コロナの影響で本来の時期にやれていなかった父の七回忌、先日、無事に終えることができました。
準備諸々
身内だけでやるので、こじんまりした法要ではあるのですが、まぁ一応最低限の準備はしなくてはなりません。
お花やお供え、お布施、客用ざぶとん、お返しの準備、その他細々したものの購入などなど。
その他に、お坊さんが家に来るわけなので、それなりに家の中と外を他人に見られてもそこそこ恥ずかしくない状態にしておかなければなりません。
家の外は、ガレージの掃除(住職の原付バイクを停めるので)、家の前の道路と門扉の掃除、庭の雑草とりと芝生刈り、玄関まわりの掃除など。
家の中は、法要をする和室二間の掃除(掃除機+ぞうきんがけ)床の間と仏壇の掃除、クーラーと扇風機の掃除、客用ざぶとんを干す、などなど。
この他にも細かい準備がたくさん。
忘れるといけないので、準備することを掃除、買う物などのグループに分け、それぞれのグループの中でやることを細かくリストアップ。
そして、それぞれいつやるか日付を割り振り、決めたとおりにタスクを終了していくという、会社員時代のプロジェクト管理のように進めていきます(笑)。
私の経験上、このやり方が一番もれなく予定通りにでき、効率が良いのです。
よりによって!
で、それほど大きな遅れもモレもなくまぁまぁ予定通りに進めることができ、あとは当日を迎えるばかりとなりました。
そして迎えた当日の朝、法要は11時からなので、比較的ゆっくりできます。
一応、最後にもう一度、法要をする和室二間に粗相がないか点検していたら、仏壇のない方の和室に座卓があるのですが、その座卓の上に何か4~5cmくらいのひもみたいなものが。
最近変えた遠近両用のコンタクトレンズ、イマイチ近くが見えにくく、最初何かわからず、糸くずか何かかと思って近づいてみたら、なんと、足がたくさんある虫(ムカデに似たもう少し小さいやつ)でした!
後でネットで調べたら、「ゲジゲジ」(正式名称は「ゲジ」)でした。
このゲジゲジ、毎年夏になると我が家に出現するのですが、今年は酷暑のせいか(?)1匹も見てませんでした。
それがよりによって、父の七回忌の日に現れるなんて!
すぐに何重にもしたティッシュでつかみ、ビニール袋に入れて口を固く結び処分しましたが、「1匹しかいないはずがない」と不安がよぎります。
現れたのが仏壇のない方の部屋とはいえ、仏壇のある(法要をする)部屋にいつなんどき現れないとも限りません。
万が一、住職がお経を唱えている時にゲジゲジが出てきたら!
そしてそれを住職に見られてしまったら!
マズイ、それは絶対にマズイ!
せっかくここまで、いつもはしない掃除やかたづけをして準備してきたのに、全て水の泡!
はぁ~、なんで今日に限って出て来るんだよ、ゲジゲジのやつめ!
と言ってもどうにもならず、部屋の隅や押入れの中など、やつらが潜んでいそうな所をもう一度入念に点検。
それ以外に私にできるのは、法要の最中にやつらが現れないことをただただ願うだけ。
無事終わって父に報告
しばらくして住職が到着、法要が始まります。
住職のお経を聞きながら、神妙な気持ちに浸りきれず、心のどこかで「どうかゲジゲジが出て来ませんように!」とハラハラしながら願っている私。
数十分後お経が終わり、その後少しお話し、1時間弱ほどで住職が帰られました。
なんとかゲジゲジは現れず、無事に法要は終了。
はぁ~、ゲジゲジ出てこなくてよかったわぁ。
あとは身内だけなので、どんなに大きなゲジゲジが何匹現れても笑い話ですみますから。
築約50年の古い戸建の我が実家、夏は家の中にいろんな虫が現れます。
「古い戸建あるある」ですよね(笑)。
ゲジゲジも毎年出現し、私一人なら「(それほど大きいものでなければ)またか」と慣れっこなのですが、他人が家に来るとなれば話しは別。
それも、父の七回忌、お坊さんが来る日に出てきたとなると、正直、気が気じゃありませんでした(汗)。
「父よ、延期していた七回忌、ゲジゲジも出現せず、なんとか無事に終わりましたぞ」と仏壇の父に報告。
はぁ~、ほんと、とりあえず無事に終わって良かったわぁ。
やれやれ(笑)。