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昨年10月に続き、母、二度目の入院

昨年の9月末から10月末までの約1ヶ月、母が誤嚥性肺炎で入院していました。

11月1日の母の誕生日前に退院することができ、ひとまずホッとしていたのですが、「誤嚥性肺炎は再発の可能性がある」と退院時の主治医の説明で告げられていました。

その時の記事「母、入院。そして誕生日前に退院。がんばった母!」はこちら

しばらくは穏やかな日々をすごせて

とりあえず退院してからは、朝は「今日も母が病気せず、体調が安定して穏やかにすごせますように」と、夜は「今日も何事もなく過ごせたようでよかったです。明日も無事にすごせますように」と祈る毎日。

面会の時には、実際に顔を見、手を握り、肩をさすり、スキンシップです。

そして、私のことを覚えているか、必ず聞いて、覚えているとうなづいた日はホッとし、反応がイマイチの時は「もう忘れてしまったかのかなぁ・・・・」と寂しい気持ちになったり、の繰り返しでした。

ですが、「とにかく母が病気せず穏やかな時間を過ごしてくれていれば、もうそれだけでよし」と思っていました。

施設から電話が・・・・、嫌な予感

そんな穏やかな日が半年ほど続いていたのですが、3月の終わりのある日の午後、施設から電話がありました。

施設から電話がある時はほぼ100%母に何かあった時です。

覚悟して電話に出ると、その日の午前中に、何度か嘔吐しそうになったとのこと。

「(胃ろうの)栄養剤の注入は中止し、かかりつけ医の先生に連絡して往診してもらったところ、血液検査をしてその結果で判断ということで、今その結果を待っています」という連絡でした。

かかりつけ医が血液検査の結果を待つという判断をしているということは、いますぐどうこう、緊急を要する事態ではないと推測し、私も検査結果の連絡を待つことに。

ですが、その日はそのまま連絡が来ず。

実は、タイミング悪くこの時風邪をひいていた私。

この時点で薬はのんでいなかったのですが、すぐに薬を買いに薬局へ行きました。

受診、検査、即入院

翌朝、こちらから連絡しようとしていたところへ、施設から着信。

血液検査の結果、CRPという数値が基準値が0.3mg/dLのところ、10mg/dL超だったとのこと。

CRPとは、こちらの記事に詳しい説明があるのですが、たんぱく質の一種で、体内で炎症が起きたり組織細胞に障害が起こるとこのたんぱく質が増えていく為、感染症やいろいろな炎症性疾患が疑われるそうです。

かかりつけ医は、「薬(抗生剤?)で対応しましょう」とのことだったようなのですが、施設の看護師さんは「別の規模の大きな病院で詳しく検査してもらう方がいいのではないかと思うが、施設の判断でかかりつけ医にそのように伝えることはできない。ご家族の意向としてはどうでしょうか」ということでした。

私、「検査してください」と即答。

ただ、私が風邪をひいており立ち会って母に接することができなかったので、受診の際は施設の看護師さんと職員さんに対応をお願いしました。

その後、施設からかかりつけ医に家族の意向として別病院での受診を伝えてもらい、その日の午後に救急車で、昨年、誤嚥性肺炎で入院した病院へ向かうことになりました。

検査の結果、即、入院。

後で調べたのですが、CRPが10mg/dL超の場合、入院を検討するレベルのようです。

施設の看護師さんからの提言に従って、受診して本当に良かったです。

(ちなみに、かかりつけ医の判断、それに対する施設の看護師さんからの別病院での検査の提言、その結果即入院、と全て、昨年の入院時と同じ流れです)

病院から、現状の説明をしたいので「明日来られますか?」と聞かれたので、治りかけではあるが風邪をひいている旨を伝えたところ、母には面会せず説明のみ聞きに行くことになりました。

入院2日目、主治医からの説明聞いて、やや安心

翌日の朝、「熱もないし、鼻水はグシュグシュ気味だけど、母に直接会わず医師の説明を聞くだけなら大丈夫そう」と思うレベルで、病院に向かいます。

約束の時間に病院に着き、主治医からの説明を聞きます。

  • CRPが10mg/dL超ということから、どこかに炎症が起こっていると考えられた
  • レントゲンを撮ったところ肺に影があり、肺炎をおこしており、それが原因と思われる
  • 抗生剤で対応して治療する
  • 2~3週間程度はかかるのではないか

とのことでした。

これを聞いた私の正直な心情は、「思ったより重症ではなさそうで、ひとまず良かった」というもの。

ぶっちゃけ、もっと重篤な状態も覚悟していたので、「2~3週間で退院できるのなら、よかった・・・・」と思ったのですが、一方で「そんなにすんなり行くのかなぁ・・・・」という不安も心のどこかにありました。

主治医からの説明の後、看護師長さんが気を使ってくださり、病室の入口からベッドに横たわる母の様子を見せてくれました。

その際、看護師長さんからの問いかけに母が反応していたので、ほんの少し安心しました。

入院3日目、3月26日木曜日

翌日は私の予定では風邪が治っているはずだったのですが、残念ながら風邪の治りがあまり進まず、面会を断念。

ひとりで出かけるぶんには大丈夫なのですが、入院中の母に会うのははばかられる・・・・

最初に買った薬がなくなってしまったので、「明日にはなにがなんでも風邪を治しておかねば!」と、もう一度薬局へ同じ風邪薬を買いに走りました。

「どうか、明日は面会ができるくらいに風邪が治りますように!」と、神様にもお願いします。

入院4日目、3月27日金曜日

2巡目の薬の効果もあってか、その次の日にはかなり良くなり、面会に行くことができました。

施設で嘔吐しそうになってから栄養剤の注入を中止して5日、点滴だけになっているので弱々しい感じではあるものの、どこかが痛い、しんどい、ということはないらしく、私の問いかけにも反応があり、ちょっとホッとします。

入院5日目、最初の週末3月28日土曜日

血液検査の結果、CRPの数値が2mg/dLまで下がったので、来週から栄養剤の注入を再開するのこと。

よかったぁ!

CRPの数値が下がり、栄養剤の注入も再開するとのことで、回復の方向には向かっているらしいものの、私としてはまだこの先何があるかわからないと思っていたので、とにかくこれから毎日面会に行くことにします。

JRで通うため、1ヶ月の定期も買いました。

入院6日目、3月29日日曜日

日・祝日は面会不可のため、たまっていた家事や雑用をかたづけることにします。

ちなみに、入院した病院は自宅からドアツードアで、片道2時間半くらいかかります。

大体お昼前11時半くらいに出て2時に着いて30分くらい面会し、そこからまた2時間半かけて、自宅に着くのが5時くらい。

これから退院まで(とりあえずまずは1カ月)はこれを月曜から土曜まで続けるので、面会優先の生活スタイルにするべく、それまでの生活のルーティンを若干変更することにします。

  • 4月は乗馬クラブを休会
  • (面会から帰宅して走る元気がないので)週2回の夕方1時間のランニングを母が退院するまでお休み
  • 週1回の腰痛のリハビリも、時間によってはお休みする
  • まとめて1時間やっていたピアノの練習は、出かける前に必ず30分、帰宅後暗くなる前にもう30分に変更

という感じで、ひとまず来週からこのスタイルで進めます。

入院7日目、3月30日月曜日

この日の昼から栄養剤の注入を開始。

看護師さんから、「来週主治医から病状の説明をしたいのですが、何日が都合よいですか?」と聞かれ、1週間後の4月6日に説明を聞くことになりました。

看護師さんが言うには、「CRPの数値が下がり栄養剤の注入も再開し、回復に向かう傾向があることの説明らしく、さらに状態が良くなっていれば、退院の時期も予測できる」とのことでした。

これを聞いてうれしかったものの、「本当にそんなにすんなり退院できるのか?」という不安もありました。

入院翌日の主治医からの説明の際も、「2~3週間くらいでしょう」と言われても100%信じることができなかった私。

この時も看護師さんからの言葉を聞いてもそれは同じで、心のどこかで不安を感じていました。

1ヶ月分買った定期が無駄になるくらい早く退院できればいいけど・・・・

言い方を変えると、「100%信じてもし何かあった時にくじけそうになるのが嫌だから、最低限の覚悟をしておく方がいい」と自分で自分に言い聞かせていたのかもしれません。

入院8日目、3月31日火曜日

この日もいつもどおりいつもの時間に面会。

最初は落ち着いていたのですが、途中から何度かむせるような様子が見られ、その後嘔吐しそうになりました。

急いでナースコールを押し、看護師さんに来てもらいました。

「嘔吐しそうで、苦しそうなんです」ととりあえず伝えたものの、説明するまでもなく、母の様子を見ればそれは明らかです。

看護師さんがすぐにタオルや洗面器などを用意してくれます。

母の様子からすると、実際に口の中に嘔吐物がたまっているのに口を閉じたままでそれが吐き出せていないように見えました。

看護師さんが、「吐いて大丈夫ですよ」と声かけするものの、母はなぜか口を閉じたままで苦しそうにするだけ。

看護師さんが「吸引します」と言って、すぐに吸引の準備をします。

私はカーテンの外に出て待つことに。

吸引する時の音って聞いたことありますか?

私はそれまでにも何度か聞いたことがあったのですが、ポンコツの掃除機が必死で吸い込んでホースに何かつまりかけたような、けっこう強烈な音がするんですよ。

痰を吸引する時なんて、喉のあたりまでチューブを入れて吸引するので本人はすごく苦しいみたいなんですよね。

この時の母の場合は、口の中の嘔吐物を吸引するだけなので、そこまでの苦痛はなかったとは思いますが、それでも、あの強烈な音で吸引されているのかと思うと、家族としては胸がつまります。

ほどなくして吸引は終わり、その後吐き気もおさまってきたようでした。

ただ、本人はちょっとしんどそうだったので、私がいても逆に気になるかと思い、その後少ししてから病院を後にしました。

病院からの帰り道、「やっぱり、何事もなくすんなり行くはずなかったなぁ・・・・」と思うことしきり。

家に着いても「嘔吐ってことは、入院前と同じ症状なわけで、それって、良くなっていないのでは?」と、ネガティブな方にばかり考えてしまう。

一方で、「考えても仕方ない!明日も面会に行くんだから、しっかり状態を看護師さんに聞いてみよう」と自分で自分に言い聞かせます。

入院9日目、4月1日水曜日

翌日、「あれから大丈夫だっただろうか?、苦しくてもそれが伝えられずにいたのではないか?」と気をもみながら病院に向かいます。

病院に着き、エレベーターで母の病室のフロアに行き、病室に入り、恐る恐るカーテンを開け母の顔を見てみると、落ち着いた様子です。

少なくとも、しんどそうとか、どこか具合が悪そうな感じには見えません。

本人に「体調はどう?どこかしんどいところはない?」と聞いても、反応は薄いのですが、目もしっかり開いていて落ち着いた感じです。

看護師さんが、胃ろうの注入のチェックに来られた際に、午前中の様子を聞いてみると、「嘔吐もなく今日は落ち着いておられますよ」とのこと。

はぁ~、よかった・・・・

嘔吐しそうになったことで、入院前の状態に戻ったのかと心配しましたが、一過性のものだったみたいです。

「数日前の主治医や看護師さんの説明も100%信じられず、どこか不安を感じたのは、この嘔吐のことだったのかもしれない。でも、もしそうなら、一応収まったのだからきっと大丈夫。ここからは退院に向かって少しづつ回復していくはず」

と思ったのです、この時は・・・・

(この後まだ続きがあり長くなりそうなので、今回はいったんここで終了です)