私はもともと政治に関しては、とりあえず選挙にだけは最低限行くという、あまり興味も知識もないタイプでした。
政治に興味を持ち始めたきっかけは・・・
それが、最近、興味を持ち始めるようになりました。
きっかけは、ちょうど1年前の7月の東京都知事選、そしてその後の9月の自民党総裁選と10月の衆議院選挙です。
その時の記事「東京都知事選の結果に感じたこと」はこちら
その時の記事「自民党総裁選終わり、感じること」はこちら
その時の記事「10月27日、衆議院選の結果ともうひとつ気になってたのは・・・」はこちら
以前からテレビはほとんど見ないのですが、それからは、ユーチューブなどで政治関連の動画をよく見るようになりました。
そして今年に入ってからは、6月の東京都議選。
東京都民でもないのに、「もしかして東京が変わるのでは?」とちょっぴり期待していました。
ですが、結果は都民ファーストが最大議席を占める結果となり、やっぱり現職の小池さんの支持は高いんだなぁと思ったりして。
個人的には再生の道の候補者の方が、一人でも二人でも当選すれば、少しずつ変わっていくんではないかと思っていましたが・・・・
その時の記事「再生の道の東京都議選と参議院選参戦にワクワク!」はこちら
参議院選、選挙期間真っただ中
そして、今は参議院選挙期間の真っ最中です。
政治に興味を持つようになったとはいえ、経済、税制、社会保障、教育、外交、安全保障など、まだまだ、それぞれの政策について知らないことばかりの素人です(苦笑)
そんな私が選挙の際に参考にするのは、各政党の比較サイト。
JAPAN CHOICEというサイトでは、各政党の政策を各項目ごとに比較してあり、それぞれの政策を大まかに把握するのに便利です。
ただ、国政政党しか扱っていないので、新しく設立された政治団体については情報が掲載されていません。
なので、正確な意味で全ての選択肢を把握した上で選ぶことはできませんねぇ。
NHKのサイトは、国政政党ではない政党も扱われ、各政策ごとに合計14の政党がアンケート形式で答えるスタイルになっていて、なかなか見やすいです。
そして、自分の意見と近い政党や候補者がわかるボートマッチという機能もありました。
また、選挙ドットコムのサイトでは、NHKで掲載されている政治団体にさらに2団体(日本誠真会、日本改革党)と無所属連合が加わり、計17団体が掲載されています。
こちらのサイトでも3党まで選んで各政策ごとに比較することができます。
さらに、NHKと同じように、投票マッチングというページでは、20問または簡単にやりたい場合は5問の質問に答えることで、自分の意見と近い政党を提示してくれる機能もあります。
そして、その結果が表示されるページに、直近での集計結果のグラフがありました。
7月15日14時時点の集計の結果はこんな感じでした。

出典:選挙ドットコム (注!全ての質問に答えた結果を表示したページに、集計結果のグラフが表示されます)
なんと、7月15日14時時点の集計結果は、最も多いのが公明党の19%、次はチームみらいの16%、日本保守党の10%と続き、あとは一桁%。
自民党が2%と低いのはわかりますが、公明党がトップの19%というのは意外でした。
1時間ごとに更新されるので、また数日後に見てみようと思います。
これまでは、国民民主党推し
さて、私が個人的に推していたのは、昨年の衆議院選挙からこの春までは、国民民主党でした。
やっぱり、「103万円の壁」のインパクトは強かったし、玉木さんや榛葉さんの人柄も好感を持てたからです。
玉木さんの不倫問題は気にはなりましたけど、それは家庭内で解決してもらい、それよりも103万円の壁をなんとかしてもらうことの方が大事だと思ってました。
ですが、その考えが変わったのが、国民民主党が山尾志桜里さんを候補者として公認予定としたこと。
案の定、世間から大バッシング、山尾さんが記者会見を開くも本筋の質問には一切答えず、結局再炎上、最後は公認を取り消すという始末。
山尾さんご本人については言うまでもありませんが、こういう人を公認とすることを世間がどう判断するかということが予測できない玉木さん、榛葉さんのこともちょっと理解できなくなりましたね。
「103万円の壁」という、いかにも庶民の生活に寄り添っているようなキャッチフレーズですが、「この人達、本当は一般庶民の感覚からかなりズレてるんじゃないのでは?」と思ったんです。
おそらく、
- 前回の衆議院選で31議席取ったのに、28人しか候補者がおらず、3議席を他党に譲ったことから、今回は絶対にそういうことを避けて党を大きくしたい
- やる気はあっても無名の候補者ばかりでなく、知名度のある候補者も立てたい
という思いがあったのだとは思いますが、それでもいくらなんでも山尾さんは違うと思いませんか?
まぁ、国民民主党の政策自体には共感できる部分も今もそれなりにあるのですが、正直なところ、玉木さんや榛葉さんへの信頼度はかなり冷めました。
若く、新しい力
一方で、今回新しい政党として注目しているのは、石丸さん率いる「再生の道」と安野さん率いる「チームみらい」です。
石丸さんも安野さんも去年の東京都知事選に立候補されていて、石丸さんはそれまでの安芸高田市長の時代から一定の知名度があり、安野さんについては、全くの無名から東京都知事選で15満票を取り、その名が世間に広まりましたね。
石丸さんの「再生の道」に関しては、6月の東京都議選にも公募で候補者を集め、42人を擁立。
残念ながら当選者はいませんでしたが、国民の政治への参加という側面で新しい切り口を提示されたと思います。
安野さんはAI研究の第一人者で、「チームみらい」は、そのAIを始めとするテクノロジーで政治と未来を良くすることを目指す新党だとおっしゃっています。
こちらも全く新しい切り口ですよね。
どちらも旧態然とした今の永田町の政治家達とは対極にある、といってもいいほどの異なる考え方、アプローチの新しい政党であることは間違いありません。
ただ、新しいということだけでなく、具体的な、経済、税制、社会保障、教育、外交、安全保障などのそれぞれの政策に関してはきちんと見極めなくてはいけませんが、もう、与党の自公や立憲民主党など、いわゆるこれまでの昭和世代の政治家達では何も変わらないと思います。
いや、変わらないどころか、後退していくだけのような気すらします。
若く新しい力がすぐに成果を出すのは難しいかもしれませんが、少なくとも、「このまま何も変わらないことだけは絶対に避けたい」と強く感じています。
選挙にいきましょうぞ!
7年前の56歳で会社を辞め、今年で63歳。
初めて社会人になった20代前半から63歳の今までの約40年間、やりたいと思ったことはほぼ全てやって来た、そのことに満足しています。
そして、自分のこれからの老後の生活の基本となるのは、健康、お金、友人の3つで、それらがなんとかなれば、「つつましくも楽しい人生が送れる」と考えています。
この3つの中で政治に関係するのは、お金です。
国の経済の動向、税金や社会保険料などの政策は、我々国民の生活に即影響しますから。
その意味で、それらの国の政策によって自分の生活が大きく左右されたり、困窮することのないよう、資産運用や節約など、自分なりに考え、実行しています。
特に数年前まで、政治にほとんど興味のなかった私は、「国に頼らなくても自立して生活していかなきゃ」とずっと思っていました。
それは今も変わらないのですが、一方で、最近こんなこともよく思います。
リタイヤしてあとはのんびり暮らせればいい63歳の私は、これまでやりたいことをやってきてそれなりに満足し、この先の老後の生活もなんとかなりそうと思っていても、「これからまさに人生の大イベント、就職や結婚、子育てを迎える若い世代、さらに子ども達にとっては?果たしてこのままの日本でいいのか?」ということ。
彼らにとっても、私がそうしてきたように、「これからの日本が、自分の思う生き方が選択できる自由な国であってほしい」と思うようになったんです。
私には子どもはいませんが、甥っ子に子どもが生まれたことが影響しているのかもしれません。
その時の記事「こんにちは!25年ぶりにやってきた赤ちゃん」はこちら
2025年という時代に生まれた彼女が、生きやすく、やりたいことにチャレンジできて、がんばれば報われる社会であってほしい。
そして、はるか先のことですが、彼女が私の年齢になった時、「がんばってよかった」「満足している」と思える人生を送ってほしいのです。
そのために63歳の私ができることはほんのわずかですが、少なくとも、選挙にしっかり誠実に向き合うこと、とても大切だと最近よく感じるんです。
失われた30年、止まっていた日本が動き出すかもしれません。
月並みですが、選挙に行きましょうぞ、皆さん!