。
メーカー名や商品名、知ってました?
子どもの頃は、「象が踏んでもこわれないってすごい!」と思ったけど、今思うに、象が筆箱を踏むシチュエーションておそらく99.9%ないのでは?
100歩ゆずって象じゃなくても、それほどの重力が筆箱にかかることもないと思いません?
そもそも筆箱にそんな強度必要?(笑)
でも、筆箱にはそれほどの強度は必要ないかもしれないけど、私の足はそこそこ強度があってよかったぁ~
象が踏んでもこわれない筆箱、馬が踏んでもこわれない私の足。
何事もなくて良かったような、ちょっと恥ずかしいような・・・(笑)