あっという間に12月。
毎年感じますが、ほんとに1年過ぎるのが早いですね~
ということで迎える2024年。
また新しい年が始まるわけですが、その中で話題になっているのが新NISA。
私もどうやって運用していこうか、資産運用のブログやユーチューブを見て色々考えました。
大盤振る舞いの新NISA
現行の一般NISA、つみたてNISAと新NISAを比較したものが以下の表です。
引用:SBI証券
主なポイントは、
- 投資上限額の引き上げ
一般NISA600万円、つみたてNISA800万円 → 1,800万円(売却後はその分再利用できる) - つみたて投資枠と成長投資枠の併用が可能
一般NISAまたはつみたてNISAのどちらかを選択 → つみたて投資枠(つみたてNISA相当)と成長投資枠(一般NISA相当)の併用可 - 非課税保有期間が無期限
一般NISAが5年、つみたてNISAが20年 → 無期限 - 制度実施期間も無期限
2023年で終了 → 無期限
と、ざっとこんな感じで、これまで一般NISAやつみたてNISAをやっていた方なら感じると思うのですが、かなりの大盤振る舞いです。
以前の記事にも書きましたが、最近、支持率低迷気味の岸田さんですが、この新NISAの制度だけは「グッジョブ!!!」と言ってあげたい(笑)。
私の運用方法は・・・・
で、この「岸田さんグッジョブ!」の新NISAですが、私の運用方法はというと・・・・
これ1本で!
ズバリ、つみたて投資枠も成長投資枠も、全世界株のインデックス投信のみで運用。
これ以上ないくらい、単純でシンプルな運用方法です(苦笑)。
ユーチューブなどでは、つみたて投資枠はともかく、成長投資枠ではある程度のリターンを狙った運用を勧めるものもありますが、私には、「コストの低い全世界に分散するインデックス投信を長期運用する」というド定番の運用方法がぴったりだと思っています。
これまでもそうだったように、私にとっての資産運用は、毎月一定金額をコツコツとつみたてていく「給料天引きの積立貯金」のような感覚で、それをやっているのを忘れるくらいの状態が精神的に気楽なので。
例えば個別株のように、株価の上げ下げに一喜一憂したり買い時や売り時を狙うなど、ドキドキハラハラするのは全く向いていないし、そうする気力も能力もありません。
これまでの経験から、(必要なリスクは加味した上で)長期運用して安定的なリターンが期待でき、精神的にも落ち着いていられる運用方法が私には一番あっています。
毎月のつみたて+一括投資
ただ、これまでのつみたてNISAのように「毎月コツコツ積み立てる」だけでなく、ある程度の余裕資金は一括投資しようと考えています。
というのも、つみたて投資よりも一なるべく早期に括投資する方が、元本が大きく市場にいる時間も長くなるためリターンが上がる可能性が大きいからです。
なにせ来年は62歳、若い世代の方と比較すると残された運用期間が短いので、なるべく大きな元本を最初に投資して市場にいる時間を長く、つまりできるだけ長期投資の効果を得たいですからね。
一括投資のデメリット
ただし、一括投資の場合、投資した後に暴落が起きると損する幅も大きいというデメリットがあることも認識しています。
その点については、以前に読んだ山崎元さんと水瀬ケンイチさんの著書「ほったらかし投資術」の考え方を参考にしていて、最悪1/3が減っても大丈夫な金額の範囲でやっていくつもりです。
もう少し詳しく言うと、一括投資する資金はその多くを特定口座で運用している投信を売却して充当する予定です。
というのも、それらは既にある程度のリターンが出ており、万が一全体の1/3が減ることになっても、実質的には元本割れまでにはならないと考えているからです。
その他にも安全資産としてある程度確保しているので、万が一のことがあってもそれほど大きなダメージにはならないだろうと思っています。
具体的な運用の内容は
で、実際に何をいくらどのように運用していくかというと、証券会社はSBI証券、商品はeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)。
- つみたて投資枠の120万円は、
毎月5万円をクレジットで積み立てて計60万円。(SBI証券だと三井住友カード(N.L)で毎月5万円まで積み立てられ、その分ポイントももらえるので)
残りの60万円は現金で。(正確には、毎月最低積立金額の100円+年初にボーナス設定で598,800円) - 成長投資枠の240万円は、
2024年はソーシャルレンディングやIPOに充てていた資金を整理または解約、それ以降は特定口座を売却して充当する予定。
と、こんな感じで計画しております。
1,800万円の投資枠をできるだけ最短の5年で埋めて、そのままできるだけ長く運用していく予定です。
50代でも60代でも!
私は来年は62歳になるのですが、世間的には50代や60代では資産運用はもう遅いのではないか?という声もあるようですが、私はそうは思いません。
確かに初心者が手堅く運用していくには長期運用で時間を味方にするのが効果的なので、なるべく早く始めるに越したことはありません。
ですが、昨今のインフレ、物価高、社会保険料の値上げ、上がらない給料、ひいては将来・老後(年金)の不安など、どの世代にとっても私達の生活にネガティブな影響を及ぼす要素ばかりの今の日本。
これらの状況に対して、50代だから60代だからと言って何も対策しないのって、ただただジリ貧に向かうだけになってしまいませんか?
もちろん、新NISAだけが資産運用の方法ではありませんが、資産運用の初心者でもコストの低いインデックスファンドを分散投資して長期運用すれば、おそらくある程度の利益を見込め、さらにそれを無期限で運用できるって、少なくとも現時点では新NISA以外にないんじゃないですかね。
ちなみに、節税効果が高く長期運用する運用方法としてiDeCoもありますが、iDeCoは基本的に60歳(年金を払い終えるまで)で掛金の拠出は終了します。
ただiDeCoも、60歳以降も働いて厚生年金に加入すれば65歳まで、国民年金に任意加入すれば任意加入が終わるまで掛金の拠出ができます。
ちなみに私も国民年金の任意加入をして、拠出を続けています。
なので、50代、60代でもiDeCoもやり方次第でお得に使えますよ。
せっかく、新NISAという資産運用初心者でもできる制度が用意されたのだから、何もしないより、まずはできるところから始めてみることをオススメします。
私も資産運用を始めた7年前の2016年当時は、恥ずかしいくらいなぁんにもわかってなかったです(苦笑)。
誰と比べるわけでなし、できることからやればいいんですよ、何事もね。